苗木の引き渡しはお早めに。
勇者が世界樹の苗木を収穫しています!
どうしますか?
てつだう
みまもる
ようすをみる←
とらっくにのせてうりにいく
朝食を皆で食べ終わり皆で片付けて皆は出発の準備の支度を個室ドームに戻っていた。
俺は一人で食堂ドームのいつものベンチに座りファンタジー・ファーマー・ファクトリーの加工工場の最終工程を見ていた。
「ほうほう世界樹の実のドライフルーツが200個で20パックと缶詰が40缶か。まぁこんなもんかな。薬は40瓶か。少し多い様な気もするけど無いよりはある方がいいからな。苗木の収穫ももうすぐだ。あとは待つだけだな。」
加工工場エリアのページからビニールハウスを建てている畑のページにアバターを移動させる。
畑の中を三頭身でちょこちょこ歩く俺のアバター。
ファンタジー・ファーマー・ファクトリーを初めた頃から課金でアバターをデコレーション出来る衣装は毎週の様に購入していた。
久々にアバターを色々着替えさせて見る。
「ぶふははははっ!やっぱりこれは無いな駆除をやってる時は格好良いし似合っていたけど畑に合わないな。騎士が鍬を振ってるよ!ハハハハハハハ!これは無いな。ハハハハハハハ。」
ゴテゴテとした鎧兜の騎士姿のアバターが鍬を持って野良仕事をしている姿は実にシュールだった。
「王子様の衣装キラキラしすぎだな。王様はおいおいマントが畑に着いているぞ。あ、あ、芽に引っかけているんじゃないのか?無いな。これは。」
王子様っぽい衣装も畑とは合わないし派手な王様っぽい衣装はマントが畑に引きずって回っている様で実際には作物にマントは当たらないのだけどなんだか嫌だった。
「畑=作業着だな。やっぱりこれだよ、これ。いいじゃないか、うん似合っている。」
他にも色々と着替えさせて見たがやっぱり着麦わら帽子を被り長袖の上着を着てオーバーオールを履いて長靴のシンプル・ザ・野良作業着姿に落ち着いた。
俺は大きく育った世界樹の畑のページにアバターを移動させる。
畑一面を覆いしっかりと大地に網の様に張り巡らさせた根。
太く大きく空を貫く様に育った幹。
どこまで広がる様に伸びている枝葉
天国にまで届きそうな神秘的な神々しさの大樹。
まさに世界樹だ。
「……美理亜と皆で一緒に見たかったよな…ほら世界樹だぞ。美理亜、皆、凄いだろう?俺が育てた世界樹だぞ……」
守谷克哉の右目から一粒の雫が頬を伝い流れ落ちる。
(!?何ぃっ!このタイミングでかっ!今すぐに止めねば!ええい!俺が出る!!)
ふと気が付くと俺は世界樹を眺めながらぼんやりしていた様だ。
(フム、間に合った様だな。やれやれだな。)
「………あれ?涙…俺もやっぱり年齢かなぁ?疲れ目かなぁ。ふぅ、ん?少し息苦しいかな?すーはー…あっ、そうだ!そろそろ世界樹の苗木のカウントダウンが始まる!ビニールハウスの何棟分を収穫出来るか楽しみだな♪」
何故か涙で濡れていた目と頬を拭き最近は調子の良かった心臓が何故か動悸がして呼吸が荒いので両目を瞑り呼吸を整えてもう一度世界樹の苗木を育てているビニールハウスの畑のページに移動するとスマホの右上に小さく表示されているピンクのタイムカウンターが毎秒ごとカウントダウンしている。
爪先でカウントダウンのリズムを刻む。
01:50
カウントダウンは進む。
00:35
カウントダウンを俺は眺めていた。
すると俺の右後ろから温かく柔らかい物が頬当たり固くて心地いい重みが肩に乗る。
俺を後ろから包み込むように背中に弾力性のあるものを押し当てて抱き締めてくれている。
(後ろからからだと!なんと言う質量!なんと言うプレッシャー!う、動けん!俺が抗えないだと!くっ油断した。フム、これは実にいい。)
「楽しそうですねアラヤ様。支度が整いましたよ。もうすぐ出立のお時間ですよ。何かお一人でお楽しみ中ですか?」
ミリーシアが肩に顔を乗せたままスマホの画面を覗き込む。
端から見ればイチャラブしている様に見えるだろう。
(ハハハハハハハ。俺は爆ぜないのだよ俺は爆ぜる事は無いのだよ!ハハハハハハハ!)
