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はたけをたがやすりゆう

勇者は探し物をしています!どうしますか?


てつだう


いっしょにさがす


さがしたものをとらっくでうりにいく


ようすをみる

青年と背凭れにされていた全裸の女性にバスタオルを四枚渡して歩いて俺とユージと青年と背凭れにされていた全裸の女性と四人で玉座の横に建てたミラージュ・ガード・ドームに向かう。

俺はウォレットケースからスマホを取り出してケイと通話をする。


「CQCQこちらアラヤ、こちらアラヤ。作戦は無事終了した。ケイ、そちらの状況を教えてくれ。

………

ふむふむ、ユカが剣聖?ぷはは。

………

ユリアが召喚士?ぷははは。セフィルもかなり遊ぶんだな。

………

ミリーシアが拳聖?ふはははは。似合うじゃないか。

………

ケイが大魔道師?ふはははは。ならばケイ!俺に、大魔法とやらを見せてくれ!

………

出来ない?ふはははは。

………

ふむふむ、あーもう少しか。

………

ああ、了解した。

………

んーいや、いまのところは安定している。

………

うん、大丈夫だろフルーツも皆で食べているし。

………

あー、まぁそれは彼ら次第だな。

………

そう言う事だ。ミリーシア達もそうだっただろ?

………

な、な、何を言ってんだ!

………

ミリーシアは…

………

その、あの…まぁ…認める。

………

確かに!ミリーシアに引かれていたのは確かだ!それは認める!

………

な、な!今ミリーシアに言わなくても!

………

ミリーシア?

………

うん、俺だ、アラヤ。

………

ミリーシア、ううん、俺はミリーシアを愛している。キリッ

………

そうか♪ありがとうミリーシア♪

………

ああ、俺もだ♪

………

あっそうだ♪ケイにもそこでユリアに思いを伝えろって言ってくれ♪

………

そうだ、皆の前で♪それから男らしくブチューってしろって♪

………

うん、そうだ♪

………

そー、今そこで!

………

何?ケイが照れている?

………

駄目だ~やらせ~ろ~♪ユカにもケイにやらせろって♪

………

うん、煽れ!

………

ほう、もっと煽れ!

………

ふむふむ、もっともっと煽れ!

………

ぐふっ♪

………

えっ、やった?

………

やったか!ふはははは。

………

うん、夜だな?

………

了解♥️。

………

よし解ったじゃあとでな。以上、通話を終わる。」


俺はスマホでケイとミリーシアから球ころの状況を聞くともうそろそろだと言う事だ。

玉座の周りにいた六人の到来者達を守っていたミラージュガードドームに青年と背凭れにされていた全裸の女性に入ってもらい様子を見る。


「青年、知った顔ぶれだから安心だろ?暫くこの内に彼女達といてくれ。もう少しで皆の隷属の呪縛の完全解放が出来るからな。もう少しで彼女も安心出来る。キリッ。」


「ハイ!ありがとうございます!」


青年は勢いよく頭を下げる。


「///呪いから救ってくれてありがとうございました。///」


背凭れにされていた全裸女性は恥ずかしそうにお礼を言う。

(フム、やはり表情があることはいい。彼女に似合う衣装(ボンテージ)があればもっと良いのだかな。)


「いや、俺と青年はほんの少し君の(逃げて来た者)手伝い(達を捕まえて)をした(投げて渡した)だけだ。そんなに恐縮しなくてもいい。お礼なら仲間達に言ってくれ。キリッ。」


「///でも…本当にありがとうございます。///」


背凭れにされていた全裸の女性が両目から涙を溢して泣き出してしまう。

(フム、やはり彼女に似合う衣装はボンテージと鞭だな。おっと忘れてはいけない。ハイヒールもだ、ウム。)


