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最強の盾と最強のビニールハウス

勇者本当に旅立った!行き先を決めて下さい。


かれはてただいち


おおきなそうげん←


がれきのやま


くさいしっち


おおきなまち


はげやま


ひとのはたけ


おおきなかいどう


きぞくのやしき


おうさまのしろ


ゆうしゃのまち


くちだけのおうさまのしろ


おいしくないみずのいずみ


さばくのくに

城塞都市を出発するとユニバースベヒモスの速度を高速に上げカーナビに入力した場所に向かった。


リンメル草原。


広大な草原だが街や村から離れ過ぎていて手付かずの草原だと王国新書と言う本に記されていた。地図を見ると王国の五分の一に相当する草原だった。

(広さは申し分無いな。良いだろう。問題は土壌の状態だな。フム直接目で見て確認するしか方法は無いか。では俺達が行く!)


と言う訳で街道から離れた道なき道を爆進している。

もう少しで中間地点まで来たがそろそろ休憩をしようと皆にメールを一斉送信する。すると皆もメールを送ろうとしていたと書いてあった。


「全機ユニバースベヒモス速度を緩やかに減速し停車し動力を停止せよ!」


ユニバースベヒモスは低速にゆっくりと減速して停車する。

(フム、中々どうしてやるな。良い乗り心地だった。)


「おっさんー!ユニバースベヒモススゲェなー!エアコンもあるし乗り心地も最高ジャン♪」


「おお♪喜んでもらえて何よりだよ!皆~車酔いは大丈夫してないか?揺れる所もあったけど。」


「「「「全然大丈夫~♪」」」」


森の横のかなりの見通しのよい広い平坦な場所にキャンプを張る事にした。


「じゃあここで今日は休憩をしよ~♪皆腹は減ってないか?」


「「「「大丈夫~♪」」」」


「じゃあビッグミラージュガード(ビニールハウス)ドーム!」


「「「「広っ!!」」」」


大きな屋敷程あるドームを出して建て


「更にほいほいユージとユカこっちこっち。」


ユージとユカを俺の側に呼ぶと


「「何?何?」」


「ミラージュガードドーム!」

「「ファっ!」」


10畳程の広さのドームを建てる


「二人はベッドは城から貰って来た?」


「おっさん王子の部屋の貰って来たぜ♪」


「うんうん♪中々良かったよ♪」


「そっかそっか。ふははは!それじゃは今からこの空間は二人のいや、二人だけの世界だー!」


「「///っ!?ありがとー!///」


「じゃあケイとユリアの設置するから~♪ごユックリ~♪お休み~♪」


「「///はーいおやすみなさい///」」


次にケイとユリアの側に行き同じ広さのドームを建てる。


「ほいほいお待たせ~♪ミラージュガードドーム!」


「スゲェ…こんな事も出来るのかよ…」


「本当に凄いですね!アラヤさん♪」


二人も驚き俺を誉めている。


「まぁな!任せろ!ユリア。キリッ」


「///ハイ!!♥️///」


「ちょっ!まっ!ユリア?ちょっとアラヤさん?マジで!」


「えーと、二人はベッド貰って来てたな。良し、じゃあここは若いお二人に♪」


「///あっ。…ありがとうございますアラヤさん///」


「任せろ!ユリア。お休み ユックリな。キリッ」


「///ー!ハイ♥️おやすみなさいアラヤさん♥️///」


「じゃあ、ケイお休み!」


俺は秘密のグーをケイに突出しエールを贈る。


「///ちょっとまたそのグー!マジで空気読め!///」


「ははっどうした?何も心配は要らない。キリッ 俺もミラージュガードドームに入るんだ。この言葉を言うと中に暗幕が張られる。ライトガード!な?暗くなっただろ?解除はライトガードオープン!これでOKだろ?キリッ」


