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閑話休題 望みの行く末

グロイデース!グロイデース!グロイデース!

どうして俺はこうなった?

何故俺はここに閉じ込められている?


「₰₪₮₨₣₤¥฿¥¥¤£₨₣₤₤₰₮₭₩₩₩₷₵₮?」

「₪₣₤₵₮₷₷₨₣₤£「₨££¤₨₷₵₮₮₩?」

「₯₪₤₩₣₧₧₧₠¥¤₤₥₯₪₤₥₥?」

「₯₮₧₡¢$₦₤¥¤฿₫₪₥₶₵₴¥$₴﹩﹩$¢!」


外にイルモノ達が興奮気味に会話をしている?

あの世界では通常使用出来ていた両耳奥に埋め込まれた自動翻訳鼓膜が機能していないのか?

人工眼球には辺りの様子は見えているのだが?

辺りにイルモノ達はフードの付いたロングコートのようなモノを纏っていて姿は見えない見えていない?


「₤$$₫₥¥¥¥₫$₤₧₧¤!」

「₡₶¢$﹩₯₪$¢¢¥₤$₪₪₶₵¥¥!」

「₤$¢₦¤₯﹩₣¤₯﹩฿฿₯!」


数名の外にイルモノ達が俺に腕を向けて言葉は伝わらずとも怒りを向けていることは感じられる?

ここは何処なのだ?

ここは檻なのか?

腕を見てみる

腕に異常はないようだ?

いや異常はあった

強化骨格の表装の擬装外皮が全て剥がされていた

表装外皮が剥がされてても痛みなどは無い

問題も無い

ならば全身の擬装外皮も剥がされて人工鼓膜も一緒に剥がされてしまったのだろう

大した事はない表装外皮など適当な食物を摂取すれば時期に生えてくる

退屈だ人工鼓膜を生産するにもこの中では溶解されるようだ

そろそろフルパワーで(コア)を稼働する分のエナジーは貯蔵出来ている両腕の内蔵武器、両脚の内蔵兵器この世界では通常使用が可能のようだ

俺の擬装外皮が剥がされてしまったのなら奴らは生きてはいないだろう

破壊の勇者達

どんな力を持つ者だったのか

俺に知る術はないが共に別世界に渡った者として別れの言葉でも手向けに送ろう

俺はこの世界でエナジーを貯めたら次の世界に航るとするよ

破壊の勇者(ダーティー)まぁ、少しは暇潰しになったよ

ほんの一時の暇潰しに

「₫₪¢¢₥₥₪¢₥₫₩₩₥¢¢₶!」

「グッ!圧力と温度をあげたのか!グッバァッ!止めろ!」

俺は下を見る

俺と同じ星から引き寄せられた者達の残骸の山が出来ていた

残骸の山?

俺を入れてゲートを潜った人数よりも遥かに多い

俺は檻なのかカプセルなのかは解らないモノの壁を叩き外にイルモノとコンタクトを取ろうとする

「ああ、すまない君に伝わる言語に変える事を失念していた端的言うと君の解析は終わった。もう君に存在価値は無い。処分する。君のエナジー核は君達の中では中々の出力を秘めているようなのでそれは有用に活用させて貰う。君達はこの世界に何を求めて来たのかは大体理解している。だが私達は幽体(アストロボディー)生命体なのだよ。君達、有機生命体とは全く違う生命体だ。私達を君達のエナジーへと変換しようと侵略に来たのだろう?私達が君達に対して侵略者にこちら側としての対処に間違いでは無いだろう。向こうの世界でも同胞が随分と世話になったようだ。得に女性達が擬装外装を性的に。だから有機生命体は野蛮だというのだ。彼女達から君達に『揃って残骸になれ!』との事だ。言伝ては伝えた。さらばだ。侵略者。君が最期の侵略者となればよいのだが」


その言葉を最期に俺の体躯から大小様々な火花が散り

俺の体躯も残骸になり最期に俺の見たモノは俺の残骸だった。


クソッやっと忌々しい貧弱な世界から抜け出た先の世界でもまた拘束されているじゃねえか!

