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魔王はハンバーガーがお好き  作者: 28号
魔王と友達の章
27/102

Episode24 癒し系

「お前みたいな癒し系の方が、あの子は好きなのかな」

 ある日、店に来たチャーリーがそんなことを私に言った。

「いやしけい?どちらかと言えば私は破壊系だと思うが?」

 意味がわからないと一蹴された。

「なあ、彼氏じゃないならあの子の好み聞いてきてよ」

「別に構わないぞ」

 頷くと、チャーリーはペーパーナプキンに師匠に聞く質問事項を書いた。

 早速客が少ない時間に、私は師匠の所へと赴いた。

「師匠、いくつか質問がある」

「なに?」

「好きな男のタイプは」

「魔王以外」

「好みの顔は」

「魔王以外」

「行きたいデートスポットは?」

「デートとか興味ない」

「アメフトとバスケはどっちが好き?」

「私野球ファン」

「欲しい贈り物は?」

「頭にリボンを巻いた魔王だけはゼッタイに嫌」

「以上だ」

「参考になった?」

「なったんじゃないか?」


 翌日、質問の答えを書いたナプキンをチャーリーに渡すと、彼はそれを読み、無言のままゴミ箱に捨てた。


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