登場人物紹介
登場人物紹介
甄家
甄士隠……姑蘇の名士。俗世にあまり関心を示さず悠々自適の生活を送るが、娘の失踪、二人の道士と出会ったことにより、出家してしまう。
封氏……士隠の妻。
甄英蓮……士隠の娘。人さらいにさらわれる。
嬌杏……士隠の侍女。
封家
封粛……士隠の舅。封氏の父。
賈雨村とその知己
賈雨村……一族が没落し、姑蘇へと流れつく。強い野心を抱いており、科挙を突破し、官となることを望んでいた。士隠の援助もあり、知事となる。
冷子興……都の骨董商。雨村とは持ちつ持たれつの関係にある。
寧国府
賈敬……賈珍の父。本来であれば当主のはずだが、仙人の道に入り、賈珍に当主の座を譲る。
賈珍……寧国府の当主。賈珍の長子。放埓な性格。寧国府が傾いた直接的な要因。
賈惜春……賈家四艶の一人。賈珍と同腹のきょうだい。
栄国府
史太君……賈赦らの母。大器の持ち主であり、栄国府を実質的に切り盛りする。
賈赦……史太君の長子。栄国府の当主を賈政に譲り隠居している。
賈璉……賈赦の息子。栄国府でも重い立場のはずだが、妻の熙鳳が辣腕のため、世間からは器を低く見られている。
王熙凰……賈璉の妻。王夫人の姪。賈璉がかすむほどの辣腕で、辣子、辣子鳳と呼ばれている。
賈迎春……賈家四艶の一人。賈赦の妾腹で賈璉の異母妹。
賈政……栄国府の当主。宝玉らの父。実直な性格。
賈元春……賈家四艶の一人。賈政の長女。後宮に入内し、女史となる。正月一日の生まれ。
賈宝玉……賈政の次男。口に玉を含んでいたため、宝玉と名付けられる。見目麗しく、若い女性を好む。素行はよろしくないが、祖母の史大君に溺愛されているため、なかなか口は出せない。
賈探春……賈政の妾腹。宝玉らの異母妹。賈家四艶の一人。
賈珠……賈政の長男。秀才で将来を嘱望されていたが、夭折する。
林家
林如海……揚州の巡塩御史。雨村を愛娘の家庭教師に迎える。
林黛玉……如海の一人娘。賈雨村の教授を受ける。
太虚幻境にかかわる人物
警幻仙姑……太虚幻境をつかさどる仙女。
神瑛侍者……赤瑕宮に住まう。降珠草に甘露をあたえることで縁を結ぶ。
絳珠草……神瑛侍者に甘露をあたえられ命をつなぐ。