「ほら、泣かないで。涙を拭いてとりあえず皆でこれを飲んでこのフルーツでも食べて待っていてくれ。皮が固ければこっちを食べるといい。キリッ」


俺はポケットティッシュを取り出して背凭れにされていた全裸の女性の涙を拭いストレージからジュースや葡萄やオレンジと葡萄っぽい果物を取り出して青年達に手渡す。


「「ありがとうございます!」」


背凭れにされていた全裸女性は表情があり青年と普通に会話が出来ている。


「そのままだと恥ずかしいだろう、少しの間これで君達の美しい体を隠しているといい。この内は俺達以外は入れないから安心していい。ゆっくりと休んでいてくれ。キリッ。」


際どい伝説の鎧を纏う五人の女性達と全裸でよつん這いにされていた女子にバスタオルを渡した。

彼女達にはやはりまだ表情は戻っておらず無表情のまま頷いてバスタオルを体に巻いていた。

隷属のアクセサリーを奪い取り破壊するだけでは支配していた者を失っただけで感情や表情や発言力などが抑制されたままだ。


馬鹿ドワーフや自然解放された背凭れにされていた全裸の女性とはやはり違う様だ。

(フム、自然解放の危険性の一つとノエルが書いていた物の意味がよく解る。あの会話や表情からでは完全に解放された者と全く見分けがつかないではないか。区別がつけられんな。馬鹿ドワーフは不完全な手順を踏んだ解放者だったがあいつ自身が馬鹿だった。彼女とは比較のしようがないな。)


今はバスタオルを体に巻いている背凭れにされていた全裸の女性や全裸だった女子や際どい伝説の鎧を纏う五人の女性達をユカがいないのでじっくりと観察していた少し前屈みのユージが何事も無い様に話しかけて来る。

(ふっ、若さゆえの過ちか。あとで、ユカに教えてやるとしよう。)


「なぁおっさん、自然解放されたあの姉ちゃん大丈夫なんか?」


「まぁ今のところはな。隷属のアクセサリーを身に付けた者が近くにいなければ理性を無くす事はないから大丈夫だろ。で、どの子がタイプなんだ?」


「///おっさん!違っ!///」


「ん?違うのか?じっくり見てただろ?俺も見ていた。因みに俺の好みは彼女達全員だ。キリッ。」


背凭れにされていた全裸の女性に俺は胸の前で手を振る。

背凭れにされていた全裸の女性は頬を紅く染めて両掌で頬を押さえている。

青年が泣きそうな顔で驚いて首を左右振っている。


「///おっさんマジで空気読めって!あの姉ちゃんを置いて俺達がユカ達の所に行っていいんかって事だっつうの!///」


大声で話すユージの顔が真っ赤になっている。

背凭れにされていた全裸の女性が頬を紅く染めている。

全裸だった女子と際どい(マイクロ)伝説の鎧(ビキニアーマー)を纏う五人の女性も無表情のまま頬を紅く染めている。


「ああ、なんだその事か。完全解放されてしまえばあとは何も問題は無い筈だ。それまでこの内で少しの間大人しくしてもらうだけだな。」


全裸の女子と際どい伝説の鎧を纏う五人の女性達はジュースを飲みオレンジを食べている。背凭れにされていた全裸女性が青年と時折笑顔で話しながらジュースを飲んで葡萄と葡萄っぽい果物をを食べている事に安心をしていた。

(フム、彼女は無表情のままで女王様としても悪く無かったのだが、いやむしろ女王様がよく似合っていたのだが残念だな。)


