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いずれ最強伝説  作者: piccle
12/114

初戦闘

 

「ついにこの日が来たか」

「?…そうだね」

「俺たちの物語は次のステージに進もうとしている。それにお前はついてくることができるか?」

「もちろん」

「ふっ、即答か。ならばいいだろう!これより作戦を…」

「アンタたち、いつまでも遊んでないではやく依頼に行ってきな」


 今日俺たちは、魔物討伐の依頼を受けることにした

 討伐対象は主に三種類


 ・スライム

 ・ゴブリン

 ・魔ウサギ


 どれも最弱と呼ばれている魔物たちだ

 いきなり複数同時に受けるの!?と普通は思うだろう。俺は思った


 これはイメルダから提案された。イメルダいわく、魔物たちの生息域がかぶっている場合に複数同時に受けるのは別にめずらしいことじゃないらしい。ダイアも今回俺たちが相手にする魔物たちが弱いなら複数受けても大丈夫なんじゃないかと言っていた



「しかし、魔物を探すのはめんどくさそうだな」

「そうだね。でもまずは今回被害にあった村にいってみようよ」

「なんで?」

「一応確認しない?荒らされたところを。もしかしたら依頼とは違う魔物が荒らしたかもしれないじゃん。それが、もし強い魔物だったら危ないよ」

「ダイアは心配症だなぁ。でも、いいぜ。時間ならあるし行くか」


 まぁ、ダイアのいうとおり別の魔物だとしても問題ないだろうけどな

 今日来ているこの森には脅威度の低い魔物しかでないのは分かっている

 それに、強い魔物だとしても問題ない。村の畑の作物を荒らすやつなんて相当弱ってなければしないだろう


「村に向かう途中で遭遇したら楽でいいのにね」

「ああ、そうだな」




「グギャ!ゲッゲッゲ!」


「ほんとに遭遇したね」

「…いきなりゴブリンか。しかも三体」


 ゴブリン、最弱の魔物ランキング三位の魔物、今回の依頼の中では一番脅威度が高い魔物だ


「あいつらは俺たちに気づいてないみたいだな。フォーカスして先に一匹落としたらあとは1on1を各自でする。それでいいか?」

「いいよ」

「狙うのは一番後ろのやつな」


 ここで、普通の新人冒険者なら背後から剣などの近接武器で一撃を入れるのだろうが、俺たちは違う

 俺とダイアはともに魔法大学を卒業しており、魔法の実力は相当あるんじゃないかと思う

 なぜここで思うなのかというと、この国の法律で緊急時以外で15歳未満が魔物と戦闘を行うことは禁止されている

 だから、俺とダイアは魔物との戦闘経験が一切ないのだ


 使う魔法は、攻撃力、狙いの精度、そして速度がはやく俺たちに気づいたとしても躱せないものが好ましい。そうなると使う魔法は限られてくる

 まぁ、森の中だし使うのはこれだろ


 忍び足でかなり近いところまで来ていた俺たちは目線と手の動きだけで意思疎通をはかる


 この距離ならいけるだろう


 ”アイシクルスピア”


 ほぼ同時に、俺とダイアの前に氷の槍が形成され、ゴブリンめがけて飛んでいく

 ダイアも俺と同じことを考えたようだ

 俺たちが狙ったゴブリンは、隠密していた俺たち一切気づいておらず、しかも無詠唱で飛んできた氷の槍に最後まで気づくことはなかった


 氷の槍はそれぞれ、ゴブリンの頭と胴体を切り離し、胴体におおきな風穴開けた


 ドサッ


 ゴブリンの死体はそのまま地面に力なく倒れ伏した








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