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思い出した決意と救いたい者達

勇者は物思いに更けている。どうしますか?


となりでいっしょにかんがえる


かたにあたまをよせる


ゆっくりととらっくにのりこむ


えんじんをかける


ぎあをいれる


えんじんをふるあくせるでゆうしゃにむかう


ようすをみる←

埋葬が終わり俺とケイはビッグ・ミラージュ・ドームに戻りドームに残っていた皆もそれぞれのミラージュ・ドームに入り明日の突撃に備えて休息をとった。

救えなかった到来者達。

俺は傲っていたのかもしれない。

俺は全知全能の神ではないのだ。

(私は目的の為には修羅になると言ったではないか?全てを救える神ではなく修羅となるとな。)


スマホでノエルとメールで一部始終を報告しノエルに慰められたあとにスマホをヘッドレストに置き俺は目を瞑りため息を吐く。

俯せ枕を両腕で抱き締めもう一度ため息を吐くき眉間に皺をよせ俺は俺の決意を思い出す。

そう、俺は修羅になると決めた。

到来者が敵対してきた場合でも俺は情け容赦なく闘うと。

将軍…次には確実に敵対してくるだろう。

謎のスキル所持者の彼も到来者だ。

帝国の大佐でもある彼も到来者だ。

…俺は…出来れば彼等と話をしたい。

彼等の今の身体の状態の事も知りたい。

(フッ、ここまで来て…甘いものだな。)


夜が明ける前に帝都に突撃をする。

出来れば彼等も救いたかった。

斥候部隊にまで到来者達を組み込んでいたとは…

自然解放された到来者達やリュート大佐やあの将軍…

順応してしまった彼等がどの程度の魔法やスキルが使えるのか俺の創った食糧で元の彼等の身体に戻れるのかを知りたい。

リュート大佐は十年以上この世界にいるのだ。

彼が…元の身体に戻れるのだろうか?

しかし、唯一の救いがあるのならリュート大佐が常に食事をしていたという点。

彼はもしかするとこの帝国の大佐という地位を利用し栄養価の高い手軽に食べられるモノを生産していたのかも知れない。

頭脳的労働は沢山のカロリーを消費するからだ。

帝都まで来た。もうすぐだ。

あと二つの球コロが集まれば準備第一フェーズが終わる。

魔力と大地の魔素の豊富なあの三つの場所を一気に押さえられれば第二フェーズに移行出来る。


ようやくプロローグが終わる。


出来ればこの優しい策略で俺達を招いてくれた彼を救いたい。

それに十数年もかけている彼の計略を成就させるためにも。

天才的戦略家の彼が十数年もかけて戦争を継続しているには必ず理由がある。

帝国の皇族達はそれには気付きも秤知れてもいないのだろう。

あの稚拙な斥候部隊の動きは彼の予期しないものだったのだろう。

現に追加の襲撃部隊も一切ない。

俺達が既に帝国領内にいると知りながら空白地帯を配置して安全にここまで導いてくれた彼の真意もおそらく俺達は彼の思い描く棋譜通り動かされていたのだろう。

(フッ、彼はやはり手強いな。)


と俯せて目を瞑って考えていたら唐突に睡魔に襲われ俺は眠りに落ちた。


「《ビーナス・ブレス・スリープ》ふぅ、やっぱりおじさん考え事してた。」


「ンゴー…スピピピ…ンゴー…スピピピ…」


「おっさん、優しいからな…

到来者達の事悩んでたんだろ…たくっ一人で背負いこむなっつうの。おっさん優し過ぎだかんな。」


「うん、多分ね…おじさん、お休みなさい。おじさんのせいじゃないよ。おじさんは…おじさんなんだよ?何でも出来る勇者でも英雄でもないんだからね?《パーフェクト・フィジカル・ヒール》!おじさん。いつまでもどこまでも一緒だよ?おじさん、…だからね?絶対に病気なんかで死なせないからね?時間までゆっくり休んでね。」


ユカはゆっくりと俺のベッドに近付いて俺に何かをしてユカとユージは俺のドームから出て行った。

(フム、なかなか良い子達ではないか。……ふはぁあ…それでは私達も明日に備えて眠るとしようではないか…)


今年は雪が降りすぎ~!コロナ禍皆さん大変だと思いますが乗りきりしましょう!

沢山のブックマーク登録ありがとうございます。

レビューもありがとうございます。

少しづつですが書いて行きます。

では、帝国編進んで参ります!

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