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いずれ最強伝説  作者: piccle
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純白の光 対 漆黒の光 2 覚悟はあるか

今さらだけど 身体能力順

1 アレン 強化あり


          アイク 全力


2ダイア フル強化

3アレン 強化なし


           アメリア フル強化


4アッシュ フル強化


5ダイア 強化なし

6マリカ フル強化

7クロス フル強化

8アッシュ 強化なし

9クロス マリカ 強化なし

「俺は親切だ。本来だったら弱点になる<契約>の中身もちゃんと教えてやるよ。アッシュが戻ってきたらな」

「…意外。待ってくれるんだ」

「2度説明するのは面倒だからな」

「?そう…」


 この男、変だな


 アイクとの会話を重ねるうちに、


 やってる事は最悪なのに、私たちに対する敵意が感じられない。死なないとはいえ痛みを伴う身体であれだけのダメージを与えられたのに、少しの不満も抱いてない

 それどころか、最初からずっと

 私たちへの気遣いみたいなのを感じる

 これは、なんなの。戦意を削がれる


 そんな風に考え始めていた


「ダイアさん!大丈夫ですか!…え?」

「おっ、思ったよりも早かったな。それじゃあ説明するぞ」

「え、ダイアさん、どういう」

「そう言う事みたい。説明してくれるみたいだし聞こう」

「え、あ、はい」

「よし、それじゃあ説明するぜ。俺の<契約>の内容は魔法の発動時間を1日3分しか使えなくする代わりに魔法の効果を極限まで高める。一度発動したらキャンセルはできない代わりに魔法の効果を極限まで高める。これらたったの二つだ。シンプルだろ?」

「この二つのおかげで効果は本来の数百倍にまで跳ね上がっている。そして、これはオーバーロードである俺だからできる事だ。普通の人間なら発動した瞬間に肉体が負荷に耐えきれず爆散するが俺は負荷を上回る速度で回復する事ができる。それに、魔法なんて言う低次元の攻撃じゃそもそもダメージをほとんど受けない」

「なるほどね。アッシュが帰ってくるまで待ったのは制限時間があるからなんだ」

「まぁ、それもあるが、単純に覚悟を決めてもらうためだ」

「覚悟?」

「ああ、そうだ。覚悟、覚悟こそが大事なんだ。何か強大なものに挑む時もっとも大事なのは覚悟だ。覚悟が決まっていない人間は本当に大事な時に動けなくなる。だから、俺と戦う前に覚悟を決めて欲しい」

「それは、その魔法薬を使ったあなたがそれほど強いってことを言いたいの?」

「それもあるが、ちょっと違う。お前たちが戦う相手は俺だけじゃない。俺がお前たちに勝てば戦う必要はなくなるが、もしお前たちが俺に勝ったら、その時はクロスと戦うことになる」

「…は?クロスと?」


 一体どう言う意味


「まさか、クロスさんを操って」

「いや、そう言うわけじゃないんだ。というか、今俺は、クロスを操れない」

「え?それじゃあどういう」

「俺にもよくわからないが、クロスの意識に干渉できない。暴走していて俺にはどうする事もできない」


 え?なに、どういうこと


「だから、俺を万が一倒してクロスに掛かっている能力が解除された場合、クロスは視界に映ったもの全てを破壊し尽くすだろう。それをお前たちが止められるかどうかは知らないが、そうなった場合お前たちにクロスを殺す事ができるか?」

「ちょ、ちょっと待って、なんで急にそんな話になるの!」

「クロスはオーバーロードだ。そんなクロスを殺す事ができるのは同じくオーバーロードの俺と、俺の親友、そしてダイア、お前だけだ。だから、」

「待てと言っているのが聞こえないの!」

「…」


 なに?どう言う事?クロスの意識が暴走?なんで。それに、私たちがクロスを殺さなくちゃいけないの?なんで


「言っておくが、俺はクロスを眠らせたままにしておくつもりだぞ。何が原因でこうなっているのかは知らないが、クロスが暴走して暴れた場合、おそらくだが国がいくつか滅びる。その順番がどうなるかは知らないが、まず初めに滅ぶのはこの国になるだろう。だが、俺はそんなの到底許すことはできない。だから、俺はクロスを永遠に夢の世界に閉じ込めておく。それが、能力を持った俺の義務だ。だが同時に、俺にはエルフの子供たちを時が来るまでこの森に隠し続けるという役目もある。お前たちがそれを止めたいと言うのなら、来い。俺は全力でお前たちという試練を乗り越える」


 そう言い切ったアイクの目に、


 これは、本気だ。本気で


 ダイアたちは確かな覚悟を見ていた


 コイツは、ウソなんか一切ついていない。この目を見れば誰だって分かる

 クロスは本当に暴走していて、もし私たちがコイツを倒したら世界中がメチャクチャになって、それで、


「お前たちという試練を乗り越える事で俺は!この世界に真の平和をもたらす!」


 私たちが真の世界平和とやらの障害になっていると、本気でそう考えている

 そして、その平和の中には私たちも含まれている

 これは確かに


「覚悟がいるし、やりづらい」

「さあ、どうするか、決めろ。別に今すぐ決めなくてもいいが、その場合は俺がここから逃げるだけだ。あらかじめ言っておくが、逃げたら俺はマリカにかけた能力を解除するつもりだ。だが、そうなった場合、お前たちは永遠にエルフの子供達への手がかりを失う事になるがな」

「…」

「別に俺はクロスを連れて行くなんて言ってないんだぜ。なんならクロスに正気が戻ったら能力を解除してもいい。そう<契約>を結ぶことも俺は構わない」

「…ダイアさん」


 まるで、私たちが世界の敵みたい。彼を逃すこと、それこそが正しい選択肢のように思えてくる…


 でも!


 ダイアは、


「!そうか、それがお前の答えなのか、ダイア」

「悪いけど、アナタが挙げた選択肢の中に私が考えているものはなかった。私は、クロスを信じる!」


 全身に、今までで最も美しい光を迸らせた


「…まさか、暴走しているクロスをお前たちなら正気に戻せると?」

「それは分からない。けど、クロスならきっと私たちを見て正気に戻ってくれる。そう、信じてる」

「そうですね。クロスさんならきっと」

「そうか、なら戦うしかないな。俺は俺の求める世界平和のため、お前たちを再起不能にさせてもらう。お互い悔のないよう全力でやるぞ!」




戦闘を上手く表現できるか分からない

頑張って状況を想像してくれ

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