表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/61

初めての食べ物!?

勇者は準備をまたしている!どうしますか?


じゅんびをてつだう


てつだいながらとらっくをよういする


とらっくにつみこむ


とらっくではしりさる


ようすをみる←

個別識別召喚術式で彼女とユニバース・ベヒモスに専属搭乗契約を結んだ。それから俺はユニバース・ベヒモスをもう一台召喚して最後の区画整理の場所に青い髪の長い全身タイツスーツの女性とユニバース・ベヒモス二台で向かう。

彼女とユニバース・ベヒモスは凄く相性が良い様だ。

彼女を乗せたベヒモスの嬉しそうな動力音が響いている。


「うん、この辺りももう大丈夫そうだ。大きな教会みたいな建物も無事に残っているし当座の避難場所になるな。」


この辺りは倒壊している建物が少なく倒壊した建物は比較的二階建ての新しい建物が多い様だ。

倒壊した建物の石材は砕けているものが多い。

石材に問題があるようだ。

良い石材はかなりこの都市の下にあるのだからなんとか掘り出せばこの都市の建物の石材は足りるだろう。

俺達もある程度戴いている。

風呂を増やさないと人数が増えると更に順番待ちが長くなるだろう。

プールの滑り台の石材になりそうな大きな岩も五個貰っている。

なかなかの石材だった。

前にピンクの髪の長い全身タイツ女子が瓦礫に座り休憩をしているようだ。

ユニバース・ベヒモスを近くに停車してその子に手を振って笑顔を見せる。


「随分進んでいるな!無理はしていないか?お疲れさん、なかなか旨いぞ。」


俺は歩いてピンクの髪の長い全身タイツスーツの女子の側に行きに声をかけて缶ジュースのプルタブを開けて手渡す。

青い髪の長い全身タイツスーツの女性はユニバース・ベヒモスから離れずに先程と同じ様にベヒモスのフロントを抱き締めるように寄り掛かっている。

(フム、女王様のお気に入りになった様だな。次は俺だな。)


「アラヤおじさん、全然平気。あっ、ありがとう。こんな感じ?何回か放出してみたけどでもあまり壊れなかった。あたしの魔法力が弱いの?これ…凄く美味しい…」


ジュースを喜んでくれたようだ。

彼女の言う通りほとんどの倒壊していない。

しかし倒壊しているものはかなり酷い状態で倒壊している。

住民があのまま住んでいれば大惨事だっただろう。


「ああ!この辺りの建物が丈夫だって事だからこれで大丈夫だ。」


俺は周りを見渡す。

小さな城の様な食糧倉庫も立派に建って残っている。

比較的平屋の大きな建物が多く残っている。

大小の屋敷も多く残っている。


「アラヤおじさん、あれ何してるの?」


ピンクの髪の長い全身タイツスーツの女子が青い髪の長い全身タイツスーツの女性がベヒモスに抱き付いている事を不思議そうに聞いて来る。

(フム、女王も全て通常運転だな。)


「ああ、あれはベヒモスと仲良くしているんだ。彼女はベヒモスの気持ちが解るみたいなんだ。」


「あたしもマシンの気持ちが知りたい。アラヤおじさん、試しても良い?」


ピンクの髪の長い全身タイツスーツの女子がワクワクしたように楽しそうに聞いて来た。

(フムやはり期待値(将来の胸)は大きい様だな!)


「良いぞ、俺が乗って来たこの子で試すと良いぞ。この子は少し恥ずかしがり屋だから優しく頼むな。」


俺はベヒモスのフロントを優しく撫でながらピンクの髪の長い全身タイツスーツの女子に頼む。


「えっ?マシンが恥ずかしがるの?」


ピンクの髪の長い全身タイツスーツが驚いている。

(ほほう、なかなか良い形の眺めの景色になりそうだな。)


「この子達は個性と意思があるんだ。」


するとユニバース・ベヒモスが俺の言葉に呼応して軽く動力音を唸らせる。


「本当に応えた!」


ピンクの髪の全身タイツスーツの女子が驚いている。

(フム、やはり潜在的な期待値はかなり高い!)


「ははははは。怖がらなくて良いぞ。この子達は見かけよりも凄く優しいからな。」


俺はベヒモスのフロントライトを優しく撫でながらピンクの髪の長い全身タイツスーツの女子に教える。


「う、うん、動かないで、動かないでね。」


ピンクの髪の長い全身タイツスーツの女子は恐る恐る近付いてユニバース・ベヒモスのフロントライトを優しく撫でる。

(ほう、ユニバース・ベヒモスともなかなかの期待値ではないか!)


