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「貴女にはストレートが一番!」
設定:年下の彼氏×年上の貴女
俺の想いは
「まるで満ちてゆく月の様だ」
って言ったら
貴女は顔を思いっきりしかめた
「らしくない」
って言われた
ちぇっ、と舌打ちをして俺は考えた
貴女が『知的な人が理想で好み』と前に言っていたから
俺は頭痛がしまくる図書館に足を運んでまで
愛の詩集とやらを幾冊も借りてきたんだ
そして頭痛薬とお友達になるくらい
読み込んできたっていうのに……
俺は年上の貴女に相応しくなりたい
だから
もっと勉強しとけばよかった
と拗ねる俺に
貴女は魔法をかけてくれた
「そのままの君でいいんだよ」
本当だな
その言葉通りだ!
俺は俺の言葉で
年上の貴女に愛を伝える!
大好きだ!
世界中の誰より大好きだ!
何度でも言うぞ叫ぶぞ
大大大好きだ!
え?
どうして顔真っ赤なの?
お読みくださり、本当にありがとうございます。