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むりやり自宅警備員  作者: 白かぼちゃ
はろう、異世界
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なんだか画面が華やかです。

ぎりぎり本日中に投稿できました。

危なかった……。


※よろしければ感想や評価を頂けるとうれしいです。

 みなさんこんにちは。

現在言い合いも終わってそのままみんなでお茶を飲んでいます。

それにしても聞いていて思ったのですが、女の人に口で敵う気がしません。

特にミリアさん。圧倒的不利な戦いだったはずなのにふと気を抜くと納得しそうになってしまいます。

僕がツボ作るんでどこかで売ってきてくれませんかね?


「むう、言い合いにしてしまったのは明らかな失策だった……」


「大丈夫よ~。

間違いは誰にでもあるもの」


「……それはそうと二人とも今日はどうしたんですか?」


「我はサイトウがうまく生活できておるか見に来たのだ。

援助だけして後は放置というのも無責任であろう」


「私は時間が空いたから遊びに来たの~」


 これはかなりうれしい。

少し前までの孤独生活が嘘みたいだ。

女の人だから余計うれしいと思ってしまった俺に罪はない。


「アスウェルちゃん、ミリアさん本当にありがとうございます。

どんどん遊びに来てください」


「ふふふ~。そうさせてもらうわ~」


「ふむ? やけに歓迎してくれるな。未だ知り合いが少ないのか?」


 ああ、ミリアさんもみんなが分かるわけじゃないって言ってたもんな。


「それもあるんだけど、いろいろな事情があって俺は自宅から出られないんだ。

まぁ事情がなくたって歓迎するけどね」


「何と! 死活問題ではないか!」


「確かにそうなんだけど、グランさんやミリアさんが助けてくれるから大丈夫だよ。

それに俺には魔法があるからそう簡単にはくたばらないよ」


「それならよいが……。

危なくなったら遠慮なく頼るがよいぞ?」


 この森の人たちほんとに優しいよな。

住む条件に聖人じゃないといけないとかあるんじゃないの?

もちろん俺も条件みたしてますけどね。はい。


「ありがとう。

俺の話もいいけど今度はアスウェルちゃんの話も聞きたいな。

気になってたんだけど女の人の名前とかって特に決まってないの?」


 この流れで俺のことを聞かれ始めても困る。

もう少し交流を深めてからじゃないと、ほんとのことを話す気にはなれない。

この場だけならまだしも長期間嘘をつき続ける技術は持ち合わせていない。

多少強引だが話を変えさせてもらおう。

話術?なにそれおいしいの?


「ああ、我の名か。

我の名は特別でな、我が一族は男でも女でも定められた多数の名の中から無作為に選んだ名を名乗ることが決まっておるのだ。

その名とは別に一人づつ真名は持っておるがな」


「そうなんだ。でもなんでそんなことをしてるの?」


「我が一族は主と認めるものができた時、自分の真名を教え魂を縛り契約する。

我らにとって名は魂を縛るもの。それまでは極力自らの本質を示さぬ名を名乗るのだ」


 この子の主になるような奴って一体どんなハイスペック野郎だよ。

万が一に備えて生活用品の中で武器になりそうなものがないか探しておかないと。


「ユウくんもがんばるのよ~。おねえさん応援するわ~」


「サ、サイトウよ! 撫でるのがうまいだけで主になれると思うなよ!」


 そんなことわかってますって。

それでいいならツボを探すため秘孔まで網羅する勢いで勉強しますよ。


「ユウくん、そろそろ家の中に入れてくれないかしら。

なんだか家が変わってたから気になってたのよ~」


「うむ我も気になっておった、拝見させてくれ」

 

「そうですね。どうぞ入ってください」


 とりあえず入ってもらったら店舗としてどうか意見を聞いてみよう。

……あれ? 王族とミリアさんじゃ参考になる気がしないんですけど。




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