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030軒:アガルタの街の四ギルド

――俺は坑道整備計画のプレゼン資料を作り疲れて眠ってしまった。

 目覚めると既に日が昇り、今日はリヴィーナに頼んで取ってもらったアポイントでプレゼンだ。


 酒場で朝食にテールスープのリゾットを作ってもらい体力を回復させつつ、資料の木の板はアーチェに持ってもらいリヴィーナと3人で鍛冶師ギルドへと向う。

 俺は左腕を隠す為に漂白されたマントを羽織っているが、ボロボロになってしまったのでそろそろ新調した方が良さそうだな……


 太陽が中天少し前ぐらいまできたところで俺達3人は鍛冶師ギルドへ足を踏み入れた。

そこでは、正面のカウンターにはナーリ・ミョズヴィルが受付をしていた。

ナーリはティルと幼馴染で、俺達とも一度仕事が終わって一緒に飲んだ事がある間柄だ。



「これはミナトさんこんにちは。話は伺っています。

皆様お見えになってますのでご案内しますね」

「皆様? リヴィーナは誰に声を掛けたんだ?」

「私がアポをとったのは、こちらのギルド長のドゥヴィールさんだけかしら」


「えぇっと……ギルド長が冒険者ギルド、商業ギルド、魔導士ギルドにも声を掛けたみたいですよ……」

「なるほど、話が早くて助かるが少しプレッシャーが増したな」

「ボクも緊張してきたのん……そう言えば話して無かったけど、ミナトとティルが坑道で落ちてた時に冒険者ギルドにも捜索をお願いしたりしたのん……結局ミナト達は自力で上まで戻ってきたけど……」


……となると、冒険者ギルドで捜索を、魔導士ギルドの魔導術士による回復系魔法を使ってもらってたのでお礼を言わなければ。


「マスター、ミナトさん達がお見えになりました」

 今日は溶鉱炉部屋ではなく2階に上がった応接室だった。


「ああ、入ってくれ」

ナーリが扉をノックして部屋に案内される。


「まだ体が辛いと思うがよく来てくれた。まずはこちらを紹介させてくれ」

 

「冒険者ギルドでギルドマスターをさせてもらってるアヴァル・ガルドールだ」

「商業ギルド会計のモーズグ・レイグです。本日はギルドマスターが来れず代理で私が」

「オフィールの魔導士ギルドから派遣されてきています。一応ギルドマスターのシリスカ・ロギですわ」


「各ギルドのみなさんには、探索に回復にと大変お世話になりました」

「いや、助けに行く力になれなくてすまなかったな」

「私の回復魔法では力が足りず情けなく思ってるわ」

 冒険者ギルドマスターと魔導士ギルドの女性から見舞いの言葉をもらった。


「そう言えば、ロギと言うとたしかオフィールのギルドマスターと同じ名前なのですね?」

「ハイ、オフィールの魔導士ギルドマスターは父ですので」

 プラチナシルバーのストレートロングな髪に、赤い眼鏡がよく似合っているシリスカさんはギルドマスターの娘さんだった。


「それで、リヴィーナ君からは、坑道のウーツ鉱石採掘エリアについて話があると聞いているが、どういった事かな?」

「その件についてですが、資料として木の板にまとめて来ましたので、それを見ながら説明したいと思います。アーチェ出してくれるかな」

「了解なのん、よいしょっと」

 アーチェは魔法の倉庫(マジック・ストレージ)の中から3枚の木の板を取り出し、各ギルドの代表に見えるように机から少し離れた位置に置く。


「「「ほほう……」」」

「これはなかなかの資料ですね。今まで見た事ない描き方ですが様子が伝わってきます」

「こちらを参照しながら順番に説明して行きたいと思います」


 ミナトは螺旋階段エリアの補強と輸送計画について説明していった。


「今後の事故防止に、深さ220mからの輸送手段はこちらとしても悩みの種だった。

是非ともお願いしたところだが……」

「今回のウーツ鉱石採掘に関して、商業ギルドとしても街の発展の為、全面的にバックアップさせて頂きたいと思ってますよ」

「トロッコと言うのは作った事が無いが、あとで詳細な図面か何か貰えるかね」

「まだ詳細な図面は描いてませんが、とりあえずスケッチを記載してるこちらの木の板は置いて行きますね」

 鍛冶師ギルドがトロッコにとても興味を示して貰えている。


「魔導士ギルドとしても手伝える事があれば助力は惜しみませんよ」

「冒険者ギルドでも最近低級任務なかったので助かるよ」

「四ギルドの賛成が得られた事で、螺旋階段エリア補強計画は進めるとしよう」


「それで、先日ティル君が筋電魔導義肢アーティフィシャルメイルの相談に来ていたが……」

「それなら冒険者ギルドでラスコヴニクの実の採取依頼が受注されて、今頃B級冒険者が向かっているぞ」

「魔導士ギルドでもエーテル繊維の増量願いが来てましたね」

「ティルが……」


「ミナト君が大丈夫なら、この後少し体を採寸させてもらおうかと思うがどうかね?」

「俺は大丈夫ですのでお願いします」

「それでは会合はこれで解散と言う事で大丈夫かな。

商業ギルド、魔導士ギルド、冒険者ギルドそれぞれ時間と取らせて非常に助かった」

「皆さんありがとう御座いました」


 こうしてミナトのプレゼンは無事終わり、体の計測を済ませ宿に戻るのだった。


アヴァル・ガルドール

51歳 / 身長154cm / 体重70kg

ドワーフ / アガルタ冒険者ギルドマスター



モーズグ・レイグ

48歳 / 身長157cm / 体重72kg

ドワーフ / 商業ギルドの会計



シリスカ・ロギ

22歳 / 身長163cm / 体重52kg

アガルタ魔導士ギルド駐在員ギルドマスター / 上級魔導術士

グノム・ロギの娘

プラチナシルバーのストレートロングな髪に赤い眼鏡

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