芽吹き始めた畑。芽吹き始めた二人?
勇者が畑にやって来た!どうしますか?
ようすをみる←
さくをたてる
かべをたてる
いえをたてる
おしろをたてる
やしきをたてる
まちをつくる
おしろをはたけにされる
やしきをこわされる
とほうにくれる
かんがえるのをやめる
いしになる
へんなぽーすをする
うねうねあるく
ゆうしゃにくびをやさしくつかまれる
ゆうしゃになげられる
おしろをとびこえる
はたにつかまる
はなびがあがる
5000ぽいんともらう
どかんにはいる
はたけにもどされる
はたけをみつづける
リンメル草原。
元は膝下までの草のみ生い茂る平野だった。
今では見渡す限り畝。
もはやリンメル畑。
良く見れば畝に小さな芽が芽吹いている。
畑全体に等間隔で備え付けられた小さなスプリンクラーから円状に川から引いて来ている水を定期的に撒水されている。
滅び行く世界に新たな生命の息吹きが吹こうとしていた。
(フム。まさかここまでかかるとはな。やはりファンタジーファーマーファクトリーとは違うのだな。)
リンメル草原に日が登り始める。
朝だ。
俺は、俺は、俺は、生きている!
《グィィイン!》(ジェネレータポンプ始動!!)《グォォオオングオオオオン!》(スタンバイオールグリーン!アラヤ、出るぞっ!!)
「ん……ふぁ~…ん。あ、もう朝か…起きるとするか…さてと…風呂に入るか…」
俺は起き上がりベッドから出る。
毎朝の日課の入浴と洗濯。
日本に居た時と毎日の行動が同じだ。
体と頭を洗って広くて大きな浴槽の丸い縁に両腕を広げて体を凭れかけうつむき加減で湯に浸かる。
「球ころはあと三つ……応えてくれノエル…俺はあと何人殺せばいい…。」
俺は俯いたまま小さな声で呟く。
浴槽の水面に一粒の雫が落ちる。
「暑っ。…逆上せる前に上がるとするか。」
俺が頭を軽く左右に振るうと髪から水滴が振り飛ばされる。
全自動洗濯乾燥桶から洗濯物を取り出し俺の個室ドームへ戻る。
風呂上がりにぬるい炭酸飲料を飲み身体の火照りを少し和らげる。
(フム、深い井戸でも掘れれば少しは冷やせるのだがな。もしくは山肌に穴でも掘ってその中に氷魔法で氷室でも作るか。)
服を着終わりタオルで頭を拭き上げて送風温風筒で髪を乾かして居るとドームの入り口から誰かが入って来る。
俺は掌の送風温風筒を見詰めて少し考える。
(フム、これや全自動洗濯乾燥桶が創造作成で作れて何故、風呂の湯沸し器を創造作成で作れないのかが大きな謎だな。ドーム内の温度調整や浴槽の温度維持や水質濾過などが関係があるのだろうか?冷蔵庫ももしかしたら作れるのかも知れないな。何かピースが足りないのだろうか?)
