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絶望の未来から世界を救う  作者: トオヤ
24/95

立ち上る暗雲3

           第24話


「俺達のいた世界はごく普通の平和な世界でした…だけど…急に神と名乗る奴が現れました…」

俺はあの日の出来事を思い出していた。




「おい、なんだあれ?」

「いきなり暗くなったぞ?日蝕か?」

「我は…」

「おい、空を見ろよ、何か映ってるぞ」

「我は…神」

「神?」

「我は神、この世界を静寂に包み込む者なり」

「なんだそれ?」

「頭おかしいんじゃねぇ!」

「愚鈍なる神々とその恩恵を受けし者共……その身に刻むがいい…永遠の恐怖と絶望を」

「ふざけるな!何が神だ、嘘っぱちだろ」

辺りがざわめきだした時神と名乗る者が手をかざし振り下ろした……。

すると、上空を覆っていた黒い雲みたいのがところどころに降り注いで人々を飲み込み始めた。


「キャーー」

「なんだこれ…誰か助けてくれ~」

「みんな、逃げろ」

「うわー、体が…溶ける…た…助け…………て」

「キャー」

辺り一面パニックに陥っていった。


「さあ、絶望を…この世界に絶望という闇を…」

そういうと空に映っていた奴は消えた。

街には奴が残した雲だけが延々と絶望を振り撒いていた…この雲みたいなのに触れると溶けたり化け物になったり様々な変化があった…がそこにあったのは文字通りの絶望だけであった。


「そうしてしばらくして俺達の組織が出来上がったんだ‼️だが、それも一時凌ぎに過ぎなかったんだ…人類を裏切る行為が続出したんだ…奴を崇める宗教団体とか、犯罪者集団が街で悪さをしたりしてね…人類はそのほとんどが地下で生活を余儀なくされたんだ…」


「俺達も頑張ったがいかせん数が違いすぎた…人々の暴徒化、治安維持…そして最悪なのが雲から出てきた元人間のモンスター……あれはヤバかった‼️感染症を引き起こしたり、その場でモンスターになったりと、ホントに絶望しかなかったんだ…」

思い出してまた唇を強く噛んでいた…


「奴は嘲笑っていたよ……だけどね…俺達もやられっぱなしじゃ無かったよ!…一人の天才科学者が奴に抗う方法を見つけてくれたんだ…」

「天才科学者?」

「科学?」

「そう……名前を東大寺光とうだいじひかるっていうんだが…その人が発明をしてくれたんだ、奴等に対抗できる手段と武器を!」



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