「///ハイ♥️///」


「ちょっと俺は無視か!!」


「だから餅を突けケイ。餅突け。」


「落ち着けだろ!!餅突いてどーすんだ!」


「良い突っ込みだ。キリッ」


「良い突っ込み?」


「ああ、良い突っ込みだ。お前は直ぐに慌てる癖がある。だが落ち着いた時のお前の鋭い切れのある突っ込みならば俺が力の限りボケられる。良い突っ込みだケイ。キリッ」


俺の右手伸ばしてケイの左肩を軽く二回叩き俺はさっと振り向き颯爽とドームの出口に向かう。


「///ありがとう、アラヤさん。あんた良い奴だな///」


俺は振り返らず右手を軽く上げて振る。


「任せろ!キリッじゃあごユックリ~♪まったな~♪お休み~♪」


「「///おやすみなさ~い♪///」」


ケイとユリアのドームから出て俺のミラージュガードドームを建てる。


「さてと、この辺りで良いか。ミラージュガードドーム!」


俺はストレージから国王のベッドを出してドームの中央に設置するとベッドに倒れ込む様に横になる。

(ベッドはここで良い。フム、流石王様のベッドだ。悪くない。…なんだか…俺もう…眠いよ…犬)



俺は女神に導かれる様にぐっすりと眠った。






朝!目が覚めた!

(フム…身体の調子は悪くない。ジェネレータポンプ(心臓)スタンバイオールグリーン。行けるぞ!)




「ふぁ~…うん…起きた…あ…そうか…ここは…知らない天…ドームの中で寝てたんだったんだ…あ、そうだ…顔を洗うついでに風呂を設置するか…」


俺は自分のドームから出て少し奥の方で広めのドームをもう一つ建てその中に浴槽と飾り付けをして保存状態にする。


するとどうでしょ。


石像の口からお湯がドバドバと出て来たではありませんか!


「良し循環濾過式ジャグジーだ。ははははははは。あとはアメニティグッズを置いて…ブラシはここに下げておけばいいか。鏡はやっぱり壁にだからこの高さで良し。桶はこの辺りに重ねて…と良し、排水濾過は…こうだな。シャンデリアも…灯りを!消えろ!うん、良し。音声認識指令許可はビッグミラージュガードドーム内の五人のみで自由使用権限者もその五人だけだ。以後変更は無い。この状態をビッグミラージュガードドームと共有し記憶せよ。」


『『記憶致しました。』』


風呂ドームに機械音声が聞こえたのを確認して顔を洗う。


「良し、顔を洗って…良いお湯加減だ。何処でもジャグジーセット~♪完成だな。」


俺が風呂ドームを出ると皆は起きて集まっていた。

俺は皆に手を上げて挨拶をする。


「おっ、おはよう!皆~♪早いな~♪」


「「「「あっ!いた♪♪」」」」


皆が安心した様な驚きの声でハモる。


「んふ?どうした?探してたのか?」


「当たり前じゃん!!起きたからおじさん心臓の薬がないから代わりに治癒魔法をかけて上げよって思ってドームから出たらおじさんのドームの中入って見たらがベッドが空っぽだったから慌てて皆を起こして皆で手分けしておじさんを探しに行こってなって…そしたら『音声認識致しました』て知らない声がしておじさんが奥のから出て来てグスッ…本当に…グスッ本当に心配したんだからー!」


皆の顔に安堵の表情が浮かぶ。

俺の胸に飛び込んで来たユカがそう言うとポロポロと涙を溢し泣いてしまった。

涙を溢しながら俺にユカが治癒魔法をかけてくれた。


「ああ…悪い!ごめんな!ユカ泣かないでくれ。ごめんユカ ケイ ユージ ユリア本当にごめん。心配かけてごめんな。風呂を設置してたら夢中になってた…ごめん!」


俺は皆を心配させてしまった事を強く後悔して謝罪をした。

ユカを左腕で優しく抱いて右掌でユカの頭を撫でる。


「えへへ」


ユカの笑顔が眩しい。


「///っ!///」


ユリアが頬を紅く染めている。

(ユリア君にはケイがいるだろう?まぁそのうち機会はあるさ)


