表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王はハンバーガーがお好き  作者: 28号
魔王と師匠の章
13/102

Episode11 笑い方

 パーティーの翌日は、店にたくさんのお客さんが詰めかけた。

 昨日の夜の師匠の歌は素晴らしく、一緒に考えたトークも良かったようだ。

「店の宣伝を入れたのはあたりだったわね」

 厨房で忙しく働くながら、師匠は嬉しそうに笑っていた。

 だがふと、客入りを見て師匠は僅かに表情を暗くする。

「なんか、女子も多くない?」

 そうだろうかとカウンターから顔を出すと、何故だか女子達から歓声が上がった。なんなんだこれは。

「…スティーブあたりがバラしたな」

「何をだ?」

「…あんた、今日厨房」

「しかしハンバーガーは」

「今いる分は全部焼いてあるから、後はひたすら挟め! とにかくあんたは、そこから出るな!」

 そう言うと、師匠は私を置いて厨房から出て行ってしまった。

 言われるがまま、ハンバーガーを作りながら師匠の方を伺うと、師匠は先ほどの女子達の所にいた。

 心なしか、師匠の笑い方が怖い。今日は言われたとおり、厨房からでない方が良さそうだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