「それじゃあ俺達は向こうの様子を見てくるから待っていてくれ。キリッ。」


「「ハイ!」」


背凭れにされていた全裸女性と青年は返事をして全裸だった女子と際どい伝説の鎧を纏う五人の女性達も頷く。

俺とユージはケイ達と合流するためにドームを出る。


「しっかしおっさん、今回も派手に暴れた見たいじゃん。両方の壁無くなってんじゃねぇか。ギャハハハハハハ。」


ユージは謁見の間の左右両側の壁に大穴が開いている事を見て大笑いしている。


「あーそれは跡片付けのあとだ。」


「あん?跡片付け?」


「ああ、彼女の辛い思いと恨みを晴らした跡を片付けた。ユージ達が見なくていいモノだからな。」


俺とユージは謁見の間の右の扉を開けて廊下を歩いて進む。


「あー、なるほどね。それで俺が見なくて良い様にドームに閉じ込めたのか。あんがとなおっさん。なんか俺達と違う世界の奴らっぽいけどよぉ。おっさん解る?」


背凭れにされていた全裸の女性や全裸だった女子や際どい伝説の鎧を纏う五人の女性達の髪の毛の色が赤や緑や青やピンクや黄色やオレンジや紫と鮮やかな色をしている。


「さぁ、解らないな。物語やゲームの世界だけの住人のエルフが喚び出されて(無理矢理誘拐されて)いる世界だからなぁ。で、ユージはどの子がタイプなんだ?」


「あん?また?んーまぁ、ソーダナー水色の髪の姉ちゃんかー、ピンクの髪の子かな?」


背凭れにされていた全裸の女性と全裸だった女子の事だ。


「あー、あの彼女は青年が彼氏の様だぞ?」


「えーっマジかよ!あいつが彼氏ー?じゃあ他の女の子達は一緒に連れて行くのか?おっさん♪」


ユージは凄く嬉しそうだ。


「まぁそうだな、今後は彼女達のやりたい事をやらせるだけだな。」


「マジか、あ、あぁ、そっかそうだよな…そうなるよな…」


ユージは落ち込んだ様だ。


「ユージでもまだ完全に終わった訳じゃ無いぞ?」


「へっ?あー!そうじゃん、おっさん球ころ!」


「そう言う事だ♪お楽しみの始まりは球ころの事が終わってからだ♪ケイより活躍したからユージモテモテになるかもな?」


「マジかよ!やっべぇー♪目立って良かった~♪」


廊下の奥の扉からケイのくしゃみが聞こえた気がした。

右の扉から廊下を歩いて進むと行き止まりに大きな扉がある。


「もうそろそろなんじゃあねぇの?おっさん。」


「んーもう少しらしいぞ?」


「ふーん、結構時間がかかんだな。」


「まぁ、俺もユージも球ころに触れていないからだろ。」


ユージと話しをしながら俺は扉のドアノブ回す。


「あっ!おっさん!」


「ん?」


ユージの声を聞いて俺は扉を開ける。


扉が開いくとユカが球ころを抱き締めて撫で回している所を目撃した瞬間に俺とユージは強烈な閃光を真正面から見てしまう。


「グァー!目がー!俺の目がー!あー!」

「うわー!おっさーん!目が見えねぇー!ユカー!アメリアー!ティアーナー!目が見えねぇー!」



目の見えない俺は右掌で瞼を覆い左腕を前に突き出して手探りで取り敢えず壁を探す。

目の見えないユージは俺とユカとアメリアとティアーナの名前を叫んだ。

(ほほう、そう言う事か!なかなかやるな!誉めてやろう、ユージ!!)


やはり城には勇気を出して青い石を握り手を繋ぐ男の子と女の子が呪文を唱えていたのだ!