「「「「お風呂!?」」」」


皆が嬉しそうに驚いている。


「うん。ほら、あーケイとユリアに言っただけだったかな?王様の浴槽貰ったって。」


「「ああー!!」」


「で、今出来上がりました。ハイ!どうでしょ~♪」


皆を風呂ドームに案内する。


「「「「!?お風呂だ~♪」」」」


皆が嬉しそうに喜んでいる。


「おっさん!スゲェ~♪何このライオンみてぇのスゲェ~♪」


ユージはお湯の出る石像が気に入った様で夢中だ。


「あんた…マジでチートな…凄すぎて何処から突っ込み入れていいかワカンネェ…」


ケイは驚き過ぎて風呂を見回している。


「っ!凄い~♪おじさんマジ神!鬼ヤバい♪ウワー!アメニティも!?」


ユカはアメニティグッズや石鹸やブラシを触って確かめて喜んでいる。


「…アラヤさん…凄すぎて…言葉が出ません…」


ユリアは胸の前で両手を合わせて握り風呂場を歩いて見て周り驚いている。


「この風呂は完全循環濾過式ジャグジーだからお湯は無くならないしずっと綺麗な水質のままだ。浴槽を洗う時もこのまま洗えば清潔性が保たれる。声でシャンデリアの灯りを灯したり消したり出来る。天井や壁や床も自動清掃機能付きだから清潔。しかもあの大きな桶で自動洗濯脱水乾燥も出来る。どやっ!」


俺は簡単に風呂の使い方を説明した。


「「「「凄い!」」」」


「まぁ脱衣場は個室用ドームと連結すれば寝室の隣が風呂って感じになるかな?日本人は風呂がないとね。ドームは記憶せよって命令するとこのまま収納して他の場所でドームを喚び出せば何処でもジャグジーセット~♪になる。どやっ!」


「スゲェ~♪おっさんスゲェ!」


「じゃあアタシ達のドームも?」


「うんうん。一々ストレージからベッドを出さなくて良くなるから楽になるだろ?ドームは所有者を決められるから間違える事も無いから安心して自分たちの部屋として使えばいい。」


「マジかアラヤさん…ドームて…これだけでスゲェチートだな…」


「だろ?キリッただのテントではない魔法のビニールハウスなのだよ。魔法の!解るかね?これが俺の召喚魔法だ!ふはははは、良い物だろ?これは良い物だ!」


「///っ!ハイ♥️!アラヤさん凄いです///」


ユリアが俺に抱き着きそうになるほど近くで誉めてくれた。


「しかしこれはドームの使い方のほんの一部でしかないのだよ。」


「「「「えー!?」」」」


皆が驚きの声をハモる。


「ちょっと外に出て実際に見て貰った方が早いな。ユリア俺の手伝いを頼んでもいいか?キリッ」


「///ハイ♥️なんでもお手伝いします。///」


「ちょっ!?ふぁ!!?外でちょっとあんた!?」


「だから、ケイ。餅を付け。」


ユージが杵を振り下ろす真似をしてユカがユージの前に片膝立ちで座りタイミングを見計らい混ぜる真似をする。


「「よいしょ!ペッタンよいしょ!ペッタンよいしょ!ペッタンよいしょ!ペッタン」」


「それは餅突きだろ!!ユージ!ユカ!」


「良い突っ込みだ!ケイ」


俺は腕を組んで大きく頷きケイに右手でグーをして親指を立てた。





楽しく朝食を済ませて俺達はドームの外に出てドームから30m程離れた少し開けた場所に歩いて行った。


「じゃあここなら大丈夫だろう。ユリア最高の防御スキルを使ってくれ無いか?キリッ」


「///ハイ♥️ノエルパーフェクトシールドガード!いつでもどうぞ!///」


ユリアが右脚を前に出し膝を軽く曲げ左脚を少し後ろに引きしっかりと踏ん張り腰を少し落として盾を前に突出し両腕で支えて構えている。

ユリアの身体を包む盾と鎧の陽炎は輝きを強く増す。


「ああ、ユリア!俺の本気(攻撃)をしっかりと受け止めてくれ!キリッ」


ユリアとの距離を20m程開けて準備が出来ているかユリアに聞く。


「///っ!!ハイ!♥️!絶対に受け(アラヤさんの声を受け)止めて見せます!///」


ユリアの準備は整った様だ。

離れた所で見守っているユカがユージと話しをしている。


「ネェ、ユージおじさんの今のセリフってさ熱烈な愛の告白だよね?」


ユカは胸の前で腕を組んで右手で顎を触りユージに聞く。


「うんうん。ありゃおっさんの告白だ。間違いない両思いだ。」


ユージは胸の前で腕を組み大きく頷く。

ユージとユカは顔を見交わせニヤリと笑う。


ユージとユカはケイを弄ぶ事を覚えた!


