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絶望の未来から世界を救う  作者: トオヤ
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路地裏で2

          第17話


「君、大丈夫?」

「な、なんだ貴様…いつに間に…」

颯爽と現れた男の人は私の側で小さく微笑んでくれていた。


「もう大丈夫だから…」

そういって悪漢の前に立ち塞がった。

「なんだてめぇ‼️どけ、邪魔だ…」

悪漢どもは気にせず女を捕まえようと突っ込んでくる…俺は相手の手を掴みひねった。


「いてててぇ…てめぇ、手を離しやがれ」

「こんなか弱い女性によってたかって乱暴するとは見過ごせないだろ、普通」

「てめぇには関係ねえだろうが」

すると奥から一人の男のが歩いてきた

「てめえら、まだ捕まえられねえのか…」

「親分、すみません…この男が邪魔を…」

「言い訳はいい、早く捕まえろ!」

「ヘイ、おいいい加減手を放せ…」


俺は捕まえていた男を強引に相手側に投げつけていた。

「どんな理由があるにせよ、女の子に暴力は見過ごせないだろ…痛い目に会う前にとっとと帰りな」

俺は悪漢達の前に立ち、刀を構えた…ここは一人も通すつもりもなかった。


「兄さん…冗談は止めとけよ…関係ない女の為におわないでいい怪我迄追うつもりかい?…さ、早くその娘を渡しな……さもないと、本当に怪我をするぜ…」

最後忠告といわんばかりに悪漢どもは武器を抜き出した。


女の子は恐怖に涙しながら震えていた……理由はどうあれやっぱり許せねえな…こんなに怯えさせて…一つお灸をしてやるか!



どうしてこんなことになったんだろう……買い物の途中でちょこっと体が当たっただけなのに…いきなり骨が折れたなど…訳のわからないことを言い始めて…そしたら急に襲いかかってくるし…

「助けて…」

こんな小さな声しか出ないし…怖い…誰か…誰か助けて…

そう思っていたら颯爽と男の人が現れてくれた…まるで絵本の中の王子様みたいに…


「しかたねえなぁ…おい、少しお灸をすえてやれ‼️」

「ヘイ」

「兄さんに恨みはないが…覚悟しな…」

「ご託はいいから早くかかってこい!まとめて相手してやるよ」

「小僧が…粋がるんじゃねえぞ」


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