「えっ、…凄い…この子本当にただのマシンなんかじゃ無い!大丈夫、あたしは怖くない。大丈夫…この子優しい子♪凄く、優しい♪」


ベヒモスは嬉しそうな動力音を唸らせる。

ピンクの髪の長い全身タイツスーツの女子もベヒモスの気持ちが解る様だ。

(うむ、これは任せても良いだろう。)


「可愛いだろう?ジェネシス・ベヒモスもああ見えて凄く優しいぞ。この子に乗るか?」


俺はピンクの髪の長い全身タイツスーツの女子に進める。


「えっ!いいの!乗りたい!」


彼女も喜んでくれている。

ユニバース・ベヒモスも嬉しそうな動力音を唸らせている。


「ああ、良いぞ。アクセルペダルを踏まなくていい。ベヒモスに簡単な指示を出すだけで進んでくれる。ハンドル操作もベヒモスがやってくれるからシートに座っているだけで良いぞ。」


俺は軽くレクチャーするとコックピットドアを開ける。


「あたしを乗せて、乗るよ!」


彼女はベヒモスに優しく声をかけてコックピットに乗り込みシートに座る。

俺はドアを閉めてボディーを掌で軽く優しく二回叩いてユニバース・ベヒモスに語りかける。


「その子と仲良くな。」


ユニバース・ベヒモスは嬉しそうに動力音を唸らせてゆっくりと進み始める。


ピンクの髪の長い全身タイツスーツの女子はコックピットの内で楽しそうにはしゃいでいる。


「うん、仲好く馴れそうだな。」


俺はユニバース・ベヒモスと彼女を離れて見ていた。

彼女はあのユニバース・ベヒモスととても相性が良い様だ。

瓦礫をスムーズに避けてコーナリングも丁寧に指示を出してユニバース・ベヒモスが滑らかに楽しそうに走っている。

暫く彼女とユニバース・ベヒモスは区画を走り周り帰って来た。

(ほほう、面白い!なかなかやるではないか!)