「ファっ!えー!?」

(まだまだだなケイ)


ケイはユージとユカの話に動揺していた。





「ミラージュガードドーム!」


俺は小さめに召喚したドームの天井を両手で押し上げて叫ぶ。


「行くぞユリア!俺を受け止めてくれ!!」


だが俺の声はドームの外のユリアには届かない。


「うおおおぉー!!!キリッ」


俺は雄叫びを上げて全力でユリアに向かい走り始めるが俺の雄叫びはドームの外には聞こえない。





「「「「動いた!!」」」


静かにドームが浮き上がると突然ドームが地面を滑る様に無音で進みユリアに向かい動き出す。

皆が驚いているようだか俺には何も聞こえない。

俺は全速力で走り更に加速し突き進みユリアの盾に向かい突撃をする!!

ユリアの盾にドームに入った俺が激突すると凄まじい衝突音が響きユリアが大きく後ろに押し下げらる!!


「キャー!!」


俺の突撃をまともに受け止めたユリアは更に全力で体を前に傾け必死に両腕で盾を支えているがユリアの踏ん張る足元は大地を激しく削り約10m程後退する。


「「「ユリアが押し負けたー!」」」


「スゲェ…ユリアさんが…押し込まれた…。」


「何が起きたの…ユージ…。」


「んだと…ユリアが…押し込まれた…。」


ユージとユカとケイは目を見開き驚いているが俺には何も聞こえない。

大切な事なのでもう一度言うドーム内に居るので俺には何も聞こえない。


「大丈夫か?ユリア。キリッ。」


俺はドームを収納してしゃがんで座り込んでいるユリアの元に歩いて行き声をかける。


「///はぁはぁはぁ…ハイ♥️アラヤさん…凄い…です…。///」


ユリアは激しく呼吸をし嬉しそうに応える。

ユリアは怪我などはしていない様だ。


俺はユリアにさっと右手を差し出しニコリと笑顔で頷くとユリアも笑顔で頷き右手で俺の手を掴み立ち上がる。


「おっさん!!ナンだよ!今の!あり得ねぇ!」


「おじさん何したの?何が起きたの!!」


「あんた…マジでチートだな!何やったんだよ!」


「///はぁはぁはぁアラヤさんいったい何が起きたんですか?///」


皆はそれぞれ驚きを隠せず興奮気味に詰めよって来た。

ユリアの呼吸が荒くてなんだか艶っぽい。


「まぁまぁ落ち着いて聞いてくれ。端的に言うと俺はドームの天井を押し上げて全速力で走って只ユリアに突撃しただけなんだ。」


「「「「えー!?マジで!」」」」


「うんマジで。ドームは外から中を覗く事が出来ない様に出来ているだけじゃなくて本当は鉄壁の防御力を持っているんだ。更に受けた全ての攻撃や魔法や相手の防御力を倍にして跳ね返せる。」


「「「「うんうん」」」」


「つまりユリアの防御が高ければ高い程ドームは跳ね返す力が強くなるって事だな。ユリアの防御力が倍になってユリアに攻撃力として跳ね返りユリアが耐えられなくて後ろに押し込まれたと言う事なんだ。」


「「「「えー!?」」」」


「だから俺が守る。何があっても守るって言ってたのさ。キリッ」


「「「「無敵じゃん…ドーム」」」」


「中の者が受け入れ無い限り跳ね返すって事だから外から覗く事は出来ないって事だな。」


「おじさんそれでメイガン達が覗く事が出来なかったんだ♪」


「だな。」


「「「「納得!!」」」」


「それとだな。実を言うと俺はこの五人の中で一番討たれ弱いんだ。いわゆる紙装甲なんだ。召喚士だからな。」


「「「「えー!?」」」」


「俺の陽炎は俺の体の防御をしている訳じゃ無いから実際近接戦だとこのメンバーの誰にも勝てないし多分素手で殴り合いなると確実に負ける。魔法戦で魔法を撃ち合ってもユカには勝てないだろうな。火力が違い過ぎて俺がぼろぼろに負ける。」


