英雄 桃太郎
暇つぶしに書いた大人向け桃太郎です
ドロドロをお楽しみに
注意 原作改変あり
ある寂れた小屋と呼べる家に住む日本人なら誰でも知るあの英雄のお話
鬼を退治桃太郎の次なる敵は人々だ
鬼を退治した桃太郎はお国から報酬を貰ったそしてまた次は悪者退治を依頼された桃太郎はこの依頼を受けたそうこの決断がだめだったのだ
桃太郎は戦場に駆り出された最初こそ同情しなかなか殺さなかっただが何回も殺すともう罪悪感も無くなり無心で人々を殺戮しすべてを返り血で染めん勢いだったそしていつしか敵を殲滅させた桃太郎は国に戻った
だが桃太郎への迎えは無かった何故か桃太郎はいつしか「血濡れ桃」と呼ばれ味方である民ですら怖がる鬼へとなっていたそんな桃太郎は生まれ育った村へと戻った親と言う希望を探しにだがしかしそんな期待は入り口でもう無くなった
入り口にあったオブジェだと思っていた物は桃太郎の両親そのものだったやつれて痩せミイラ化している両親が貼り付けにされているその辺の家の扉を蹴り破りその中の住民を引きづり殴り理由を吐かせた
村の内外で桃太郎のことでもうすでに村八分にされていた親は村での集会で満場一致で処刑されたそれを知った桃太郎は破壊の限りを尽くし日が落ちる前に地図からその村は消えた
その後何処に行っても言葉には無かったとしても居心地が悪くその度に破壊の限りを尽くしただがいつかもそれはもう桃太郎のあいた穴を満たせなくなったそして桃太郎は山に行きいつしか仙人の域になっていたそんな無限に続くような時間が流れているような時それは来た当代桃太郎だその桃太郎は川で修行をしていた時だ何故か人が近づいてくるそれもとびきり小さく死にかけの人の子が桃太郎は悪い予感があったが無視して修行をしていただが悪い予感は的中した桃が流れてきたそれもとても大きな桃太郎はもう無視できない桃太郎は仕方なく桃を持って帰った
楽しかったでしょうか