「おっはよ~♪おじさん♪」
俺の後ろから右肩を二回軽く叩いてニッコリと笑顔のユカが朝の挨拶をしてくれる。
「ふぁ~おっさんオッスっ!」
眠そうな少し気だるい感じだが元気な声でユージが右手を軽く上げて朝の挨拶をしてくれる。
「おう、おはよう~♪ユージ、ユカ。体調は良いか?」
俺もユージとユカに元気に朝の挨拶を返す。
「オオーよ♪」
「うん♪めっちゃ元気!///ユージも朝からゴニョゴニョ。//じゃ、じゃあ~いつものを♪おじさん♪はいはいベッドに横になってね~♪」
「は~い。じゃあよろしく~♪ユカ♪」
俺はいそいそとベッドに上がり仰向けで寝る。
「ふぅ~、おじさんの心臓!おじさんの身体!ぜ~んぶ良くなれ!フィジカルオールヒール!」
ユカが右手の陽炎の長杖を俺に掲げると俺の身体中と心臓を柔らかな暖かさが包み込む。
(フム、…このままもう一度寝れそうだな…)
ユカの柔らかな優しい暖かさが俺の心臓にゆっくりと集まる感覚がする。
「はあ~♪ありがとうユカ。今日もめちゃ元気に動けそうだ♪」
俺はゆっくりと起き上がりユカの頭を優しく撫でる。
子供扱いではなく感謝の表れだ。
「えへへ♪ホント!良かった♪」
「おっさん、ヤッパこれやったあと顔色めっちゃ良いじゃん♪」
「おっ!ユージ、解るか?」
「おぅん!解る解る、全っ然良いじゃん♪」
「じゃあ、おじさん♪アタシ達もお風呂入って来るね~♪」
「おっさん風呂入って行ってくんな~♪」
可愛らしく右手を小さく振ってユカが出口に歩いていきその後ろをユージが右手をヒラヒラと振って歩いていく。
「ハイよ~♪ごゆっくり~♪」
ユージとユカが俺の個室ドームを出て行った。
これが俺のここ最近の毎朝の日課だ。
「アラヤ様、ここは…いかがですか?…」
優しげな笑顔で微笑み銀髪が朝日に照らされて艶やかに輝いている。
美しいエルフが素肌にワンピースを一枚纏っただけのしなやかな肢体で俺の左腕に巻き付く様に両腕を絡ませて寄り添い語りかけてくる。
(くっ!流石にエルフだ!この質量に、くっ!更にこのプレッシャーっ!悪くない。実に良い。)
「ミリーシア…うん、ああ…いい感じだ。凄く…いい…ああ、パセリはやっぱり芽が出るのは早いな。ファクトリーと同じだな。早くプチトマトも芽を出さないかな~♪」
《ミリーシアと言う名前はエルフ達自身が考えた名前を名乗ると俺を欺いている様で心苦しいと言うので俺が考えて着けた。他の四人のエルフ達にも名前を考えて着けた。
ミリーシアやエルフ達は俺が着けた名前を凄く喜んでくれた。》
俺は元気に芽が出て育っている事に顔が綻んでいた様でミリーシアが嬉しそうにニコニコと笑顔で頷いている。
「///はい。アラヤ様のお側でご一緒に私も見ていたいです。アラヤ様とご一緒に二人で育てたモノを見ていたいです。///」
ミリーシアの頬がほんのりと紅く染まっている。
とても可愛らしい。
(フフフなかなかどうしてこのプレッシャー。実に良い。)
朝食後に俺はミリーシアと二人で畑の様子を見に来ていた。
(フム、やはりこのプレッシャーは良い。良い物だ。朝から連れ合いだと。フッ、悪くない。そうだ!このままプールに誘うとするか!そうすればこの素晴らしい絶景は俺一人の物ではないか!やるか!)
ピピッピピッピピッピピッピピッ
ノエルからか。
こんな朝に珍しいな。
『……。……………!…………。………。
………。………………!!……………。………。
豊穣の女神貴方のノエル♥️より。』
(マインドジェネレータポンプフルオーバーゲイン!!フルアーマーアラヤ突貫する!!)《両目が光る。ギュビーン!》
俺はスマホをウォレットケースに仕舞う。
俺は顔を顰めて舌打ちをする。
「ちっ!こんなタイミングで!ミリーシア、もう少しゆっくりのんびりたっぷり色々堪能したら急いでドームに戻るぞ!」
「っ!ハイ、アラヤ様!えっ!えっ?え?///え?♥️///」
ミリーシアは俺の雰囲気の急変を察知して頬を紅く染めて右掌を右頬に当てて人差し指をこめかみに沿えて即座に仲間のエルフ達に念話で呼び掛けている様だ。
俺は畑の側にミラージュガードドームを建てて中でミリーシアとゆっくりのんびりたっぷり色々堪能した。
穏やかな日常と言う物はやはりこの世界では長続きはしない。
(全く不粋にも程があるな!)
