表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

コメディ系短編

プールいっぱい〜ミナとカナエ、どうでも話〜

作者: 涼風岬

 女子高生二人がプールサイドに座ってる。今日はプール開きの為の清掃に学年全員駆り出された。彼女たち二人は施錠を頼まれたが、疲れたので休んでるのだ。二人はジャージのズボンのすそひざまでまくり上げ、両足をバタつかせている。


「あぁ〜っ、何で私たち二人だけで水の張ってないプールで座って、こうしてるんだろね?」


「ミナのせいじゃね?」


「何でぇ?」


「名前、水が無いで水無みなじゃんね?」


「ハッハッ」


「はいーっ、愛想笑い〜」


「ところでさ、プールいっぱいにするのって水道代幾らだろね?」


「5万位じゃね?」


「でもさ、Mazzterマズッターで見たんだけど、どっかの高校の先生がプールの水止め忘れて4日で水道代200万って見た気がする」


「4で割ればいいんじゃね?」


「でもさ、満杯になるの1日ピッタリってわけじゃないじゃん? 1日より短いかもしんないし、長いかもしんないじゃん?」


「面倒くせぇ〜」


「だねぇ〜」


「さすがに秒単位までは無理〜っ」


「ちょっと話変わるけど、プールいっぱいに一万円札を敷き詰めたら幾らだろね?」


「んっ〜、100億位じゃね?」


「でもさ、TUBEツベでミカエルが現金輸送用のジュラルミンケースだっけ? 幾ら入るか実験してて一億だったよっ」


「なら、兆は軽く超えんじゃね?」


「じゃあイーロンより富豪かな?」


「無理じゃね?」


「カナエもイーロンみたく大富豪になるかもよ?」


「何でぇ?」


「金に恵まれるで金恵かなえじゃん」


「つまんねぇ〜」


 二人は、ほぼ同時に地面に背中をつけ空を眺め始める。


「空青いね」


「あぁ〜っ、青春してぇ〜」


「ところでさ、何で青春は青い春って書くんだろね?」


「知んねぇ〜〜っ」


 二人の取り留めのない会話は続いてく。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