そんな筈もない。


また球ころ解放の瞬間に俺は扉を開けた様だ。

俺とユージはまたまた球ころスパークをまともに浴びた。


「あーぁ、あんたまたか!何やってんの!さっきスマホでも入って来る時はノックしろつっただろー?」

「アラヤさん!あ、ユージ君も!」

「「「アラヤ様!」」」

「「ユー君!アラヤ様!」」

「あーぁ、またこうなるんだね。ハイハイおじさん、ユージ、ハイハイこっちこっち。」


俺はユカに左手を引かれて椅子に案内されて座る。


「ハイ、すいません。」

「悪ぃユカ。」


俺は取り敢えず謝った。

ユージはユカに謝った。

目を閉じているのか開けているのか解らない状態は俺はこれで三度目ユージは二度目。

温かい掌が俺の両瞼に優しく重ねられる。


「行くよ~♪おじさんとユージの元通りに目が見える様に癒せ♪アイズブラインドキュア!」


両瞼がほんのりと暖かくなっていく。

真っ白だった視界がだんだんと暗くなっていく。

ユカの優しさが掌から伝わって来る。



ピピッピピッピピッピピッ

スマホにメールの着信音が鳴るがまだ目が見えない。

ユリアから声がかかる。


「///アラヤさん、ユージ君、多分皆セフィルからの同じ内容のメールだと思うので私のメールを読みますね。ううん、『風の神セフィルです。本当にありがとうございました。お陰で私の加護が少しずつそちらの世界に届く様になりました。皆さんが望まれる所に優先して加護を届けます。神殿の事はノエルから聞きました。危険が伴う様ですので私は残念ですが神殿を諦めます。皆さんと交信出来るだけでもとても嬉しいです。ではまたお手紙を書きます。皆さん本当にありがとうございました。風の神セフィルより心より感謝を込めて。』以上です。アラヤさん♥️///」


ユリアが可愛い声で今は目が見えない俺とユージの為にメールを読んでくれた。


「ユリア、メールを読んでくれてありがとうな。そうか、セフィルは神殿を諦めるのか。まぁ仕方無いな。」


城塞都市は風の神の神殿を覆い被す様に建設されている。

更に神殿を謎の巨石で覆い尽くされて固められている。

まるで嫌がらせの様な徹底的な謎の地盤固めを施されている。

何かを封じ込める強固な封印の様な基礎工事を施されている。


「だよな~。俺達にはシャベルとかスコップしか掘る道具がねぇからな。いくらあんたでも無理だろ?」


ケイの言う通りに掘る道具は限られている。

機獣も農耕機械だけなので大地を深く掘削出来る機獣はいない。


「無理だな。俺達にはいくら地面が柔らかくても都市全体を掘り返すのはなぁ。それに都市の住民達の受け皿も無いからな。」


「でもおじさん、この街の壊れ安い所は壊さなきゃ危ないんだよね?もうすぐ大きな地震が起こるんだよね?」


ノエルから皆に毎日何度か(暇潰しに)送られてくるメールに書いてあった。


「うーん、そうなんだよな。この(到来者のい)(ない未来)の為にもこの都市の住民達の自身の手で大地の厄災《大地の魔王の怒り》に備えさせないといけないからなぁ。俺達の軽い魔法力の放出で壊れる様な脆すぎる建物は今の内に壊さないと厄災で大勢の被害者が出てしまう。厄災で倒壊した建物の瓦礫を畑に撒かれても困るしな。そんな事をされるとこの都市の周りに作るこの都市の為の畑に影響が出るからな。」


さすがに俺達でも大地震を止める事は出来ない。

少しでも強度のある建物を選別する為に住民達を湖の湖畔に避難をさせた。

城壁はあまりにも脆すぎた。

城もあまりにも脆すぎた。

避難場所には使えなかった。

城の地盤はメグレティア王都の中でもかなり固い地盤なので耕し平地に変えておけば一時的な避難場所としても使える。

第一目標の広場で魔法力の放出した時に耐えた建物がかなりあった。

残った建物と同じ強度の建物を住民達に自身の手で作らせる為に大規模な区画整理を俺達は行っていた。


「あー、だ~よ~な~。これから作る野菜畑にあとから瓦礫を棄てられたら頭に来んよな~。でもおっさんどうすんだ?」


俺はユージからの問い掛けの答えを瞼にユカの掌の温もりを感じながら暫く考え込んだ。

勇者がまた畑を作ろうとしている!


どうしますか?


てつだう


いっしょにたがやす


こっそりじならしをする


ろーどろーらーでへいたんにする


ゆうしゃにみつかる


よそうをする


うんてんせきからおろされる


くわをもたされる


たがやかされる


じょうおうさまがくる


むちでたたかれる


すこしきもちがいい


すこしさぼる


はいひーるでふまれる


なんだかうれしい


がんばる


たくさんたがやす


じょうおうさまをみる


あきれている


なんだかかなしい


うずくまりさぼる


ゆうしゃにふまれる


なんだかあたまにくる


しょべるかーでほりかえす


ゆうしゃににらまれる


じょうおうさまがくる


うんてんせきからおりる


じょうおうさまにしゃべるをもたされる


じょうおうさまにあなをほらされる


どきどきわくわくする


ようすをみる←

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