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いずれ最強伝説  作者: piccle
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新しい仲間兼ペット

 え?今どこから声がした?


 俺は周囲を再び見渡すがやっぱり何も見えない


 これは、魔法の失敗を受け入れられないあまりに聞こえた幻聴?


 ”おい、我は貴様に話しかけておるのだ。返事をせぬか”


 また聞こえた。どうしよう、俺そういう病気なのかもしれない。


「帰って病院にいくか」


 ”我の声を幻聴扱いするでない!我は今、確かにこの場所にいるがお主からは見えない異空間から話しかけておるのだ”


「あぁ、なんだ。そういうことか」


 どうりで目で見えないし、空間把握能力にすら引っかからないわけだ


 ”む?やけにものわかりがよいではないか。そうだ、我は異空間から”


<空間切断>


 ”!”


「おぉ、本当にいたや」


 俺が空間に穴を開けて異空間に入り込むと、そこには、俺が先ほど作り出したドラゴンに似ているが、それよりも何倍も大きいドラゴンがいた


 ”まさか、ただの人間がここまで高度な魔法を使うとは”


「目の前にいるんだから普通に喋ってよくない?」

「貴様、一体何が目的で我を呼び出したのだ」


 あ、普通に喋れるんだ

 というか、何が目的と言われてもなぁ


「氷のドラゴンが見たかった?そんな理由で我を呼び出したのか?」

「呼び出したっていうかアンタが勝手に来たんだけどね」

「…貴様、我がどんな存在なのか分かってないのか?」


 どんな存在?う~ん


 俺が熟考したすえに出した答えは


「強いドラゴン」

「…我はこんな小僧に呼び出されたのか」


 そういうとドラゴンは大きなため息をつく


 え?そんなにがっかりすることなくない?


「よいか、我は神話時代から生きる古代龍のうち氷を司る古代龍、フロスト様の転生体に選ばれた高位の龍である。クリストと聞けば分かるであろう」

「なるほど」


 知らない単語がありすぎて何も分からんかった


「そんな龍がなんでこんな場所にいるんだ?」

「貴様が我を呼んだからだろうが!」

「だから呼んでないって」




「それで、貴様は我に何を望む?」

「?」

「一度くらいは聞いたことがあるのではないか?高位の龍と契約して英雄となった者の話を」

「あぁ、それなら本で読んだことがあるな」

「我もそれと同じことができる。貴様が望むことならだいたい叶えられるぞ」


 それは分かるんだが


「なんで俺と契約しようと思ったんだ?」

「理由などなんでもよいではないか。まぁ、代価として頂くのは貴様の記憶だがな」

「俺の記憶だと…」

「勘違いするでないぞ。貴様が見たものを我も見ることができる。ただ、それだけだ。我は世界をいろんな視点から見るのが好きでな。我を召喚することができた者には毎回この契約を持ち掛けているのだ。我はめったに外に出ることができないのでな」

「あ、それならいいよ」

「ならば、貴様の望みを言うがいい」


 俺の望み、それは


「魔物の死体を処理してくれる何かが欲しいだと?」

「うん」


 昨日のことだが、異常種と戦って、魔物の死体を逐一処理せずまとめて処理しようとしたからあんなめんどくさいことになった

 でも、魔物の死体の処理は本当にめんどくさい

 だから、魔物の死体を処理してくれるものが欲しいのだ


「お主は、なんだか変わっているな。普通の人間なら世界を手に入れられる力をなどとほざくのに」

「う~ん、それってつまんなくない?」

「つまらない?」

「だって、自分が強くなっていく過程が楽しいんじゃないか。努力が実った瞬間がうれしいんじゃないか。まぁ、俺は天才だからあんまりそういうのを経験できなかったけど、それでも、できなかったことができるようになってくのは本当に楽しかった。だから、そんなのはいらない」

「なるほどな」

「それに」

「?」

「俺は俺の力だけでいずれ世界最強になる男だ。未来で確実に手に入るものを望むバカがいるか?」


 俺がそういうとクリストは黙り込む

 よくみると身体を小さく震わせている


 どうしたんだ?


 俺が不思議そうに見ていると


「フハハハハハ!」


 唐突にクリストが笑い始めた


「世界最強を目指すか!おもしろい!お主の物語がどうなるか楽しませてもらうとしよう!」


 クリストがそういうと、クリストの身体が眩い光を放ち始める


「お主には我の分裂体を預ける。基本的にはお主の言うことを言うことをきくから有効に使うことだ!それではな」


 そういうと、クリストはその場から消えてしまった

 後に残ったのは


「キュウゥ」


 小型犬ぐらいの大きさのかわいらしいドラゴンだった




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