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ゾンビ化した君と夜の世界を廻る  作者: 中川謳歌
第1章

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私でも行けるかな?中級ダンジョン

「ハンテさん、おすすめのダンジョンってありますか?」


朝から冒険者ギルドに行き、ハンテさんにダンジョンの事について聞くことにした。昨日からの経緯を話す。攻撃でマジカル弾を使用すること。そのボールにお金がかかる事。きっと、初級クラスのダンジョンは赤字になってしまう。


「それでしたらこの 中級ダンジョンの大昔の旧王家の墓はどうですか?これは入場料銅貨10枚ですが、王国が管理していますので何かあったら駆けつけてくれますよ」


「親切ですね」


緊急時に駆けつけてくれるのはありがたい


「旧王家の墓の調査が難航していて。まだ見つかってないお墓やお宝があるみたいで王国が開放しているんですよ。新しいフロアや王家のお墓を発見すると情報料やお宝を見つけるとそれなりの金額で買い取ってくれてかなりの額みたいですよ」


ハンテさんはこの町から大昔の旧王家の墓までの地図を渡してくれた。ここからだと歩いてそう遠くない。


早速、ダンジョンに行くまでの準備をした。保存食 、水、魔力が尽きた時のための薬草を購入し、軽さの付与がかかったバッグに入れた。明日は早く起きて町を出よう。夕食を食べ早めに床についた。


ーーーーーーーーー

ーーーーーーー

ーーーー


空が少し明るくなった頃に目が覚めた。ダンジョンに行くため、魔法のロープに着替える。外に出ると歩く人は少なく、町は静寂に包まれていた。


「今からお出かけかい?」


町の外に出ようとすると門番の男性に声をかけられた。


「はい。ダンジョンに行こうと思っています」


「おお!そうかい。女性一人は危険だから気をつけるんだよ」


門番の人に頭を下げ町を一歩出ると、 広大な草原が広がっていた。地図を広げながら歩く。休憩を取りながら進み 、川を見つければ水分補給と竹の筒に水を入れていく。


時折、モンスターと出会ったが襲ってくるモンスターにはガードの魔法を唱え、自分に魔法の結界を張る。かなり格下のモンスターなので攻撃してきてもカードに弾き飛ばされ、ダメージは0。何もなかったように歩いていると、 モンスターは疲れたのだろう。追って来なくなった。再度 モンスターがやってきたので ガードの魔法をかけながらダガーナイフで攻撃してみるがかすりもしない。やはり刃物での攻撃センスはないようだ。


歩いて行くと遠くに石造りの歴史ある建物が見えてきた。入り口は2箇所あり、観光用とダンジョン用。観光用は昔王家で使われてきた王家の棺や調度品などの歴史資料館。日が昇った今は観光客らしき人がちらほら 見かけた。


「ダンジョンの挑戦したいのですが」


ダンジョン用入り口に立つ男性に話しかける。


「ダンジョンの挑戦ですね。銅貨10枚になります」


お金を払うと、注意事項の紙と緑色のボタンを手渡された。


「このボタンは危険が迫っている時に五秒ほど強く押してください。 我々が駆けつけますので、気兼ねなく押してください 。あとこの紙は注意事項になります 。違反をした場合、罰金になります」


注意事項に目を通すと、いくつかの項目が書かれていた。ダンジョン内にゴミを捨てない 。爆発の呪文や道具の使用の禁止など色々あった。この注意事項ではマジカル弾の爆発は使えそうにない。


「ダンジョンの最奥に棺があります 。その中に木札を入れていますので、持ち帰られますと、入場料半額をお返しします」


これは木札を持って帰らなければ!




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