僕の世界が終わる。(200文字小説)
僕の世界は終わった。
車で人をはねてしまったのだ。
僕は逃げた。
どこまでもどこまでも。
世界の果て 死の世界。
遠くに見える。
それは故意であった。
はねたのは僕を苛めていた
クラスメイト。
のはずだった。
しかし全然違う人であった。
その人の家族には借金があった。
保険金が下り密かに感謝された。
僕の世界は終わった。
だが他人の世界が始まる。
それは良い事だろうか。
僕は罪と罰を背負って生きていく。
あらゆる全てに終わりを・・・