「ああ、ほら、アバターあー、え~と、あー箱庭にいる俺の分身の衣装を着替えさせて遊んでいたんだ。」
「まぁ、そうなんですね。あら、でもいつもの衣装ですね?」
「うん、結局これが一番畑に似合うからな。色々着替えさせて結局元に戻ったよアハハハハハハハ。」
「うふふ、まぁそうなんですね。箱庭のこのページの畑のドームは世界樹の苗木のドームですよね?」
「うん、ミリーシアは覚えたみたいだな。もうすぐ…」
00:01
00:00
ピロピロリーン、ピロピロリーン
ピロピロリーン
『やったね~♪世界樹の苗木を収穫出来るよ~♪おめでとう~♪』
ノエルからの音声メッセージがスマホから聴こえる。
「やったー!苗木が収穫出来るぞー!」
「///アラヤ様!おめでとうございます!あっ、私も凄く嬉しいです!///」
俺は立ち上がりミリーシアと抱き合って喜んでいた。
そこにケイが俺を呼びに来た。
「アラヤさーん。そろそろ皆行ける…///ちょっ!あんた!どこでも盛ってんじゃネェよ!空気読めよ!///」
俺は顔を真っ赤にしているケイにミリーシアと抱き合ったままスマホの画面を見せるように突き出す。
「ケイ、俺達は盛ってはいないぞ?喜びの表現だ。ほら~♪見てみろ~♪世界樹の苗木が収穫出来るんだぞ!どやっ!」
ケイが俺のスマホの画面を食い入る様に見詰めている。
「おおぉー!スゲェよ!あんたスゲェじゃねぇか!苗木まで育て上げたのか!やったな~♪」
「ああ、だからなミリーシアと喜んでたんだ。ビニールハウス十棟分だぞ!十棟分!どやっ!出発前に皆で世界樹の苗木を収穫して苗木を渡せるぞー♪」
「十棟分!?あんたスゲェ!ヨッシャー!俺がアメリア達を呼んでくっからよ!あんたはユージとユカとユリアに一斉送信で!」
ケイはそう言い残すと食堂ドームを走って出て行った。
「ハイよ~♪」
俺はメールの一斉送信をする。
『フフフ、俺はアラヤだ。読むがいい。読み終われば集え食堂ドームに!収穫の時は来た!世界樹の苗木の収穫の時は来た!!て事で皆食堂ドームにしゅーごー♪』
直ぐに返信が来る。
『スゲェじゃん!さすがおっさ~ん♪ラジャー!』
ユージからの返信が一番早かった。
『やったー!おじさん最高~♪すぐに行くね~♪』
ユカに誉めれた。
『ハイ!さすがです、アラヤさん!アラヤさんおめでとうございます!すぐに行きます♪♥️』
ユリアのメールにまた♥️が付いていた。
(フフフ、ユリアめ。可愛いではないか。)
俺とミリーシアはベンチに仲良く座っているとユージとユカとケイとユリアとアメリアとティアーナとリアーナとマリアーナが食堂ドームに集まりそれぞれベンチに座る。
「予定通りに世界樹の苗木の収穫をするぞ~♪本当はあと十五棟分育てていたけれどそれは残念だけど収穫出来なかった。残った十棟分を皆で収穫だー!じゃ、ユカから世界樹の苗木を十本収穫したら隣にスマホを回して行ってくれ。」
俺はユカにスマホを渡す。
ユカは嬉しそうに笑顔でスマホを両掌で受け取る。
「やったー!おじさんありがと~♪じゃ~♪収穫するよ~♪」
ユカは嬉しそうにスマホの画面を十回タップしてユージに渡す。
ユージも嬉しそうにスマホの画面を十回タップしてケイに渡す。
ケイも嬉しそうにスマホの画面を十回タップしてユリアに渡す。
ユリアも嬉しそうにスマホの画面を十回タップしてアメリアに渡す。
アメリアも嬉しそうにスマホの画面を十回タップしてティアーナに渡す。
ティアーナも嬉しそうにスマホの画面を十回タップしてリアーナに渡す。
リアーナも嬉しそうにスマホの画面を十回タップしてマリアーナに渡す。
マリアーナも嬉しそうにスマホの画面を十回タップしてミリーシアに渡す。
ミリーシアも嬉しそうにスマホの画面を十回タップして俺にスマホを渡される。
ビニールハウス内の畑に虹色に光輝く苗木が十本残っている。
俺も期待に高鳴る胸の鼓動を抑えて少し震える人差し指でスマホの画面の虹色の光りの世界樹の苗木十本を続けてタップして収穫した。
