登場人物紹介
登場人物紹介
李ばあや……宝玉の乳母。二男を出生時に亡くし、宝玉を実の子のように思っている。
栄国府
賈宝玉……賈政の次男。口に玉を含んでいたため、宝玉と名付けられる。見目麗しく、若い女性を好む。素行はよろしくないが、祖母の史大君に溺愛されているため、周囲の者もなかなか口は出せない。
花襲人……宝玉の筆頭侍女。「できすぎる」ほどに優秀。金陵十二釵又副冊
史太君……宝玉らの祖母。賈赦・賈政の母。栄国府の実質的な支配者。賈母。祖宗とも。
王夫人……宝玉らの母。
賈璉……賈赦の息子。栄国府でも重い立場のはずだが、妻の熙鳳が辣腕のため、世間からは器を低く見られている。
賈迎春……賈家四艶の一人。賈赦の妾腹で賈璉の異母妹。
賈政……栄国府の当主。宝玉らの父。実直な性格。
王夫人……賈政の妻。宝玉らの母。王子騰の妹。薛のおばさまの姉。
金釧児……王夫人の筆頭侍女。
賈元春……賈家四艶の一人。賈政の長女。後宮に入内し、女史となる。正月一日の生まれ。
賈探春……賈政の妾腹。宝玉らの異母妹。賈家四艶の一人。金陵十二釵
賈珠……賈政の長男。秀才で将来を嘱望されていたが、夭折する。
李紈……賈珠の妻。未亡人。
王家
王熙鳳……賈璉の正妻。利発、果断に富み、王夫人に代わって栄国府の家事をとりしきる。金陵十二釵。
王子騰……王夫人の兄。官爵を得て、外地へ向かう。
平児……王熙鳳の懐刀。通房丫頭。
林家
林黛玉……字は顰顰。その美貌は趙飛燕と並び称される。才に富み、詩文をよくするが、性格は気難しく、病弱で薬湯は欠かせない。金陵十二釵。
鸚哥……黛玉の筆頭侍女。黛玉の理解者として献身的に彼女を支える。
雪雁……黛玉の侍女。幼い性格。
薛家
薛蟠……通称「呆覇王」。薛家の跡取りながら、道楽三昧の生活を送る。
薛のおばさま……薛蟠、宝釵の母。王夫人の妹。
薛宝釵……薛蟠の妹。兄と異なり、賢才でその美貌は楊貴妃にたとえられる。
鶯児……薛家の侍女
寧国府
寧国府
賈敬……賈珍の父。本来であれば当主のはずだが、仙人の道に入り、賈珍に当主の座を譲る。
賈珍……寧国府の当主。賈珍の長子。放埓な性格。寧国府が傾いた直接的な要因。
尤氏……賈珍の妻。
賈蓉……賈珍の息子。
秦氏……賈蓉の妻。
秦鐘……秦氏の弟。
秦業……秦氏、秦鐘の父