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ダンジョンについての説明です。
今後増える可能性もあります。
『ダンジョンの秘密』
著:ローウィル・マクニール
前書き
この本は賢者と呼ばれている私が長い年月を掛け調べあげた調査結果を纏めた物である。
ダンジョンとは。
1.ダンジョンとは前触れもなく現れる人工的な魔窟である。
2.ダンジョンには魔物や罠が存在し、それらを用いて侵入者を殺しに掛かる。
3.ダンジョンの最深部にはダンジョンマスターと呼ばれる知的生命体がいる。
4.ダンジョンマスターは主にその世界の知的生命体が選ばれる。
5.ダンジョンマスターに選ばれた知的生命体はその瞬間から種族がダンジョンマスターになり、 潜在的に人類を敵と認識し敵対行動をとる。
6.ダンジョンにはダンジョンコアと呼ばれる秘宝がある。
7.ダンジョンコアはダンジョンの要であり、ダンジョンマスターの命とも言われている。
8.ダンジョンコアを奪取した後、ダンジョンは崩壊しダンジョンマスターも消滅する。
9.ダンジョンマスターを消滅させてもダンジョンコアは崩壊しない。
10.ダンジョンマスターの消滅後、一定期間ダンジョンコアを放置した場合には新たなダンジョンマスターが誕生する事が確認されている。
11.ダンジョンコアは奪取後、その姿を秘宝に変える。
12.秘宝は時に聖剣であったり、時に巨大な魔石であったりする。
13.秘宝は非常に高価で希少な物であり、一攫千金を求め冒険者達はダンジョンに潜る。
14.ダンジョンには魔物の素材や鉱石等の豊富な資源が眠っており、あえてダンジョンを攻略せずに国が管理しているダンジョンも存在する。
15.ダンジョンは発生から年月が経過するほど魔物や罠が強力になるため、経過年数はダンジョンの難易度を表す指標になる(一部例外もある)。
16.主に発生から100年を経過したダンジョンは攻略が不可能と判定され、一定以上の実力者のみ攻略が許されている。
17.現在、発生から100年を経過したダンジョンは『魔王城』『不可侵領域』『天空城』『霧の都』『深淵の海底迷路』の5つが確認されている。
18.ダンジョンの発生条件やダンジョンマスターの選定方法などは未だ解明されてはいないが、一般的には魔王が関連していると言われている。
後書き
私はダンジョンの全ての謎を解き明かすことが出来なかった。
これを読んだ誰かが私の意思を継ぎ、謎の解明をしてくれる事を切に願う。
イシュマール歴1450年白の月 初版第1刷発行
イシュマール歴1456年赤の月 初版第12刷発行
〜〜 初版第1刷発行より抜粋 〜〜
18.ダンジョンの発生条件やダンジョンマスターの選定方法などは未だ解明されてはいないが、その超常的な現象ゆえ、神、もしくは神に匹敵する"何かが"関与している可能性が高い。
賢者ローウィル・マクニールは『ダンジョンの秘密』を出版後、ロマネスト正教会より異端者と認定させ、その地位を追われた。