〜第2章〜 13話(2)
「ああ、ルカと話がついたよ。ルカは、皇族のままだけど皇太子にはならない。リンフェルに行くことになった。ルトルバーク嬢と婚約破棄しようが、それは変わらないよ。」
皇帝もそう言った。すると、アンジェリカは拍子抜けした表情になった。
「ルカ、結局話がまとまったのね?」
「うん。僕はリンフェルに残ることになったんだ。リンフェルからできる皇族としての仕事をすることになった。ベルが次期公爵になるっていうのが大きかったかな。」
ルカはすっかりこの話し方に慣れたみたい。前までは様が付いてたけど、さっきはつけなかったからね。
「え!?ベルリディア様ってルトルバーク公爵家の次期公爵なんですの!?」
「そうよ。リンフェルではたまにあることだけど。」
アルセードではほぼないからか、アンジェリカはとても驚いた様子だった。
「失礼を承知で伺いますけど女性でも公爵って務まるものなんですの?」
「ベルリディアちゃんは他のご令嬢とは少し違うのよ。元々リンフェル王太子の婚約者だったから妃教育経験者だし、終わらせてたのよね?」
アンジェリカはとっくに毒っ気が抜けたようで、大人しく会話に参加していた。と言うかそもそも私の印象が強すぎるんだろうね。
「そうね。妃教育で培ったものがあるから、後継者教育もかなりハイスピードで進んでるわ。」
「いいですわね…。私は自信がありませんから女性が継げると言われても絶対できませんわ。」
◆
話がすごく長引いたから応接間に朝食を持ってきてもらって、ご飯を食べながら話していたらあっという間に1時間くらい経った。
ご飯を食べてる時に、いつ帰るかも決まった。
私たちは3日後に帰ることになったよ。それまでアルセード観光でもしようかな。