「アラヤおじさん!この子凄い良い子♪乗り心地も凄く良かった!」


ピンクの髪の長い全身タイツスーツの女子は興奮気味でユニバース・ベヒモスから降りてヘッドライトを優しく撫でている。


「仲好く馴れそうだな。移動の時はこの子を君の専属ベヒモスにすると良い。少し待ってろ。」


俺はベヒモスのボディーに識別召喚術式の紋様を描く。

ベヒモスのボディーがほんのりと紅く光る。


「ベヒモスのボディーに掌を当てて見てくれ。」


彼女を促す。


「うん!」


彼女がベヒモスのボディーに右掌を押し当てるとベヒモスのボディーの色が更に紅く光る。

やがて光りが消えてベヒモスが嬉しそうな動力音を唸らせる。


「よし、これで移動するときに君の前に喚び出されるベヒモスはこの子になる。仲良くな。」


俺は拳を握り親指を上に立てる。


「うん!アラヤおじさん!あたしこの子と仲良くする!」


彼女は抱き締めるようにユニバース・ベヒモスに寄り掛かって嬉しそうに笑っていた。

少し日が暮れてきだした。空が紅くなり始めている。


「それじゃ、二人とも待ち合わせの城の前に行くとしよう。」


「ハイ!アラヤさん♪」

「ハイ、アラヤおじさん♪」


俺はもう一台ユニバース・ベヒモスを喚んで乗り込みシートに座る。


「ユニバース・ベヒモス三機縦列走行で王城跡地に向かい低速から中速まで加速して進め!」


ユニバースベヒモス三台は嬉しそうな動力音を奏でて城に向かい走り出した。

このあとの事でノエルにお手伝いのメールを送ると快諾の返信が来た。

城に着くまでに俺はファンタジー・ファーマー・ファクトリーで食糧の加工を色々して缶詰やジュースやビールなどを備蓄用に作った。

(フム、メンバーも増えるのでな食糧の備蓄は必須だ。収穫もだが害獣(モンスター)(ビッグ)行進パレードもあったのでな。飲料やビールや缶詰はこれだけあれば良いだろう。肉類の加工もせねばなるまい。ゴブリンは全て肥料でオークは肥料と食肉加工でミノタウロスはそうだな、食肉加工で良いだろう。ファクトリーのマイハウスのキッチンが取り出せればレトルト食品、お好み焼きやカップ麺やボイルしただけの肉やソーセージ、生野菜のサラダの食生活から抜け出せるのだが…いや、待てよ!確かサンドイッチのレシピが…むむ?メニューが多いな。……これはなんだ!?メニューが一気に増えている!?何、お菓子メニュー!?ソフトドリンク&アルコールドリンクメニューが恐ろしい程増えているではないか!なんだこれは何が起きたのだ?トーストメニューが!スープメニューまで!?粉物メニューも増えたのか!!何!パスタ・麺メニュー!?更にライスメニューか!フライヤーメニューだと!聞いていないぞ!グリル・ド・メニュー!?ユージやケイが喜びそうだな。なんと言う事だ、デサートメニューも充実しているではないか!ユカやユリアも喜んでくれるだろう。!これは凄いな!これはソース&ドレッシングメニューか!このラインナップ、さすがに製品加工LV140は化け物だな!ならば手始めにあれを作るとしようではないか!フッ、おやつメニューはこれで完璧だな。)


俺は加工工場の中をアバターで走り周り城にたどり着くまでに小腹を満たす久しぶりの食べ物を作っていた。




食糧倉庫区画から城までベヒモスの中速で15分程かかった。倒壊した建物を迂回したので思っていたよりも時間が掛かってしまった。


「お、アラヤさんお帰り~♪」

「おっさんお帰り~♪」

「おじさんお帰り~♪」

「///アラヤさん!お帰りなさい!///」

「「「「「アラヤ様、お帰りなさい!」」」」」

「あっ、お帰り~♪」

「お帰りなさい~♪」

「おっ帰り~♪」

「お帰りなさい♪」

「お帰りなさい!」

「///おっ、お帰り♪///」


「爺!(ほど)け!ロープを解け!もう、漏れそうなんだ!解けー!」


一人を覗いて皆が暖かく迎えてくれた。

だから放置した。


「皆、ただいま。」

「ただいま~♪ベヒモスに乗ったよ~♪」

「ただいま♪あたしもベヒモスに乗った。凄い楽しかった。」


俺達も挨拶をする。

皆、とても良い笑顔だ。

一人を覗いては。

我慢し過ぎて変な顔色をしている青年。


「爺!僕を無視するな!解けー!」

「漏らせ!」

「いきなりか!出来るかー!もう僕は24歳なんだー!出来るかー!」

「もう青年は漏らすしかない。漏・ら・せ!」

「お願いだ、頼むこ…」

「そこで漏らせ!!」

「爺!お前には心が…」

「黙れ!今すぐ漏らせ!!」


「この…腐れエロじ…ぐはっおごっぶへっいだい!がふっぶべっあべっやめっ!あっ!?…ああー!ああー!あっ、ふぅ~……」


青年は悪態をついていたが全身タイツスーツの女性達に無言で蹴られ踏まれて情け無い音を響きかせて恍惚な顔のあと無表情になった。

青年の尻辺りから臭い匂いが漂う。

俺達は(くさ)(にお)う青年から少し離れた。


「青年、もう一度言うストレージから武器を四つまでに減らして食糧を全部出してビゼルデル帝国に行け。青年がもうこの国で出来る事はない。それにこの国の解放者になった他の女性到来者達と出会(でくわ)せばその後青年の命の保障は無いぞ。」


俺は鼻を親指と左手の人差し指で抓み臭い匂う青年にもう一度言う。


「何で僕が爺に女達を取られなくちゃ行けないんだ!お前が出て行け!!皆僕のお…ぶへっがふっぐがっばべっやめっいだっい!がぐっぐはっ!」


まだ彼女達を臭い匂う青年の女扱いをしている。

言わなければ蹴られ踏まれる事は無いのだ。

臭い匂う青年は国王の直属の勇者として扱われていた事を傘に着て隷属されていた他の女性到来者達も好き放題弄んでいた様だ。

全部日記に詳細に書かれてあった。


「俺達はあと少しやる事を片付けたら出て行く。そのまま簀巻にしてな。その縄は青年の力でも切れないだろう?」


「くそっ!なんだー!このロープはー!」


「俺の手編みの縄だ。だから簡単には切れない。しかもこの世界の刃物では絶対に切れない。俺がキツく縛ってある。俺達の誰かが解か無いと解け無い。そのまま簀巻で漏らしまくるか、ビゼルデル帝国に行くか選べ。俺達は小腹を満たして来る。俺達が戻るまでに考えておけ。」


「待てよ!!おい!リデア!助けて!お願いだ、頼む!」

「やだ。」


青い髪の長い全身タイツスーツの女性は即座に左手の親指と人差し指で鼻を抓みキッパリと断った。

(ほほう、鼻を抓んでも良い顔をしているな。声は可愛いなっているがそれも良い。)


