30 弥勒2
2016.12.30 誤字修正しました。
俺たちは、京都のある寺にいた。そこは、徳子の案内でたどり着いた時の異なる場所にあった。そして出会った弥勒はある条件のもとテスタの蘇りに協力してくれるとのこと。おお、ほぼ希望通りの展開だ、後はテスタを連れ帰るまでが遠足というところだが。さて条件は何だ、弥勒がつけるなら宇宙規模の問題なのか?ダークマターとか、ブラックホールにホワイトホール、パルサーとかも、やばいな。
「弥勒さんよ、ところでテスタ復活の条件って何なんだ?」
「そんな、引き攣った顔しないでネ。簡単よ、うちの子の情操教育に付き合って欲しいってだけ。いい子だから迷惑は掛けないわ。むしろ、そちらの戦力アップよ」弥勒がウィンクとか末法の世かよ。
「まあ、弥勒さんのお弟子さんを預かるということなら、引き受けた。テスタのためだ、ドンと来いだあ!」俺は、胸を叩いたら、隣でティーガーが薄い胸で真似をした。ほんと、かわいいなあああ。
「では、契約成立なのね、ま、破ったら地獄まで取り立てるからね。ほな、薄き衣を剥ぎ、仮初の現身に汝、再び戻り給い!」弥勒から眩い光がティーガーのネックレスにぶら下がった拳大の宝玉を包む。一瞬か、それとも数時間か時間の感覚が妙に嘘っぽい感じだ。
赤いドレスを纏った女性が現れた。
「ご主人様、お久しぶりです、テスタ戻りました。ティーガー、今まで心配かけたね。もう、大丈夫ご主人様のことは任せろ!」テスタが右手で力こぶを作る仕種をした。
「お帰り、テスタ、身体、大丈夫」ティーガーが心配そうに、尋ねる。
「ありがとう、弥勒さんよ。じゃあ、こっちも約束を守る番だ、さっそくあんたの弟子を呼んでくれ」