俺の個室ドームでミリーシアと二人で少し寛いで食堂ドームに皆が集まっているのを俺は確認すると食堂ドームにミリーシアと向かう。
俺はいつものベンチに浅く腰を掛けテーブルに両肘着けて顎の前で両手を合わせて握りやや猫背でまるで何も無かった様な顔をして真剣な眼差しで真っ直ぐ前を向いてユージにユカにケイにユリアにミリーシアを含めたエルフ達五人に話しをする。
サングラスは掛けていない。
俺の座るベンチの右後ろに頬を紅く染めたミリーシアが嬉しそうに少し俯いて両掌を腹部で重ねて立っている。
俺は一つ咳払いをする。
「んんっ、皆、朝食あとのゆっくりとのんびりとした楽しい時間に嫌な話しをするが悪いが聞いてくれ。ノエルからの緊急メールの内容を話す。アファルセル王国とメグレティア王国が国家間でのかなりの外交摩擦が起きているらしい。このままだと、ここがリンメル草原が、俺達の畑が壊滅的に危険になる可能性が出て来たらしい。」
「「「「「「「「「えー!」」」」」」」」」
皆は驚きの声を合わせて上げる。
「メグレティア王国?確か…この本だな。アラヤさんそれって五強国の第四位の国じゃあネェの?」
ケイが一冊の本をストレージから取り出し本を開いて言う。
「そうだ。ケイ、よくその本を覚えてたな。メイガンと繋がりのある国だ。」
「アラヤさんどうしてメグレティア王国がアファルセル王国と摩擦を起こしているんですか?」
「ユリア。良い質問だ。理由は至極簡単だ。アファルセル王国との太いパイプだったメイガンがいなくなったからだ。メイガンがいなくなった事で裏で取引していた食糧が入らなくなったからだ。」
「えっ?おっさんメイガンあいつ何えーと密輸?だっけをしてたんかよ?」
「ユージ、その通りだ。メイガンはメグレティア王国に五強国協定を無視した密輸出をしていたんだ。それもかなりの量をな。」
「えっ?おじさん第四位の国になんでそんなに密輸してたの?」
「ユカ、アファルセル王国は五強国中第五位なんだが覚えているか?」
「うん!一番弱っちい国なんだよね!」
「そうだ。その一番弱い筈の国がこの世界に沢山ある国の中で五強国に入っている理由がアファルセル王国が持つ潤沢な農作物なんだ。」
「「「「潤沢な農作物?」」」」
「「「「「潤沢な農作物?」」」」」
皆が頭を傾げて考えている。
「ああ。アファルセル王国の主信仰神を皆覚えているか?」
「「「「主信仰神?」」」」
「「「「「主信仰神?」」」」」
皆が右手の人差し指を顎に軽く当てて考えている。
「アファルセル王国の信仰する神様の事だ。」
「「「「あー!」」」」
「「「「「あー!」」」」」
皆気付いた様だ。
「ノエルだ!おっさん!」
「おじさん!ノエルちゃん!」
「アラヤさん!ノエルだよな!」
「ノエルちゃんです!アラヤさん!」
「「「「「ノエル様です!アラヤ様!」」」」」
「皆、正解だ。アファルセル王国はノエルの加護を他の国より多く受けていたんだ。だからアファルセル王国は潤沢な農作物を四強国に協定範囲内で輸出していた。それを悪用してメイガンはメグレティア王国に五強国協定を無視した密輸出をしていたんだ。何故メグレティア王国にメイガンはそんなに贔屓をしていたのか覚えているか?」
「はい!アラヤさん、五強国の第二位のビゼルデル帝国と繋がりあるからですよね!」
「流石だ。ユリア、貿易会社に勤めているからだな。良く覚えてたな。キリッ」
「///っ!ハイ!♥️アラヤさん!♥️///」
「メグレティア王国を介してビゼルデル帝国に食糧が流れていたんだ。それがメイガンがいなくなった事で摩擦が起きていると言う事だ。更にカバリナス王国からも第一強国、第二強国のビゼルデル帝国に武器や物質の輸出が止まると言う懸念からだろうな。」
