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その鑑定士、聖剣を握る。  作者: ラハズ みゝ
第3章 Growth of the class
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第3章幕間. アドベータハウスの構造

 僕らが暮らす家、その名も"アドベータハウス"には、二十一人が生活をしている。この家ができるきっかけというのが、宿に頼りすぎれば常に金を消費するという問題と、帰る場所が確定していれば様々な手間が省ける、という意見だった。


 元居た世界と最も違うのは、家具の技術こそ劣ってはいるが、必要なモノを電気ではなく魔素で補っているという点。魔素とは、空気中に存在する無害の粒子。基本的に、魔法を使用する時などに用いられるものだが、日常生活でも活用されている。よって、電気代が存在しないのである。


 "魔素代"というものは存在しないのかというと、そもそも取り込める魔素の量に限度があり、どの家も人数に応じた分量しか魔素を使用できない。また、魔樹という分類の木が所々に植えてあるため、魔素は生成され続けている。魔素の消費と発生の均衡が保たれているため、ここにも料金は発生しない。


 土地に関しても国王や治安当局によって、デルハツ国民、デルハツの冒険者であれば、空いたものを自由に使えるらしい。もちろん、互いの理解をなくして無断で他人の領地に侵入したり、建築物を解体したりしてはいけない。


 ――要するに、食料さえ確保できれば、基本的に家はタダだということである。


 建築については、まず地属魔法ランドマジックで木を生成し、剣士フェンサーの力でパーツを作る。それから風属魔法ウィンドマジックで組み立て、地属魔法ランドマジックで固定――といった具合である。作成にあたって、僕の鑑定やガイドさんで知識面をカバーした。


 本来であれば僕らのような素人が家を建てるなど不可能だが、魔法が存在するこの世界では、シンプルな構造であれば、部屋を多くしても、ゲーム感覚で作れる("作れてしまった"というべきだろう)。





 ――今日も例外なく、僕らはこのアドベータハウスに帰ってくる。


 勢いよく扉が開けられ、型蔵君がトップで入る。


「今日も疲れたぜぇ!」


 それに続き、他のクラスメイトも。


「さあ風呂だ風呂ー」


「私ご飯の準備しておくよ」


 帰ってきたら、夕御飯組とお風呂組で分かれる。風呂は男湯と女湯とでそれぞれあるため、混むことはないし、広さに関しても申し分ない。



 食卓は、二つの大きなテーブル。広いリビングにある。ここはいつも賑やかだ。ご飯の時は、クエストのことやレベルのことなど、みんなで話し合っている。



 諸々(もろもろ)が済むと、僕らはそれぞれの個室に向かう。他のみんながどうしてるかは知らないけど、僕は夜の景色を見てリラックスしたり、自分の問題について考えたりしている。そうして、就寝する。



 そうしてまた、朝が来る。クエストに行ったり、買い物したり、稽古をつけてもらったり。この家――アドベータハウスは、僕らの生活を支える、重要な役割を担っている。

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