「それにもう名前を二度と呼ばないで。私、今、凄く、我慢しているの。」


「えっ、な、な、な何を?もしかしてリデアも?」


空気を読めない臭い匂う青年は嬉しそうな顔をして馬鹿な事を言う。

(不思議卵頭め、この場の空気では無いだろう。本当に読めないのだな。)


「あんたとは違う。本当に聞きたいの?」


青い髪の長い全身タイツスーツの女性が無表情で鼻を抓み静かに言い放ち簀巻で地面に転がされている臭い匂う青年を見下ろして睨み付ける。

青い髪の長い全身タイツスーツの女性の魔法力が漏れだし大気が揺れて大地が震えている。


「や、や、や、やめて!助けてくれ!」


ようやく悟った臭い匂う青年は青褪めて震え出した。

(オオッ!女王様に戻ったな!良い顔だ!その表情だ!今だ!ピンヒールに踵を変えて青年の頭を踏みつけろ!)


「青年。もうそこまでだ、もう彼女達の身も心も全て青年から離れた。しつこい男は良い結末を迎えられなくなる。」


青褪めて震える臭い匂う青年は更に情けない音を出して言葉を無くした。


「よし皆、向こうで久しぶりのファーストフードを食べよう~♪」


俺は臭い匂う青年から彼女達を離す為にわざと大きな声で皆を畑になった城内庭園に向かい歩き出す。

これ以上臭い匂う青年と彼女達が話しをしていたら殺し兼ねない。


「おっさん!LVまた上がったんかよ!やったー!パンじゃねぇー!ハンバーガー♪」

「おう!どやっ!」

「やったー♪おじさん最高~♪」

「どやっ!」

「オオッ!ファーストフード♪アラヤさんスゲェな!」

「どやっ!」

「///アラヤさん!凄いです!ファーストフード~♪///」

「だろう?ユリアキリッ。」

「///ハイ♥️///」

「「「「「ファーストフード?美味しいそうです!アラヤ様」」」」」

「美味しいぞ~♪」

「「「「「楽しみに待ってます!アラヤ様♪」」」」」

「おう!」

「ファーストフード?」

「初めての食べ物?ユージ君喜んでる。」

「なんだろ?」

「何かな?」

「何か喜んでいるよね?」

「凄く嬉しそう。」

「ユージ君の世界の食べ物かな?」

「ユージ君の世界の食べ物!食べてみたい!」


皆楽しみにしている様だ。


俺達は青年を城門跡地に放置して城内庭園の真ん中にビッグ・ミラージュ・ガード・ドームを建てて食堂ドームで俺は出来立てのハンバーガー、フライドポテト、フライドチキン、チキンナゲット、ケチャップベースのディップソース、マスタードベースのディップソース、コンソメスープ、コールスローサラダ、バニラシェイク、炭酸入りグレープジュースを人数分テーブルに並べた。


「サァー召し上がれ~♪」


俺は両手を大きく広げて皆に薦める。


「「「「「「「「「「頂きまーす♪」」」」」」」」」」

「「「「「「「えっ?あっ頂きまーす♪」」」」」」」


「あー久しぶりのハンバーガー♪モグモグ♪旨い!ユージどうだ?」

「モグモグ、おっさん!最高~♪チキンもうめぇ~♪」

「モグモグ♪だな!」

「モグモグ、おじさん!コンソメスープも美味し~い♪」

「ズズーッ!ユカ旨いな!」

「うめぇ~♪ハンバーガー♪減量中じゃねぇから良かった~♪」

「良かったな!ケイ♪」

「///モグモグアラヤさん♪ポテトも美味しいです♪全部美味しいです♪///」

「モグモグ♪んーポテトも旨い!ユリア旨いな!キリッ」

「///っ!♥️ハイ♥️///」

「「「「「こんな料理は初めてです♪アラヤ様美味しいです♪」」」」」

「モグモグ♪また作るからな♪モグモグ」

「「「「「ハイ!アラヤ様!モグモグ♪」」」」」

「モグモグ美味し~い♪色々な味がするね~♪」

「モグモグ、ユージ君の世界の食べ物、美味しい♪」

「このスープも美味し~い♪モグモグ、この細長いのも美味しい!」

「モグモグ♪ん~♪この丸いの美味しい♪ユージ君達こんな美味しい食べ物を食べていたんだ!」

「モグモグ♪食べ物を食べて嬉しいと初めて思った!美味し~い

♪」

「モグモグ♪あーもうキューブに戻れな~い♪美味し~い♪」

「モグモグ♪モグモグ♪モグモグ♪モグモグ♪美味しい♪」

「モグモグ♪ユージ君の世界って美味しい食べ物いっぱいあるのかな?モグモグ♪」


俺達はゆっくりと食事を堪能した。


俺達は小腹を満たして暫く休憩をとる事にした。

俺は全身タイツスーツの女性達の個室ドームを建てて城から貰って来た浴槽を使い新しい風呂ドームを建ててカバリナスの風呂ドームと連結をしてアファルセルの風呂ドームの大きさを更に広げて洗い場を広くした。