「そーゆー事なんだー。おじさん!メイガンってホント迷惑やろーだね!めっちゃ色々悪い事やろーとしてたんだね!」
「んじゃ何?なんで俺達の畑があぶねぇの?おっさん。」
「ユージ、そこだ。メグレティア王国はあの山脈の向こう側にある国なんだ。」
俺は草原の彼方にある山脈の方向を指し示して言う。
「「「「えっ!」」」」
「マジかよ。アラヤさん。」
「マジで!おっさん!」
「えー!おじさんホントに!」
「アラヤさん!本当なんですね!」
「ああ、本当だ。通常はあの山脈を迂回して平野のカバリナス王国側から貿易陸路を使用しているらしいが摩擦がもし戦争となったらあの山脈の険しい谷を無理矢理一気に抜けてアファルセル王国に攻めて来るだろう。多少の犠牲者を顧みずに。一番の近道だからな。そうなると俺達の畑が戦場に成りかねない。」
「「「「えー!そんなー!!」」」」
「「「「「そんな!」」」」」
皆が動揺している。
「おっさん!!んなの冗談じゃあネェよ!やっと、やっと芽が出て来てんだぞ!アンだけメチャクチャオークとかゴブリンとか皆でエルフの姉ちゃん達も一緒に手伝ってくれて潰し捲ったつうのによ!冗談じゃねぇつうの!」
ユージの怒りが爆発するが皆も魔法力のコントロールの仕方を熱心にエルフ達に習いコントロール出来る様になっていた。
(ドームの中であるからな。外には何も被害は及ばないのだがな。)
「そうだよ!おじさん!皆で頑張ってエルフさん達も頑張ってやっと芽が出て来たとこなのに!絶対やだ!」
皆で手塩にかけてようやく光の見えて来た畑を荒らされる事は嫌だと強く言うユカ。
「マジで冗談じゃねぇ!やっと畑らしくなったつうのに!アラヤさん!マジでふざけんじゃねぇつうの!あんたがメチャクチャ頑張って…許せねぇ!あんのぉぉクソガァァァ!メイガーン!」
毎日泥だらけになりそれでも不満も洩らさずに楽しんで畑の世話をしていたケイがメイガンに更なる怒りをぶつける。
(フム!それでは墓を掘り返して皆でメイガンに蹴りを入れるとしようではないか!!)
「許せない!絶対に許せません!アラヤさんが皆が大切に、本当に大切に育てて来た畑を戦場になんて絶対にさせません!」
皆で大切に懸命に手を入れて育てた畑を戦場にさせないと怒りを燃やすユリア。
(フム、怒りと一緒になかなか揺れている。見事だ。ユリア。)
「「「「「アラヤ様の大切に育まれた畑を私達も一緒にお守りします!」」」」」
俺達と一緒に畑を守ってくれると言うエルフ達。
(フム、やはりなかなかの壮観な絶景だな。)
「ああ、その通りだ。ようやく小さな芽を芽吹かせて来た畑を奴等の支配欲の為に荒らさせはしない。だから、今あそこにいるだろう彼ら達にも少し手伝いをして貰おうと思っている。」
カバリナス王国の解放到来者達にだ。
まだ正確な人数は解らないけど女性エルフ二人男性エルフが二人、他の四人に獣人が数名いるらしいので対この世界の人間への防衛線を張るのには丁度いいと俺は思う。
「「「「あー!なるほど~♪」」」」
「「「「「流石です!アラヤ様!」」」」」
「彼らに陸路の方は任せて置けば俺達があちらに向かう時間が稼げる筈だ。ただ彼らがキチンと食事が取れているのかが不安要素の一つと言わざる得ないが。まぁ細かな所は修正範囲内だろうな。大きな不安要素もあるがそれをメグレティア王国が引き連れて来れる可能性は低い筈だ。」
「「「「「「「「「大きな不安要素の一つ?」」」」」」」」」
「ああ、ビゼルデル帝国の到来者達の戦闘介入だ。」
