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疑問や謎

作者: たらこ

人の作品を読んでいて、ふと疑問持ったことをつらつらと書いただけ。

誰かの作品をけなそうとかそういう意図は有りません。

小説を読んでいて「あれ?この表現おかしくね?」とか思ったことを書いていこうかと思う。

ファンタジーに現実持ち込むなと言われればまさしくその通りなのですが気になったもので。


〇距離や時間の話

・「あっちに森が見えるだろう?」

目線の高さが170cmで、地球と同じ直径の星の上だった場合の

水平線/地平線までの距離は約4.6kmだそうです。

森なら水平線よりは上に出ているでしょうけれど、それでも目視で森とわかる距離なら

そんなに変わらないと思います。

私自身が適当に歩いて1時間で5kmほど移動できます。

「街から見える距離の森」まで半日~1日って事は無いかと。


・「街から徒歩で半日程度の森に行って何かしら採取して夕方帰ってくる」

片道半日なら往復で1日だよね?

採取する時間無くない?

明るくなってから目覚めて準備して朝食とって街から出ると往復すらできなくない?


・「徒歩で一週間かかる所へステータスに物を言わせて半日で到達」

一日8時間×5km×7日=280k

4時間で280km=時速70km

舗装されていない道を2足歩行で時速70km

早っ!


・「ダンジョンの第〇層まで行って帰ってきた(日帰り)」

先にも書いた通り一時間で5kほど移動できます。

ただし平地を何も警戒せずに歩いた場合。

観光地として足場が整地された風穴とかに行くと200mのコースに15分ほどかかります。

1時間で800m、足場整えられてても1kmも進めないんですね。

行きは探索、帰りは迷わずまっすぐ帰ったとして、かかる時間は3:1位でしょうか?

朝まだ暗いうちから出かけて夕方薄暗くなったころに出てきた場合

活動可能な時間は長く見積もって10時間程度、4分の1は帰りの移動と考えて

更に警戒しながら歩いた場合は1時間で500mも移動できればいい方でしょうか。

行きで1.5km程度ですね。

ダンジョンってちょっと大きめの遊園地程度の広さなんでしょうか?

日帰りするような場所ではないと思います。


・「魔法でチャチャっと村を囲む壁を作りました。高さ100mです。」

高さ100mって30階建てのビルくらいですよね?

そんなに必要?

日陰になる範囲とか考えるとむしろ邪魔だよね。土壁だと外見えないし。

風の流れも変わるから多少の気候変動(雨の降る時期が変わる)とか周囲の環境

に大きな影響が出ると思う。

ビル風みたいなのがしょっちゅう吹くから壁の周囲には草木が生えなくなるだろうし、

っていうかビルみたいな単体で立っている物でも突風が吹くなら、

より幅のある壁なんてあったらどうなってしまうのだろうか?

壁の内側に吹いた風で内部がミキサー状態になってチート持ち以外全滅したりして。

壁の強度は気にならないのか? 魔法ですし、厚さが2㎜だったとしても気にならんよ


・「鉱山に行って宝石(鉱石)を掘り出してきました。(超高額)で売れたぜ!やった!」

原石そのものはそれほど高額にはなりません。

カッティングされた宝石は鉱山から直接産出しません。

鉱石は精製しないと使い物になりません。

ん?ファンタジーだから直接産出するのか?


〇能力 とか

・透明になれる○○!(アイテム・能力)

透明になっても視認はできる。

空気はほぼ無色、水やガラスは透明。

透明とは「透明と名の色」であると誰かが言っていました。

ガラスは見えないじゃん!という人がいるかもしれませんが

ガラスを視認できないのはいくつか条件があります。

1、凹凸のほぼない板ガラスであること

2、視線が板ガラスに対してほぼ垂直であること

3、板ガラスのフチが窓枠や壁などで隠されていること

ガラスの彫刻とか目視できるでしょ?

