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絶望の未来から世界を救う  作者: トオヤ
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立ち上る暗雲4

           第25話


「対抗手段?」


「ああ、この剣もそうだが、奴等に対抗できる物質があったんだ…、MSS…マテリアライズ:スピリットストーン…ていうんだが、この石を溶かしたり研磨したりして武器を作るんだ‼️この石の性質はスピリットっていうぐらい不思議なことに人の精神力を吸っていろんなことが出来るみたいなんだ」


「人の精神力……まるでコアストーンみたいだな」


「コアストーン?」


「ああ、鉱山でたまに取れる鉱石なんだが…その詳細はまだ解析されてないんだ…わかってることは、この鉱石がたまに出てくることと、魔力を吸っていろんなことが出来ることだけなんだ…」


「魔力?」


「ああ、魔力…人間が潜在的にもって生まれてくるんだ…この世界には魔力素、魔素が自然界には存在するんだ…俺達はその魔素のお陰で魔法が使えるんだよ」


「魔法があるのか?」

魔法か…使ってみたいなぁ…俺にも使えるかな?俺がそう考えていると

「魔法は才能や魔力さえあれば誰でも使える…」


「才能…」


「おっと、話がそれたな…それで対抗手段が出来てどうなったんだ?」


「対抗手段ができた俺達は組織を作ってそいつらに抵抗したんだ……、けどそれも長くは続かなかった…勿論、武器は有効だったんだが…それよりも恐ろしい事態に陥ったんだ。」


「恐ろしい事態…」


「奴等は黒い霧を使って仲間達を呑み込み、異形に変えて襲い掛かってきたんだ‼️、しかも厄介なことに、意識を残したまま…仲間達はどうしても手を出すことを躊躇い…一人、また一人とやられ始めたんだ…」


「そうか…」


話の続きをしようとしたら何やら外が騒がしくなってきた…すると、ノックをしずに慌ててドアを開ける兵士がいた…。


「なんだ、騒々しい…」

「で、伝令」

「どうした…落ち着け…」

「今しがたギルドから連絡が入りまして、緊急の要件が入りました…」

「内容は?」

「ここでは…」

伝令を伝えにきた人は俺達を見ていた…

「構わん、こやつらは大丈夫だ‼️して内容は」

「は、王都の外れの聖獣の森の奥のダンジョンがスタンピードを起こすとのことです‼️」


「スタンピード?」

俺は聞きなれない言葉の意味を聞いてみた。


「スタンピードとはモンスターが溢れかえって襲い掛かって来ることの意味だ…普段はダンジョンから出ないモンスターどもが何らかのきっかけで大量に溢れ、外に出てくる事象の総称さ」


「ギルドはなんといっている」

「すいません…そこまでは…」

「あいわかった、ご苦労………聞いての通り緊急事態につきここで失礼させてもらう…すまなかったな、呼び出して」


そういうと王様は急いで出ていった。



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