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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。

山梨の風と、君の嘘

作者:Koio
最新エピソード掲載日:2026/03/20
桐島凛(16歳)は、山梨の小さな町で育った物静かな少女だ。彼女の生活は質素で規則正しく、彼女はそれをそのままの形で愛していた――朝早く起きて、窓から富士山を眺め、ブドウ畑を自転車で通り抜け、学校の屋上で一人で昼食をとる。彼女の人生信条はただ一つ。「他人のことに首を突っ込まなければ、他人だって自分のことに首を突っ込んでこない」。その信条は、9月のある午後、見知らぬ少女が農道の真ん中に立ち、息を切らし、スカートは土まみれになっていたことで崩れ去った。東京から転校してきた白石メイ(16)は、地図が読めず、誤ってブドウ畑に迷い込んでしまったのだ。凛は仕方なく彼女を送り届けることになった――そして、本人は気づかぬうちに、それは彼女が制御できない何かの始まりだった。翌日、メイは凛のすぐ隣に座っていた。その翌日、メイは屋上の凛の秘密の場所を見つけた。その翌週、メイはかつては整然として穏やかだった凛の日常の一部になっていた。凛が知らないこと――メイには山梨に引っ越してきた隠された理由があった。単なる「家庭の事情」ではない。彼女が東京に残してきたものがある――まだ癒えていない傷、果たせていない約束、そして彼女自身でさえ答えるのを恐れている問い。そして、メイが知らないこと――リンもまた、何かを秘めていた。大きな秘密ではない。ただ、長い間、心の奥底にしまい込んでいた感情――これまで、それを打ち明ける必要性を感じたことがなかったからだ。今までは。
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