意外な職業
そして、時は現在まで遡る
「ここ、お前の地元だったんだな」
「まぁ、そうだな」
なんだろう。コイツとはまた会う運命にあると思ってはいたが、まさかこんな感じで再開するとは
ちょっと恥ずい
「お前、そっちが素の話し方だろ?なんでさっきはあんな感じだったんだ?まぁ、おかげで元気は出たけど」
「…昔からの癖と、後は職業柄だな」
「!」
粛清騎士のその言葉を聞いて、クロスは驚いた
意外だ、粛清騎士が職についてるなんて。いや、まぁ、生きてくうえで金が必要だから働くってのは理解できるけど、コイツが働いてる姿が想像できねぇ
「なんて職についてんだ?」
「それはだな」
粛清騎士が答えようとした、そのタイミングで
「あ!せんせーい!」
遠くから粛清騎士を見つけ走ってくる存在がいた
「先生、お久しぶりです!お元気でしたか?」
「やぁ、マーブル。久しぶりだね」
走ってきたのはマーブルと呼ばれる少女、一見するとどこにでもいる普通の少女だが、その実は…特に何も感じないな。本当にただの女の子みたいだ。そんな子に先生って呼ばれてるってことは
「勉強教えてんのか?」
「?」
「あぁ、確かにそう誤解するのも無理はありませんね。マーブル、この方はちょうど今私に、職業を尋ねていたところなのですよ」
「なるほど!それで誤解しちゃったんですね」
「教師、ではないのか」
「先生呼びされることが多く誤解を受けやすいのですが、私は教師ではありません。私の職業は」
「カウンセラーです」
「カウンセラー」
ってなにそれ
「初めて聞くな」
「そうでしょうね。なにせ、私か作った職業ですからね」
へー、粛清騎士が、わざわざ一から作った職業
「それは興味深いな。詳しく話を聞いてみたい」
「いいですよ。ただ、経緯も含めて説明すると長くなるので、私の家でゆっくり話しませんか?」
「!」
粛清騎士の家、超気になる
「行く!」
この時、クロスの頭からはある大事なことが抜け落ちていた
「あれ?クロスここら辺にいるって言ってたのにどこにもいないよ」
「本当ですね。どこに行っちゃったんでしょう」
「もしかして他に行きたいとこを思いついて一人で行っちゃったのかも」
「そんなまさか、クロスさんに限ってそんなことは」
「「ありそう」」
「皆さん…」




