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〜第2章〜 8話

数週間後。

ルカは公爵さんにもそのことを説明して、数日前から本格的にアルセードに行く準備を始めていた。今日出発で、5日後に到着するよ。アルセードはリンフェルより少し寒いから防寒着は持っていかなきゃダメみたいで、それを昨日知ったからカレンが慌ててたよ。洗濯しないといけなくて、1日で乾くかわからなかったからね。ルカが精霊魔法で乾かしてくれたらしいけどね。


「お嬢様、お手を。」

朝食後、準備が整ったから早速馬車に乗り込んで出発!私はもうルカ呼びに慣れたけど、ルカは今も私の事をお嬢様って呼んでる。

「ありがと。…流石にアルセードに着く前にベル呼びに慣れてちょうだいね?」

「はい。気をつけますね…。」

ルカも馬車に乗り込み、カレン、メロがもう一台の馬車に乗って、馬車が走り出した。

私はいつも4人で乗ってるけど、これは正式な旅だから分けなきゃいけないの。

「はぁ〜、わたしもこの喋り方は封印しなきゃなのか…。さすがに隣国では通用しないだろうからなぁ。」

「たしかに、お嬢…いえ、ベル様は他の令嬢とは少し異なる話し方をされますよね。」

そう、私のこの喋り方はベルリディアの喋り方とほぼ変わらないんだけど、私が公爵令嬢だから、社交界でよくあるルーシャたちみたいな話し方をしなくても文句言われないんだよね。こっちの方が楽だから無理に飾った話しではなくカジュアルな話しで行こうってなったわけ。

「まあ、もっと口が悪い時もあるよ?さすがにそれを言うことはないけどね。」

「口が悪いベル様ですか…ちょっと気になります。」


そんな感じで話しながら進むこと2時間。最初に寄る街に着いた。

ご飯を食べるためだね。

「お嬢様、予約しているレストランまで歩いて20分ほど、馬車で10分弱かかるのですが、どういたしますか?」

「馬車で向かうわ。多分ここの人に見つかったらすぐさま取り囲まれて予定が狂うわよ。」

この街は、数年前に水害が起こったとき公爵さんが支援をして復興した街だから、公爵家の人間である私が行ったら間違いなく話しかけられる。普段なら嬉しいことだけど、今回はスケジュールが遅れると色々大変だからね。馬車の中なら動きを止められることがないから、ちょっと申し訳ないけど馬車でレストランまで行くよ。



「美味しかったですね!…でも、私たちまでご馳走になっちゃってよかったのですか?」

「ええ。5日間とはいえ大変だからね。」

また馬車に乗り、移動を開始した。少し遠くの宿場町まで行くから、レストランを出た後街を見ていくことは出来なかったんだよね。ちょっとざんねんかも。

「あ、ベル様。ケーキのものでしょうか。クリームが付いていますよ。」

「え、付いてる?」

どこに?と聞く前に、ルカは私の頬に付いていたクリームを指で取って、ペロッ!

「えええ!?何やってんの!?」

「あ……わぁぁぁ!す、すみません!!」

ルカは顔を真っ赤にしながら謝ってきた。


いやぁこれ、ばちばちの乙女ゲームシチュなんだけど。ルカってこんなことするキャラだったの?大丈夫かなぁ…。

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