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いずれ最強伝説  作者: piccle
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聖勇者教大聖堂

「でっけぇ!」


 ガイアと別れた後、俺たちは予定通り、聖勇者教の大聖堂へと来ていた


 さすが国教の大聖堂、王都にあったのなんて比にならないぐらい大きい。これ、村何個分の大きさだ?


「うわ〜!すごく綺麗だね!」

「ああ、本当にそうだな」


 大聖堂に到着してから早10分。俺たちはまだ大聖堂の中に入ってはいなかった。まだ外から眺めているだけ。場所を変え、視点を変えながら外から眺めているだけ。それなのに、なぜだろう。心の内から歓喜と感動がわいてくる。そんな感覚がある


「本当に綺麗ですね。いつまでも見てられそうです」


 アッシュもうっとりした表情で魅入っている


 俺もアッシュの意見に同感だ。まだまだ見てられるぞ。だが、それ以上に


「そろそろ中に入るか。外観がこんなに綺麗なんだ。中はもっと凄いんじゃないか?」


 中が気になる。二重の意味でな


「そうだね!中に入ろー!」


 大聖堂を眺めていた時、ところどころ普通じゃあり得ない構造を見つけた。それでどうなっているのか感知能力を使用して解明しようとした際、なぜか大聖堂の内側が分からなかった。いや、分からないというよりは、感知したものの輪郭がぐにゃぐにゃ変形して本来の形が分かりづらいが正しいか。

 それだから、余計に中がどうなっているのか気になる


「さぁ!中に入るぞ!」


 そう声を出し、元気よく大聖堂の外にある一つ目の門をくぐろうとしたところ


 バチン!!!


「えっ」

「「「…え?」」」


 クロスだけが弾かれた


「…なんで?」


 そうダイアが言うが


「い、いや、俺にも分からん。なんで?」


 予想外の事態に慌てるクロスを


「大聖堂の周りには聖なる結界が張られており、聖なるものは邪なるものを拒み弾くって来る途中にいた詩人が歌ってたよ。クロスなんか悪いことでもしたんじゃない〜」


 そうマリカが茶化してくるが


「…」


 クロスには身に覚えがあった。しかも、つい最近指摘されたばかりだ


「ああー!」


 しばらくして、ダイアも思い出したのか大きな声を出す


「え、クロスさんなんか悪いことしちゃったんですか?」


 アッシュが不思議そうな顔をする


「あれ?アッシュちゃんは知って…あ!そうか!あれの後にアッシュちゃんがパーティーに入ったのか」

「え、クロス本当に何かしてたの」

「まぁ、したんだけど、悪いことって言えないんだよね。実は」


 ダイアが二人に説明する




「あの砂漠クロスがやったのだったの!?」

「まあ、そうなるな」

「それでね、その人たちが言うには、クロスがそこにいた全ての精霊も殺しちゃったみたいでね、殺された数万という数の精霊たちの怨みがクロスの身体に纏わりついているんだって」

「なにそれ、怖い」

「だからね、街を守るためしょうがなかったとはいえ、怨まれてるから、マリカの言う結界を通れなかったんじゃないかな?」


 …結界か。この大聖堂全体を覆っているとなると相当な大きさだが、この結界を維持する魔力は一体どこから来てるんだ?あと、結界の性質だが…マリカの言った通りの性質らしいな。正確には一定以下の邪気をはらむものを通過、それ以外を弾くみたいな。それに、強力な浄化効果があるみたいだ。それで大聖堂内に入ったものを自動で浄化してるみたいだな


「なるほどねー。それじゃあどうする?クロスが入れないんじゃあ別のところ行く?」


 正直こんな結界、壊そうと思えばいつでも壊せるが、そしたら修復ができない。最低限結界維持の魔力源を特定しないといけないし、それに、万が一結界を壊したのが特定されて騒ぎになったら面倒だ。

 大聖堂の中に入るのは諦めるか…


「いや、大聖堂をお前らだけで楽しんでこいよ。お前らだって中を見てみたくてウズウズしてんだろ?俺は大丈夫だからさ、この周りでのんびり時間を潰してるよ。」


 クロスがそう言うと


「そ、そうですか?」

「それなら見てこようかな」

「行ってきまーす」


 3人は中に入って行ってしまった


 いや、まぁね、俺が提案したこととはいえ、みんな中に入るの早すぎじゃない?フリでもいいからさー、少しは悩むそぶりぐらいはしてよー


「はぁ〜、俺も中見たかったなぁー。」


 それがクロスの正直な気持ちであった

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