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71 出兵の真相

少し、エロいです。

 そう言えば、まだ誰にもお話したことがない太閤さまの心根を今日こそはお話しましょうぞ!大日如来のお導きか、明日の日本ひのもとから客人を迎えられたのだから・・・

 俺たちが食後のコーヒーを楽しんでいると、サブライ光秀が血のしたたる大ぶりの馬肉を引っ提げて戻って来ると、俺が疑問に思っていたことについて語りだした。


 不思議な国に迷い込み、魔法使いの奥様に助けられたこの身、坊ちゃんに問われればお答えしましょう。それが命を救っていただいたアトワーレ家への少しでも恩返しになるのなら。

 夢の中にいるような気がすることも幾たびか?

  

 戦国の世に、戦に倦み飽きた者ども、ひいては秀吉様自身に喝を入れるために起こしたいくさなのです。やがて来る日本の平和、だがみんに侵略の手を伸ばすイスパニアからアジアを守るために明を平定する第一歩して朝鮮半島を目指したのでした。

 だが、それが彼奴が仕掛けた罠によって一時は成功するかに見えた朝鮮侵攻が、潰えたのは真に無念でござった。某がこのことを知ったのは秀吉様が亡くなられてから少したってからのことでござった。


 真相とはこういうことだった。主君信長を明智光秀に本能寺でだまし討ちさせた後、盟友の敵討ちという武勲を立て、天下に号令する立場に立身出世するつもりが、あまりに早い秀吉の帰還により頓挫。そして光秀を倒し織田家の勢力を掌握してしまったため、関東に引き籠もったあの、腹黒い男が今度も暗躍していたというものであった。


「ご丁寧に、朝鮮、明、へ偽の親書を偽造しまくっての情報戦は、流石と言わせるものがあるが、のという大国に飲まれそうな酷く頼りない国を救うつもりもあったのでしょう。とは言え、イスパニアに日本の力を見せつけることはできましたから全くの無駄な出兵ではございませぬ」


 ふーむ、あの『文禄・慶長の役』の裏話がここで聞けるとは、まああの秀吉さんが耄碌もうろくして無謀な戦争を吹っ掛けたってことじゃないってことだな。

「なるほど、これは良いことをお聞かせくださった。光秀殿感謝いたします。そして、今日の料理は、もう素晴らしかったです」

 

 さて、少し考え事があるし、ここは年長者の知恵を借りるか?


「では、母様。少し、今後のことでご相談がありますので後で部屋に伺います。では、これにて」

俺は、一人食堂をあとにして中庭に出た。


 ふーむ、なんか気配を感じた気がしたが?

「まあ、気のせいか」


「もう、ジョージったら。私の胸がそんなに恋しかったの?甘えん坊ね」

俺は、マリアの寝室に裸で抱き合っていた。今は左の乳首をくわえながら右手は肌に触れるか触れないかの微妙で優しい愛撫を行っていた。

「きゃっ、ふう」

「なぜか、もう母様に夢中な俺がいますよ。ほんと可愛いんだから。ところで、うちの手勢は今どれほど貸していただけますか?特に魔力の強い者をねだりますが」


「もう、愛を語る場所よここは。せっかちね、教えてあーげない」

「こいつぅ」

 俺は、マリアを追い込むためにより中心部に愛の力を注ぎこんだ。

「うはぁ、きゅー。うー」


「あぁ、百ぅ。に、二百ぅう、さ、三百ぅ。これ以上は身体持たない、はぁぁ」

「では、百人借り受けましょう。そ、いゃ!」


 明日は、忙しくなるかな?


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