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絶望の未来から世界を救う  作者: トオヤ
13/95

ひとときの休息

           第13話


「家の者が迷惑をかけたね…」

そう言いながら熊ほどの大きさの大男が顔を出して挨拶をしに来てくれた、体の大きさもさることながら、俺はその顔立ちが凄く気になって見ていた…なんとその大男の頭からは耳が生えているのである…

「どうしたんですか?お客さん?珍しいものを見たみたいにあっしのことを見て…?」

いや、珍しいものじゃなくて珍しいから見ているんだが…

「気にさわったのなら謝るよ…わるいな…」

「お客さん…獣人ははじめてかい?ここらじゃ珍しいかもなぁ」

「ここらじゃ?」

「へい、最近じゃあ結構この王都でも見かけるようになったんだが、昔は獣人は差別されててね…それこそ奴隷以下の扱いだったんでさぁ」

「それをうちの王様が即位したときに撤廃したんだ…うちの王様は差別するなって」

「へぇ~、周りから何も言われなかったのか?いきなりそんな政策して…」

「そりゃあったみたいだな…詳しくは知らないが」

「でもそのお陰であっしらみたいな獣人が人並みに暮らせるんですよ…」

ここの王様はずいぶん慕われてるんだな…いい街なんだな…

「この周りの国で一番ヤバいのはやっぱり帝国ですね…」

給子の仕事が終わったのか話に参加してきたようだ…この給子の子はウサギの獣人族らしく、出るとこは出ているスタイル抜群だった…そりゃ下心出てくるはなぁ…結構な美人だし


「帝国…」

「そう、ロマーリオ帝国…皇帝ドレイクが納める帝国で根っからの貴族国家で、嫌な国だよ‼️」

「他にも南に砂漠の国ででっかいオアシスを起点として作ってるアクア連邦国等あるね…」


当たり前だがこの国以外もあるのか…いってみたい気もするがまだこの世界の常識がなぁ…


そうこう話してるうちにメインディッシュの肉料理が出てきた…

「はいよ、うちのメインでロブ肉のロースト風煮込みだよ‼️」

「ロブ肉?」

「ああ、熊みたいなモンスターの肉さ!」

グゥゥゥゥ~程よい香りが空腹のお腹を直撃してきた…

「はは、いいなりっぷりだ、タンと食べな‼️」

早速、一口食べてみると…口の中に入って来た肉がものすごく柔らかく、程よい味わいを醸し出し口の中に広がってきた

「旨い‼️」

そういいながら食事を進めていく…やはり旨いものは無言で食べるとよく言うがまさにその通りだと思う…

「食べ終わったら次はギルドにでもよってみるか?」

「ギルド?」


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