もしも戦争となった時の最悪なシナリオを皆に一応提示しておく。
「「「「「「「「「えっ!」」」」」」」」」
「それだけが大きな不安要素の一つだな。あそこにいる彼らはまだ解放されて間もない。この世界の人間達相手であれば十分過ぎる大きな力を持っている者としてあくまでも威嚇材料としてあそこにいてもらえればいいんだ。隷属から解き放たれた今の彼らには理性や躊躇がある筈だ。だがビゼルデル帝国の到来者達が介入して来た場合は彼らには撤退をして貰う。彼らは戦闘員や兵士じゃ無い一般人だ。メグレティア王国とビゼルデル帝国の解放到来者にも気を付けなければといけないと言う最悪な挟み撃ち状態は一番避けたい所だな。」
「あ~、おっさんが前に言ってただいぶ前にメイガンが見たっつう勇者を隷属させてるっつうガキみてぇな奴か?めっちゃ勇者とかこの世界の人達を殺し捲っているっつうくそガキ…あ~今はもう大人になってんのか。そいつだろ?」
ユージはその男の話しを思い出した様で苛立って左足の爪先を床に着けて踵を上下に速く何度も揺すらせている。
「ああそいつだ、ユージ。そいつ自身は戦場には滅多に出て来ないらしいがそいつは隷属使役している到来者達を主力にして戦かわさせているらしい。自分は戦わず隷属させている到来者達や強制奴隷達を手駒の様に使役してまるで駒遊び感覚で戦闘を楽しんで遊んでいる様だと二強国の戦場視察に十年程前に行ったらしいメイガンの古い日記の中に記されていた。メイガンが今まで見た勇者の中で上位に入る恐ろしい考えを持つ勇者だと震えたような文字で書いていた。もし日記に書かれている通りの奴なら俺にはそいつの事が一番腹の中が煮え繰り返る程怒りが込み上げてくる奴だ。」
俺はこの世界の歪みが俺自身も取り込まれ歪んでしまう様な嫌な気持ちになった。
(フッ、何も心配はいらんよ。俺にその思いがあれば俺は何も変わらんよ。)
「よし、少し休もう。皆これでも飲んでくれ。ユージに教えて貰った旨いジュースだ。なかなかイケるぞ♪」
一通り話すと自分の苛立ちを間際せる為にストレージからボトルを人数分出して皆に渡すと俺もボトルを開けてジュースを喉を鳴らしてボトルの三分の一程を一気に飲む。
メイガンの日記を読む限りそいつが完全に自分はプレイヤー気取りでこの世界の人の命と到来者達の命をゲームのキャラクターとして操り遊びながら楽しんで人を殺している事が手に取る様に解ったからだ。
(フム、彼奴の始末もいずれは考えねばなるまい。だが今ではない。早すぎる。戦争のパワーバランスが崩れては元も子も無い。しかしメイガンが考えていたクーデターはユージのお陰で露と消えたが事後処理が残っていたとはな。やはりメイガンはとんだクソヤロウだな。)
皆がジュースを飲んで落ち着きを取り戻した様なのでこれからの方針と作戦会議に移る。
勇者はまたまた旅立とうとしている!
どうしますか?
みおくる
てをふる
あしをふる
すたーとじゅんびにはいる
はしりだす
すぐこける
なく
あんまりだーとなく
かめんをひろう
かめんをゆうしゃになげつける
ゆうしゃになげられる
おしろをとびこえる
あたまからはたけにささる
しりからめがてる
たくさんめがでる
たくさんそだつ
たくさんふえる
うねうねあるく
ゆうしゃがちかよってくる
ゆうしゃにきばがはえている
ゆうしゃにかまれる
うれしそうにわらう
ゆうしゃにかみつく
ゆうしゃにはりたおされる
とほうにくれる
かんがえるのをやめる
なにもなかったふりをする
よそうをする
よそみをする
はたけにつまづく
はたけにうまる
ようすをみる←