「まぁ、こんなものかな。さてとやっぱり出来立ての一番風呂だよなー♪ミリーシア呼んでくるか~♪」


俺はミリーシアと大きくした風呂ドームを満喫した。




風呂ドームから出てベッドでミリーシアと寛ぎながら国王の五年前の日記を読んでいたら地下の召喚儀式の間の事が書かれてあった。


五年前にビゼルデル帝国の王弟が勇者の槍を携えて毎度と同じく勇者の武具を奪いに訪れた。戦争に使う新しい武器の調達の為にと注文を付け集団召喚を急遽行う事になった様だ。


集団召喚が失敗して幼い男の子が一人だけ召喚されたらしい。

集団召喚の失敗に烈火の如く怒り狂った王弟は儀式の間にいたメグレティア王国の隷属されている女勇者達23人を皆殺害し死体を放り投げて積み重ね泣きじゃくり名前を言わずにその場にいない母親に何度も何度も助けを求める男の子をまるで子猫の首を掴む様に持ち上げ死体の山の上に連れて行こうとした時に男の子が王弟の左手に噛み付き人差し指を噛み千切った様だ。

その事に更に激怒した王弟が男の子の脇腹に槍を突き刺し死体の上に重ね男の子を串刺しにしたらしい。

男の子が即死しないようにわざと脇腹を串刺しにして男の子が苦痛に苦しむのを見て大声で笑っていた様だ。

治癒魔法で左手を癒した年配の男勇者は男の子が苦痛に鳴き叫び喘ぐのを見ながら酒盛りをして大笑いをして大いに楽しみ男の子が息を引き取るのを見て鼻で笑って王弟は帰って行った様だ。


武力では圧倒的な大差のあるビゼルデル帝国には逆らえないメグレティア王国が召喚した勇者達が武器を所持していた場合は一度全ての武器をビゼルデル帝国に献上しなくてはならない様だ。

ビゼルデル帝国の必要としない武器だけが返還されていたらしい。

メグレティア王国は女勇者達が大量に殺害された為に暫くの間国境の警備をビゼルデル帝国に依頼する羽目になり更にビゼルデル帝国に更に頭が上がらなくなった様だ。


その一年後に少しでもビゼルデル帝国に反論するために青年達が召喚された様だ。

その後にも毎年集団召喚を行っていた様だ。



「…全く反吐の出る話しだな、一体人の命を何だと思っているんだ。」


ベッドに仰向けで日記を左手に持って読んでいた俺は思わず声を漏らした。

(己!ビゼルデル帝国の王弟め…覚えたぞ!俺があの槍で必ず貴様の引導を渡してやる!)


それを聞いたミリーシアにメグレティア国王の日記を取り上げられた。

(何だと!この距離で押し付けて来るとは!油断した!くっ、この質量のプレッシャー!流石ミリーシア!やるな!)


「アラヤ様♥️少しお休み下さい♥️今日は働き過ぎです♥️それに今日は余り私とお話しをしていません♥️私はモノ凄く寂しいです♥️」


「あっ、ちょっと、ミリーシアあっ、あっ、あー♥️!」


メグレティア王の日記を取り上げられてミリーシアにベッドに押さえ込まれた俺はミリーシアに色々堪能された。

(実に良い。いや、最高だな!)

勇者は決意を決めた!どうしますか?


ともにきめる


まとをきめる


まどをあける


はちがはいってくる


はちうえがはいってくる


にどみをする


はちうえがふえる


もういちどみる


さらにはちうえがふえる


こちょうらんのはちうえがふえる


よそうをする


まどがしめられる


めばりをされる


こちょうらんのはちうえがさらにふえる


すごくきれいだ


ひらめく


じょうおうさまにおくろうとおもう


とびらにむかう


とびらはあかない


あせる


もういちどみる


こちょうらんのはちうえがどんどんふえる


とてもすごくきれいだ


なんだかふわふわする


なにかがみえる


だれかがてまねきをしている


ようすをみる←

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