もっとゲートを潜る前に味の濃い食物を食べておけば良かったのかもしれない

だがあれには俺の力を回復するほどエナジーは含まれていなかった!

エナジーを感じ取れた女達の出すキューブ状の小さなモノからエナジーを少量回復出来た

だが足りない全く持って足りない!

一緒に動いている奴らもエナジーの補給が必要だと言い女達を引き連れてお楽しみをしていた

俺も騙されたと思ってやってみた

思った以上にエナジーの回復を感じられたが女がくたばった

女を使うのは支配者気取りの奴らの集合合図が出るまで控え目にしなければ破壊の勇者に目をつけられてしまう

ゲートを潜る瞬間まで奴らにバレ無いようにしなくてはならない

クソッ!女達が消えた!

八人の女に逃げられた!

足枷をしていた女達四人しか残っていねぇ!

奴らの配給する食物で凌がなければならなくなった!

奴らの渡された車両のエナジーが限界になりかけた!

ようやくたどり着く

ゲートだ!

間違いなくゲートだ

だがあれはリバースポイントになった遺体かなにかに

引き寄せられた定められた座標に固定されたゲート

境界面が激しく波立っている

開放状態の不安定な自然発生型のゲートだ

通常ならあんなゲートを潜る者はいない

だが今はそんな事を言っている場合じゃねえ

このままでは俺達のエナジーも枯渇してしまう!

ゲートが繋がったのであればその先の世界にはエナジーが豊富にあると言う事だ!

その世界の食物を摂取しなくても大気中にエナジーが充満している世界の可能性が高い!

境界面が安定化するまで待機して奴らがゲートに突入を始めたら俺達も突入を開始すれば問題は無い!

それまで食物を食って待機する!

支配者気取りのくそヤロウに一言言ってやった!

ゲートに現地人を先に放り込み歪みの盾にし歪みに喰わせた!

俺達はゲートを抜けた!

呼吸するだけでエナジーが体に吸収されていくのを感じる!

この世界は当たりだ!大当たりだ!更にエナジーを吸収したら一暴れする!

何が起きた?俺に何が起きた?

何故なんだ?

背後から圧力を感じると共に拘束された!

エナジーの回復した俺が身動きが出来ない拘束?

「何者だ!姿を見せろ!」

フードを被ったロングコート状の物を着たモノが俺に触れる

激しい電撃が身体中を駆け巡る!

俺の身体からエナジーが両腕ので抱き抱えられるほどの大きさのカプセルに抜き取られている!

次々に俺のエナジーが抜き取られ合計五つのカプセルに俺のエナジーが抜き取られた!

エナジーを無理矢理抜き取られた疲労で顔を上げる事も出来ない

「₩¥¥¥₦₦$$$₵₮₷₡$฿฿₧$₠₠¥₤₫¤﹩₡?」

「解らねぇよ理解できる言語で言えよ」

「ああ、すまない君に伝わる言語はこれのようだ。侵略者及び同胞の虐殺者達。君達のエナジーは全て吸出されたのちこの侵略者処分プラントのエナジーとして再利用される事が決まった。君達の有機生命体の肉体は分解処理されて有機生命体を食物とする有機生命体の餌として与えられる。侵略者に対してのこちらとしての対処に間違いは無いと思うが不満はあるだろうか?私達の娘達をエナジーとして吸収した。君達の言葉で言う所の殺害をしてた訳だ。だが私達は君達だけの処分で譲歩しようと言うのだ。私達は争いは好まない。ゲームで嗜むが実際の争いは好まない。私達が本気で攻め込めば君達の星など数秒後には塵と化す事が目に見えているから。無用な争いは私達は好まない。では侵略者達君達は有用にさせて貰う。さらば侵略者達。君達で侵略者が訪れることが終わると良いのだが」


俺が最期に聴いたのは俺の身体が引き千切られる音だった

グロイデース!グロイデース!グロイデース!


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