疑いの残る異世界の扉
勇者が戦闘準備をしている!どうしますか?
そっせんしててつだう
だらだらてつだう
てつだうふりをしながらアイテムをちょろまかす
アイテムをとらっくにつみこむ。
すばやくうんてんせきにのりこむ
そくざにエンジンをかけはしりさる
ゆうしゃにきづかれる
ゆうしゃがたねをうちはなつ
ようすをみる←
我が愛しの畑に帰り着きユニバース·ベヒモスから飛び降りミリーシア達と全身タイツスーツの彼女達をベヒモスに各自乗せあの忌まわしき土地に俺達は感傷に浸る間もなく瞬く間に移動した。
ベヒモスを走らせ青年を埋葬した庭園の端にある墓地の様子を先に先行自走させた無人のユニバース·ベヒモスに搭載されている自動走行用カメラの映像を各自が乗車しているユニバース·ベヒモスのモニターでモニタリングしていた。
モニターに映っていたモノを各々確認していた。
無人自走のユニバース·ベヒモスから距離をとり俺達の乗るベヒモスは停車した。
ゆっくりと無人自走のベヒモスが近付き周囲を映し出す。
青年の墓標の中央付近の空間が薄い七色の光を放ち波打つように揺らめいている。
それがゲートと呼ばれるモノの様だ。
「さて、どうしたモノかな?向こうに何か先に送り安全を確かめてからが最適か…」
俺は小さな声で呟きこの状況の情報を頭で整理していた。
ノエルの話しでは向こうの世界の住人だった者達は安全に潜り抜けられるとの事だった。
あとは向こうとこちらでの時間のズレがどれ程のモノかはわからないとの事。
数十年、数百年程のズレはないとの事。
この世界での初めての現象らしくノエル達も彼女達に何とか簡易的な護法の加護を授けようとしてくれている。
彼女達に生存確認が認識出来るモノと手紙などをカプセル状に加工した大きめのカレールウの缶詰に入れ封をさせた。
「確かに受け取った。行くぞ!うぉおおお!届けーー!!」
俺は大きく頷き次元の歪みに彼女達から渡されたモノを右腕を振りかぶり力の限り振りぬき投げ込んだ。
しばらくして丸い物体が次元の歪みから放り出された。
その物体を彼女達に渡すと物体に映り込んだ人達からのメッセージを聴いて泣いて喜んで俺に笑顔で頷いてみせた。
どうやら彼女達の生存確認が親御さんに届いた様だ。
(フムフム、ワームホール型の次元の穴と理解した。
時間軸のズレも対したものでは無い様だ。では取る手段は彼女たちをベヒモスに乗せさらにミラージュ·ガード·ドームで包み送り出すという作戦で良いだろ。あとは任せるぞ?私アラヤよ)
「でわ、始めるか!」
考えが纏まり俺は行動を移した。
全身タイツスーツの彼女たちの乗るベヒモスに次次と手早くミラージュ·ガード·ドームを展開して被せて行く。
彼女たちにはルーンという魔法力に似た力がある。
万が一ゲートを潜り抜ける最中にユニバース·ベヒモスとミラージュ·ガード·ドームに俺の供給する魔法力が消えたとしても彼女たちのルーンで補える。
彼女たち以外に向こうの世界の住人だと言う到来者達が予想以上の二十六名程も名乗り出た。
破壊の勇者と呼ばれている到来者達の一部が数名混ざっているが俺達の前では一応大人しくしているので名乗り出た到来者達をユニバース·ベヒモスとは少しだけ違う些細な処置を施したファーム·ベヒモス達を与え名乗り出た到来者達はミラージュ·ガード·ドームとは似て非なる自由に出入りの出来ないミラージュ·プリズン·ドームに宿泊させ食事を振舞った。
6日間ほど宴の様に食事を摂取させ少しでもルーンを取り戻させる為の行為。
彼等からの見返りなど求める気もない。
俺の出来る限りのお節介と餞別。
2日後に起こる事を最初から最後まで見定める為の観察。
残りの日にちもあと5日に差し迫っていた。
久しぶりの投稿デス。
おまたせしました。
近々また投稿致します
しばらくお待ち下さい。
コロナ禍で入退院が多いですが心臓の大動脈弁膜症は進行していないので安心しています。
でわ、また次回に!