「「「「えー!?」」」」


「じゃあアラヤさん あんたにとって俺達四人は最高のパーティーメンバーで最強の敵って事か?」


「ケイその通りだ。伊達にアーケード上位ランカーじゃないな。良い読みだ。でも俺は皆に勝てないけど負けない方法がある。」


「「「「勝てないけど負けない?」」」」


「うん簡単なんだ。俺がドームに引きこもれば負けない。」


「「「「引きこもる!?」」」」


「うんうん。まず持久戦に持ち込めば負けない。」


「「「「そっか!」」」」


「まず持久戦になったら俺は寿命が尽きるまで快適に引きこもる事が出来る。」


「快適?え?おじさんが餓死するまでって事?」


「いや。食糧は肉 魚 野菜 果物 米 小麦 麦 蕎麦 香辛料 水他にも豊富に俺にはある。」


「「「へ?」」」


「皆、夕食後のデザートの 葡萄(ぶどう)は旨かっただろ?」


「「「「うんうん」」」」


「あの葡萄は城の食糧の葡萄っぽい奴じゃあ無いんだ。」


「「「「えー!?」」」」


「何処から手に入れた物だと思う?」


「街に買い物は出掛けてないよね?おじさん。」


「うんそうだな。入手ルートはこれだ。」


俺はスマホを取り出し皆に画面を見せる。

起動しているアプリを見せる。


「「「「えー!?ファンタジーファーマーファクトリー!?」」」」


目を見開き皆が驚いている。


「そう。ここで収穫した物だったんだ。」


「だからおっさん食糧は大丈夫だって言っていらないってストレージにあんまり入れなったんだな…。」


「うん。旅には食糧を皆で分けて持っていないと行けないだろ?」


「「「「うんうん」」」」


「でも肉も野菜も取れたてが何時でも好きなときに手に入れられるんだ。俺達五人は。」


「「「「えー!?」」」」


「おじさんだけじゃあ無くて?アタシ達も収穫した物を取り出せるって事?」


「そう言う事だ。試しに皆ファンタジーファーマーファクトリーを起動してアイテムストレージから何か取り出して見てくれ。」


「「「「出た!!」」」」


それぞれメロンやイチゴやオレンジやリンゴを手に持っている。


「だろ?加工品もウインナーやハムもだ。ファンタジーファーマーファクトリーで手に入れられる物は全て手に入れられるって事だ。アバターの回復用のアイテムも取り出せる。これが女神の加護だ。」





暫く沈黙が辺りを包む。


「スゲェ!!知らなかった!!おっさんスゲェ!!」


「おじさんはいつ気付いたの?」


「あんたもスゲェけど…いやノエルマジ女神だな!!」


「凄い!ノエルちゃんもアラヤさんも♪」


「俺が気付いたのも本当に偶然だ。皆が寝てたり城をうろちょろしていた時に空中庭園でファクトリーをやりながらアイテムストレージを見ると知らない食糧がストレージに沢山あったんだ。それでノエルに聞くと加護だって知ったんだ。」


「「「「あー!!なるほど!」」」」


「だから食糧や水に困る事も無いし、もし到来者達との戦闘になってもドームで突撃して相手を弾き飛ばせるし攻撃をされてもダメージは跳ね返り相手が勝手に自滅する。まさに俺達にとってドームは最高の鉄壁の移動要塞だ!どやっ!」


