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「貴女の世界が全て」
設定:研究者の青年×貴女
僕はですね
真面目に語ります
貴女と言う人物に
ただ最初は興味を持っただけです
ただ、それだけだったんです……
自分とは違う研究視点を持った貴女に
興味を持っただけだったんです
不思議ですね
貴女の世界を知れば知るほど
研究とは違った目で
貴女を追っているのに気付いたんです
この感情は何か
僕は一生懸命、学術書や論文を読み漁りました
結果
何処にも答えは書いてありませんでした
そうしたら貴女は僕を見て微笑んで言ってくれたんです
「それは……”好き”って感情だよ?」って
胸に何かがストン! と落ちました
人を好きになるってまやかしかと思っていました
本当だったんですね
気付けばもう
貴女の虜になっていました
僕とは違う視点を持った
貴女の世界という物が
全て愛おしいです
この感情は”好き”を越えました
貴女がただ愛おしい
僕は貴女に夢中なんです
研究なんか手につかないくらい、ね
お読みくださり、本当にありがとうございます。