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【第二部進行中】薬剤師の南 [沖縄×薬局薬剤師]  作者: 黒坂礁午
第7話 ヒーローの南
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ヒーローの南 4

 窓口での薫の応対は終わったようで、薫が立ち上がる。


「お姉、仕事は六時までだっけ? それくらいの時間にお姉の家に行くね」


 私は頷いて、


「それまではバスでノーズタウンにでも行ってきな。来た時に見えたでしょう? あと、残業があったらもっと遅くなるからね」


「わかってるって!」


 ノーズタウンは全国展開をしている大型ショッピングモールで、その一つが銘里市内にある。数時間の暇つぶしには十分な場所だ。

 会計を終えた薫は、


「皆さん、今後もうちの姉をよろしくお願いします!」


 と一礼して薬局を後にした。

 當真さんが口元に手を当て私のほうを見ながら笑う。


「『お姉』だって。ああ、可愛いなあ! 家庭感がある会話を聞くのって私大好きなの!」


「もう、やめて下さい!」


 可愛いとは、薫のことか、それともお姉呼ばわりされた私を指すのか、はたまた両方か。


「とてもしっかりした妹さんだね」


 横から社長が言う。


「いきなり職場に押しかけられて、とても迷惑でしたが」


「でも嫌ってるようではなさそうだったけど?」


「ええ、まあ」


「そうか。これからも妹さんと仲良くね……ちょっとお節介みたいになっちゃったかな?」


 そう言い残して社長は社長室に戻っていった。


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