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黒曜石の呪縛  作者: 紗 織
本編 3
107/129

<第107話> 村長の告白 ①

「青野さん、そんなに何回も謝らなくていい。これは君のせいで起きた事ではない。



 それに私は、君に心から感謝しているんだよ。


 だってそうだろう。

 君は、今日私に大切な真実を教えに来てくれた・・・。



 『あの時私が見つけた黒曜石は、凶器では無かったという真実をだ。』




 私がどんなに心から願い続けても、もう決して叶わない夢と諦めていた事を、それこそが真実であったと教えてくれる日が来るなんて・・・。




 まだ信じられない・・・。

 だが、真実だった!




 ありがとう・・・。本当にありがとう。」


 村長は、嬉しそうに瞳に涙を浮かべながら話していた。




「青野さん、聞いて欲しい。


 私が生涯をかけて守り続けようと決めていた秘密を・・・。



 私の独りよがりな過ちの話を・・・。」




 話を始めた村長の瞳は青野を見てはいなかった。


 もっとずっと遠くを見つめていた。


 そう・・・。

 村長は、事件当日に想いを馳せていたのだ。


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