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いずれ最強伝説  作者: piccle
43/114

クロと戯れる 2 進展?

「いけ!クリス!<念話>だ!」

 ”うん!”


 そう元気よく応えると、クリスは<念話>を発動する。…してるよね?魔力の動きは感じるけど正直自分以外が<念話>を使ってるのって分からないんだよね


「どうだ?クリス?」


 俺はクリスに話しかけるが返事がない。よほど集中しているのか俺から声を掛けられたことにすら気づいていないようだ


 しかたないので、しばらくクリスがクロのまわりをふよふよと飛んでいるのを眺めていると


 !


 突然クリスの身体が跳ね上がり、クロスの方へ飛んで戻ってきた


「どうしたクリス?なにか分かったのか?」


 そう尋ねるが


 ”…………”


 クリスからの返答はない


「?クリス?」


 クリスの様子がおかしい

 そう思った俺は少し警戒しながらもう一度クリスに話しかけてみる

 すると


 ”…私は…クリスではない”


 そう、クリスの声で何者かが言った瞬間、クリスの身体からクロスが驚愕するほどの濃密などす黒い魔力が溢れ出した

 そのあまりの魔力に


 バタン


 近くにいたマリカは気絶してしまい、その場で倒れてしまった

 正直、手を伸ばせば届く位置にマリカはいたが、俺はマリカを受け止めることはしなかった。いや、できなかった


 なにせ、クリスの身体から放たれている魔力が、以前戦ったゴブリンロード以上の強烈な威圧感を俺に与えていたからである


 ”ほう、我が強大なる魔力を生身で受けているというのに倒れんとは。さすがは我が選別により選ばれし勇者よ”


 なんだ?選別?俺は気づかないうちにコイツになにかをされていたのか?


 俺はすぐさま<身体能力強化>と、封印していた空間把握能力を開放する


 ! なんだコイツ?


 ”そう警戒するでない。まぁ、そうはいっても吾輩ほど強力な存在を前にして警戒するなというほうが無理であろうがな!フハハハハハ!”


 そういいながらソイツは大きな声で笑い続ける

 そんな中、俺は空間把握能力で得た情報からあることに気が付いていた


「もしかしてお前、霊体なのか?」

 ”む?そんな素振りは一度も見せなかったはずだがな。だが、まぁ、惜しいとだけ言っておこう。それにお主はそんなことが訊きたいわけではないのだろう?”

「まぁ…そうだな。」

 ”お主が訊きたいことは、吾輩が何者なのか、だろう?”


 まぁ、それはそうなんだが。…ちょっと試してみるか


「できればその魔力を抑えてくれないか?俺は別になんともないんだがマリカが苦しそうだ」

 ”!吾輩としたことが気づかなかった。すぐに<王ノ波動>を解除しよう”


 そういった直後、その場を包み込んでいた魔力が一瞬にして霧散した


 やっぱり。会話してみて思ったんだが、コイツ、俺に対して敵意が全くないどころか、むしろ好感情を持ってるぽいんだよな

 空間把握能力を発動した瞬間、コイツの魂?でいいのか?そのあたりから俺に対して好感情っぽいオーラが向けられていて、正直俺の能力を疑ったが間違ってなかったんだな


 ”さて、気を取り直して。いいだろう!そこまで吾輩が何者か気になるのなら、吾輩直々にお主に教えてやろう!”


 そういうとソイツは、俺が何も言ってないのにも関わらず、自分語りを始めた






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