『ピロリーンピロリーンピロリーンピロリーンピロリーンピロリーンピロリーンピロリーンピロリーンピロリーン世界樹の苗木を10本収穫したよ♪おめでとう~♪』
収穫SE音とノエルのお祝いの言葉がスマホから聞こえた。
「よし、それじゃユージ、ユカ、ケイ、ユリア、メインイベントだー!世界樹の苗木を渡すぞー♪」
「「「「やったー!」」」」
「「「「「おめでとうございます!」」」」」
ユージとユカとケイとユリアがベンチから立ち上がり跳び跳ねて抱き合って喜んでいる。
ミリーシア達も笑顔で拍手をして祝福している。
「じゃあ、世界樹の苗木をストレージから出すからな?皆ファクトリーを起動しておけよ?」
「「「「OK~♪」」」」
皆の声を聞いて俺は世界樹の苗木を一本ストレージから取り出す。
約1.5m程の高さの木が俺の右手にずっしりとした手応えで引き出される。
青々と繁る若い世界樹の葉。
根の部分は大きく丸く布とロープで纏められている。
まだ頼りないが世界樹としての神々しさは感じとれる。
立派な世界樹の若木だ。
「「「「「「「「「「うわぁ~!」」」」」」」」」
皆が歓声を上げる。
「これが世界樹の苗木か。苗木でこの大きさか。流石は世界樹だ…!?ああっ!」
世界樹の苗木をストレージから出して二分も経たない内に青々と繁っていた世界樹全体の葉が徐々に茶色に染まり枯れていく。
枯れた世界樹の葉は枝から離れ落ちて行く。
(ぬぅ!何事だ!)
「おじさん!!苗木が世界樹の苗木が枯れちゃう!!」
「お、おっさん!!世界樹の苗木が枯れちまう!」
「アラヤさん!やべぇよ!世界樹の苗木が枯れちまった!」
「どうして!世界樹の苗木が枯れちゃう!どうして?どうして!」
「「「「「あぁっ!そんな!アラヤ様の世界樹の苗木が枯れていく!!」」」」」
皆の叫びに我に返り苗木を見ると苗木は枯れ果てて細い枯れ木になってしまっていた。
「一体……どうなってんだ……」
俺が呆然と右手に持つ枯れた苗木をみていると俺のスマホからメールの着信音が鳴る。
ピピッピピッピピッピピッピピッピピッピピッ
ノエルからのメールを急いで読む。
『守谷克哉さん!世界樹の苗木は今のそちらの世界では魔法力養分が充分に吸収出来ずに数分で枯れてしまいます!ですので受け渡しの際は迅速にお願いします!なるべくそちらの世界の空間に留める時間を最小限にしてください!枯れた世界樹も回収をお願いします!例え枯れていてもきっと何かの役に立つかも知れません! 豊穣の女神貴方のノエルより♥️』
(了解!!ニュートロンジャマーキャンセラー始動!ニュートロンジェネレータ始動!!スタンバイオールグリーン!インフィニティフルオープンアラヤ、イキます!)
「皆!枯れ落ちた世界樹の葉を拾い集めてストレージに入れて保存していてくれ!キリッ」
「うん!!」
「おっさん判った!」
「OKあれだな、アラヤさん!要らねって捨てたアイテムが実はめっちゃ重要なアイテムだったパターンな!」
「ああそう言う事だ!ケイ、流石の読みだ!キリッ」
「///ハイ、アラヤさん!集めます!///」
「「「「「私達もお手伝い致します!アラヤ様!」」」」
俺達は急いで床に散らばる枯れた世界樹の葉を拾い集めてそれぞれのストレージに放り込む。
俺も枯れ木になっている世界樹の苗木をストレージに放り込む。
世界樹の枯れ葉は皆のストレージに一枚も残さずに入れられた。
俺はスマホメールからファクトリーの画面へ戻すと皆に告げる。
「ユカ、ユージ、ケイ、ユリアノエルからの重要なお告げだ。世界樹の苗木はこの世界では数分で枯れてしまう。だから受け渡しは迅速にやる!俺が苗木をストレージから取り出したらすぐに受け取ってストレージに放り込んでくれ!!」
「うん!おじさん判った!」
「おう!おっさん判った!」
「ハイよ!アラヤさん判った!」
「ハイ!アラヤさん!判りました!」
皆の返事を聞いて俺はユカの吐息のかかる程に距離を縮めて正面に立ちストレージに右手を入れる。
「ユカ、行くぞ?」
「うん!おじさんいいよ!」
俺が世界樹の苗木をストレージから取り出すとすかさずユカが苗木を握りストレージに放り込む!