というわけで「視認されても認識されない」か「姿を消す(具体的な方法を明記しない)」にした方がいいと思う。


・探知系の能力で、周囲○○mの生き物すべて把握できる!

「どっちの方角に距離いくつでどのくらいの大きさの物がある」程度でもきついと思うけれど

「方角も距離もわかるし、その生き物の種類から姿、向いてる方向までばっちり」なんて普通の脳で処理しきれるのでしょうか?

「処理の補助も含めて能力だ」でも良いんですが、視界に入ってきた文字全て一瞬で読み取って理解できるような人でない限り活用は無理じゃ無いか?


・探知能力で素材になるものがどこにあるかわかる!

ゲーム系の話ならいいけれど、異世界系の話だと無理がある。

ゲーム系なら素材になる物ならない物がシステム上区別されているけれど

異世界系だとその場に存在するほぼ全ての物が何かしらの素材になるから目で見てるのと変わらないのではないか。

落ち葉だって腐葉土になるし砂や小石だって建材になる。

この時点で地中にあるものすべて探知に引っかかる。

それこそ空気以外は何かしらの素材にできるだろうから(強度や効果はさておき)

目に見えるものすべてに追加で情報が入ってくるだけ・・・じゃないな、

能力の範囲内にあるものすべての情報が入ってくることになる。

土の中に何か埋まっていたとしても、その埋まっている物の情報が周りの土の情報に埋まってしまうから結局見えてない物は見えないんじゃないかな?


・鑑定能力でこの素材から何ができるかわかっちゃうぜ!

逆ならいい、「鑑定でこの○○(道具・料理など)の材料から作成手順までわかっちゃう」ならまだいい。

「素材を鑑定するとこの素材を使って何を作れるかわかる」は無理

世の中にある、ごく一部にでも鉄が使われている製品を考えてほしい。

それこそほぼ全てだ。

スマホもそう、パソコンもそう、車も電車も飛行機も水筒も弁当箱も椅子も机も棚も家もビルも靴も服も帽子も…

ネジや金具が一つでも使われていればそれは鑑定結果の一覧に乗るからだ。

水を鑑定すれば緑茶紅茶烏龍茶珈琲に始まり世の中に存在するほぼすべての飲料名に料理名、薬品

それこそ数えきれない情報量だ、先に挙げた探知能力なんて比べ物にならないほどの情報が入ってくる。

その中から目当ての情報を探すのはちょっと無理があるよね。

「あれの名前なんだっけ?あれだよあれ、硬い奴」と言われて相手の求めている物を当てるのと同じ難易度です。


・筋力(能力)が〇倍になる!

慣れれば日常生活も問題ないと思うけど、「レベルが一度に○○もあがって能力が〇倍になった」

自分の筋力がいきなり10倍とかになったらどうなるか。

布をちり紙と同じ感覚で引き裂けるようになると思ってもらうと良いかも。

というわけでティッシュペーパーをつなぎ合わせて服を作り、着てみましょう。

破かずに着たり脱いだり走り回ったりできればあなたは異世界でレベルアップしても真っ裸になることは無いでしょう。


〇ことわざや慣用句

・一石二鳥=一つの石を投げて2羽の鳥を仕留めた、これはあるかもしれません。

・背水の陣=水を背にして撤退できないようにして戦う、これもあるかもしれません。

・水臭い=盃洗という文化から生まれた。(諸説あり)

    俺たちの間で盃を洗う必要なんてないぜ=病気とかないって知ってるだろ?

    盃やコップを使いまわす文化があるならあるかも?

・しのぎを削る=刀のしのぎと呼ばれる部分が削れるほどの切り合いを続けること

    しのぎ=鎬=日本刀の刃と峰の間の辺り

    日本刀が一般的に存在しない世界だと鎬という単語自体が普及していないので相手に伝わらないと思われる。

・峰打ち=刀の峰の部分で打つこと

    峰があるのは日本刀なので、上記と同じく日本刀が一般的に存在しない場合は

    剣の側面で打つ「平打ち」となる。

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