「「「「凄過ぎる!ドーム最強!!」」」」


「そこでだ。皆にもう一つ大きな朗報がある。」


「「「「大きな朗報??」」」」


「うん。ファンタジーファーマーファクトリーの作物が入手出来る事が解ったが」


「「「「うんうん」」」」


「と言う事は」


「「「「うんうん」」」」


「皆が世界樹を手に入れられる様になったと言う事である。キリッ」


「「「「えー!?世界樹を!?どうやって~♪」」」」


皆が笑顔で喜んでいる。


「何、簡単な事だ。俺が世界樹を育てて世界樹の実を収穫して苗木まで育てて皆に渡せば良いと言う事だな。」


「うおおお!やったー!おっさんマジでスゲェ!!」


ユージが雄叫びを上げて喜んでいる。


「やったー!アタシ欲しくて欲しくておじさんが羨ましかった!やったー!アタシ世界樹のオーナーになれる~♪」


ユカがピヨンピヨン跳び跳ねながら喜んでいる。


「おおおおお!!マジでか!マジか!やったー!俺が、俺が世界樹のオーナーに!!やったー!」


ケイが両拳を突き上げて喜んでいる。


「私凄く嬉しいです!!アラヤさん素敵です!!私凄く嬉しいです!!」


ユリアは胸の前で掌を絡ませる様に握って喜んでいる。


「ふはははは!皆が世界樹のオーナーになれるのだよ。そうすれば畑の最大枚数10ページに世界樹を植えて育てこの世界にも世界樹を植えて増やせるのだよ!!」


「「「「マジで!」」」」


「うん。だがそれはこの世界の人々には内緒だ。勿論、到来者達にもだ。」


「「「「判った!!」」」」


俺達は右腕を前に伸ばしグーを握り親指を上に向けて立てる。






俺はノエル手伝いを頼むメールを送る。

すぐに返信があり快諾で了承されると俺は国王の机をストレージから出して前に置き右腕を前に出して肘を上に曲げ右手で拳を握り低めに通る様な声で世界中に向けて演説をする。


『聞け!世界の国々の支配者を気取る者らよ!!目を覚まし耳澄ませ世界の国々の無辜なる民達よ。この歪な世界に(かどわ)かされ囚われし到来者達よ。我は豊穣の女神ノエル様の代弁者であり執行者である。


世界を護り住まう者に加護を授けていた神々が殺され滅び行く世界を支えんとした多くの精霊や妖精は何故消滅した!

我はあえて言おう。

この世界の支配者と(うそぶ)く者達はもはや収穫前の精魂を込め丹精に育て上げた作物を喰らい尽くす害虫でしかないと!

枯れ果て滅びかけの世界の大地は(すで)に死にかけている。

だからこそ我々執行者の手により全世界の広野は大いなる実りある豊かな畑と帰する運命なのだ。

もはや神々を殺し世界の(ことわり)を崩壊に導いた世界の支配者と(うそぶ)く者達に任せては居られない。

我々執行者が向かう全ての広大な未開拓の大地を全て耕す!

我ら執行者の手で!!立ち上がれ諸君!

その(くびき)から解き放たれる時は近い!

我ら執行者に続け!隷属されし到来者達よ!

強要され不本意で力を振るう到来者達よ!

時は来た!余すその力で共に大地を耕すのだ!

正義は我々豊穣の女神ノエル様の代弁者であり執行者にある!

世界を豊かな大地と実りある畑に作り替える為に!!』


『グローリーノエル!』


『『『『グローリーノエル!!』』』』


『グローリーノエル!!』


『『『『グローリーノエル』』』』


『グローリーノエル!!』


『『『『グローリーノエル』』』』


拳を握り右腕を何度も振り上げ皆で合唱した。




演説が終わり皆で笑いながらお喋りをしていると



ピピッピピッピピッピピッ

俺のスマホにノエルからメールが来た。


『守谷克哉さん凄く嬉しいです。ちょっぴり恥ずかしいです!でもありがとうございます。神々(お友達)も羨ましいと言っています。守谷克哉さん達には届いてないでしょうが世界中の国々でも合唱されていました!到来者の人達も隷属されているのに合唱していました!頑張って下さいね応援(加護と新たなスキル)をしてます。

♥️豊穣の女神貴方のノエル♥️』



俺は拳を振り上げたまま満足感溢れる顔をして目を閉じた。


「「「「まだ早い!!」」」」


皆が綺麗にハモり突っ込んだ。

俺はそれで大満足だった。


勇者は畑を増やすつもりだ!どうしますか?


なかまになる


やとわれる


じきゅうでやとわれる


てつだう


すこしてつだう


かえる


とめる


ようすをみる←


たちはだかる


にげる


じゃまをする


はたけをうめる


たねをたべる


たねをあつめてうる


いしをなげる


しろをおしえる


やしきをおしえる

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