「ユカ!ファクトリーで苗木の状態を見てくれ!」
「うん!」
ユカはファクトリーで苗木の状態を確認している。
「おじさん!!苗木の状態、最良!大丈夫ー!今のでイケる!」
「よし!じゃあ、あと九本イクぞ!」
「うん!おじさんいつでもいいよ!キて!」
俺とユカはほぼこの世界の空気に触れない様にストレージからストレージへ世界樹の苗木の受け渡しを一気に連続で九回行ったので緊張感が半端ではなかった。
「はぁはぁ、息をするのを忘れていたな?はぁはぁ。」
「はぁはぁ、うん、はぁはぁ、めっちゃ緊張した~!苗木の状態は全部最良ー!やったー♪はぁはぁ。」
俺とユカは抱き合ってお互いの背中を優しく叩いて呼吸を落ち着ける。
(ムム!中々やるではないか!ユカ!)
「そうか、良かった。ユカもう大丈夫か?」
「うん、おじさんありがとう大丈夫~♪えへへ。」
ユカの頭を優しく撫でる。
「よし、次はユージ!いいか?」
「おおよ!おっさん、いつでもいいぜ!」
ユージと俺は真正面で見詰め合い呼吸を合わせる。
俺はストレージから世界樹の苗木を握り取り出す!
ユージが瞬時に苗木を握りストレージに放り込む!
「ユージ!苗木の状態はどうだ!」
「おっさん!苗木の状態最良だ。今のでイケる!」
「よし!ユージ!連続でイクぞ!」
「おおよ!おっさん来い!」
俺とユージはまるで居合いの様に俺が苗木をストレージから取り出すとユージが瞬時に苗木を掴みストレージに放り込むを一気に連続で九回繰り返した。
「はぁはぁ、おっさん、苗木、全部、はぁはぁ、最良だ、はぁはぁ。」
「はぁはぁ、良かった、はぁはぁはぁ、ユージ、よくやったな。はぁはぁ。」
「おおよ!はぁはぁ。おっさんもな、はぁはぁ」
俺とユージは抱き合ってお互いの背中を優しく叩いて呼吸を落ち着ける。
「よし次はケイ、イケるか?」
「OK!いつでもイケぞ、アラヤさん!」
俺とケイは超至近距離で向き合い俺はストレージに右手を入れるとケイと呼吸を合わせる。
ケイと俺は頷き合うと俺はストレージから世界樹の苗木を取り出す。
ケイが高速ジャブの様に苗木を掴み瞬時にストレージに放り込む。
「ケイ、苗木の状態はどうだ!」
「アラヤさんOK最良だ!今の感じで続きやんぞ!」
「よし!ケイ、イクぞ!」
「来い!アラヤさん!」
俺が次々と世界樹の苗木をストレージから取り出し瞬時にケイが苗木を掴みストレージに放り込むを連続九回繰り返した。
「はぁはぁ、さすがケイはボクサーだな、息が上がってないな、はぁはぁ」
「まーな♪このくらいチョロいぜ!あんた少し休めよ。」
「はぁはぁ、ならばここで言わせて貰おう。まだまだ若い者には夜も色々負けん!はぁはぁ。」
「あんた少しは空気読め!ここで下ネタかよ!」
「下ネタですが何か?」
「「ぶっはハハハハハハハハ!」」
俺とケイは笑って抱き合ってお互いの背中を叩いて俺は呼吸を落ち着ける。
「よし、ユリアイケるか?キリッ」
「///っ!ハイ!イケます!アラヤさん!♥️」
俺とユリアは身体が触れ合う程の距離に近付き俺はストレージに右手を入れる。
俺とユリアは呼吸を合わせる。
お互いの目を見詰め合い呼吸を合わせて頷き合うと俺はストレージの苗木を取り出す!
