Encounter
歓迎会、あまりの展開の早さに呆然としながら家に戻った、それはいい問題なのはモモへの言い訳だった。
コンビニで買ったプレミアムレアチーズケーキ598円。瞬く間に機嫌が回復・・・とまではいかなかった。
「ちゃんと説明してもらうわよ!」
「う〜ん。まぁ、そのぉ」
「なによ?」
「なんか歓迎会みたいなので遊びに行くかも」
「・・・なにそれ」
「局長のお姉さんがイベント好きみたいでさ」
「お姉さん?」
しまった!地雷だったか!慌てて訂正しようと
「間違えた!お兄」
「行く」
理解できず、聞きなおす。
「へ?どうゆう」
「私もその歓迎会行く」
「なんでだよ。やめとけって」
「彼女の私を置いて遊びに行くの?」
それを言われると言い返せない。
「決まりね!じゃあ水着とかの準備しないとね。そうだ!ゆうちゃん明日予定ある?」
展開の早さについていけない。前にもあったような・・・
「いやないよ」
「よし!じゃあ明日買いに行きましょ」
「へ?なにを?」
「なにって水着に決まってるでしょ!そのついでにデートも・・・」
「り、りょーかい。明日10時くらいに行くよ」
「9時」
訂正される。
「へーい。じゃあまた明日な」
「うん。また明日ね」
ひとまず解散し、家に戻る。経緯はどうあれ、楽しみであることは変わりない。
しっかりと8時55分に迎えに行き、水着買い&デートが始まった。
「昨年のクリスマスもここに来たね〜」
「あぁ、そういえばそうだったな」
この話は番外編にて掲載してある。
話の途中でなにやら面白そうな音楽が聞こえて来た。
「へぇー。沖縄特集だってさ」
今踊っているのは琉球舞踊というものらしい。
「そうだ!その歓迎会ってやつ沖縄に行きたいなぁ〜」
「ムチャ言うなよ。・・・まぁ行ってみたいけど・・・提案してみるかな」
「それじゃいい水着買わないとね!」
無事に買い物を済ませたが、この話の裏でこんな話が進んでいた。
「ねぇ、ジャック様♡SPMSの者を見つけました。沖縄に歓迎会で行くみたいですわ。ワタシもジャック様と行きたいわ♡」
『そうだな。沖縄での結果次第で行ってやるよ。期待してる火野』
「もうっ!ト•ミ•コですよ♡必ずSPMSの連中を焼き殺してあげますわ♡『創物』からの情報もありますし、もう旅行の準備をお願いしますわ♡」
ちょっとした都合で2回分の投稿をお休みすることになりました。
楽しみにしてくれている方(いるのか?)
大変申し訳ありませんm(*_ _)m