ユリアが世界樹の苗木を掴み瞬時にストレージに放り込む。
「ユリア!世界樹の苗木の状態はどうだ!」
「///アラヤさん!世界樹の苗木の状態は最良です!///」
「よし!じゃあ今の感じで九本イクぞ!キリッ。」
「///っ!ハイ!アラヤさんキて下さい!いっぱいキてー!♥️」
「イクぞ!ユリア!キリッ」
「///ハイ!アラヤさんキてー♪♥️///」
俺とユリアのやり取りを近くで見ていたユージがユカに話しかける。
「なぁなぁユカ、今のおっさんのユリアさんとの会話ってあれの時の会話だよな?」
「うんうん、ユージおじさん堂々とイク宣言してたよね?」
「ありゃ、両思いだなぁ、ユリアさんもいっぱいキてって言ってたし、うん、間違いねぇもう近いな。」
「だね、間違いなく両思いだね。もう近いねぇ。」
「はぁっ!ちょっ!えっ?違うだろ?えっ?ユリア?えっ?」
慌てるケイを見てユージとユカはニヤリと笑い合う。
ユージとユカのケイを弄ぶスキルLVが上がった!
俺とユリアの世界樹の苗木の受け渡しを続ける。
目と目を見詰め合い呼吸を合わせ連続で九回繰り返し無駄の無い動きでミスなく九本の世界樹の苗木の受け渡しは無事に終わる。
俺とユリアは抱き合ってお互いの背中を優しく撫でる。
(フグッムムっ!動けない!ここまでとは!ユリアやるな!実にいい。)
「はぁはぁ、ユリア、凄く良かった!はぁはぁ。キリッ」
「///っ!はぁはぁ、ハイ!はぁはぁ、私初めてのアラヤさんは凄く緊張しましたけど、はぁはぁ、二回目からアラヤさんが凄く判る様になって凄く楽しかったです!はぁはぁ。♥️///」
「そうか、それなら良かった。キリッ」
「///…………………アラヤさん。♥️///」
ユリアは強く俺を抱き締めて押し付けて来る。
俺も応えて抱き締める腕に力を込める。
(フッ、男ならば応えねばなるまい!なかなかやるな!ユリア!)
「///はぁはぁ、あぁっ♪判る♪アラヤさんが、はぁはぁ、凄く、アラヤさんが判りました。♥️///」
「そうか、それなら良かった。もう呼吸は大丈夫か?キリッ。」
「///ハイ!大丈夫です!アラヤさん!世界樹の苗木の状態も最良です!♥️///」
俺はユリアの言葉でやりきった安堵感に胸を撫で下ろした。
「ふぅ、良かった。あとはそれぞれの畑の面積を最大値までに広げる事と土壌の状態を最良にすれば世界樹の育成者になれるぞ!ユージ、ユカ、ケイ、ユリア!無事に世界樹の苗木のオーナーになれておめでとう~♪」
俺は拍手をしてユージとユカとケイとユリアを祝福する。
するとミリーシア達も笑顔でユージ達を拍手をして祝福している。
「おっさん、リサーナ達もありがと~♪」
「おじさん、ティアーナ達もありがと~♪」
「アラヤさん、アメリア達もサンキューな♪」
「///アラヤさん、マリアーナさん達もありがとうございます!///」
ユージとユカとケイとユリアが凄く嬉しそうにお礼の言葉を俺とエルフ達に言ってくれた。
俺とエルフ達は嬉しくてちょびっとだけ照れた。
勇者が世界樹の苗木を仲間に渡そうとしている!
どうしますか?
みまもる
なかまにまぎれてもらう
れつにならぶ
れつによこはいりをする
はやくよこせとさけぶ
ゆうしゃにみつかる
ゆうしゃにくびをつかまれる
よそうをする
ゆうしゃになげられる
やしきをとびこえる
おしろをとびこえる
はたけにちゃくちする
こしまではたけにうまる
もがく
ぬけられない
ひとがとおりかかる
たすけをよぶ
わらわれる
いしをなげる
いしをなげられる
めちゃめちゃあてられる
なく
あんまりだーとなく
あしからねがはえる
しりからめがでる
かゆくなる
たくさんめがでる
いっぱいかゆくなる
どんどんそだつ
どんどんふえる
いもができる
はたけからぬけられる
いもをぶらさげてぞろぞろあるく
さんぞくにいもをうばわれる
とほうにくれる
かんがえるのをやめる
ふりむくとやかれている
あわてる
ろーぷでまかれる
いもをやかれる
いいにおいがしてくる
いもをたべる
おおきくなる
おならがでる
いんかする
だいばくはつをおこす
へいしがくる
へいしにせつめいをする
へいしにわらわれる
つかまる
ろーぷがおなかにくいこむ
たくさんおならがでる
いんかする
じぇっとふんしゃのようにしりからほのおがでる
とんでいく
ようすをみる←