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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

AI考

AI表示がきた!アフター ~AI利用表示でAI小説は減ると思っていたけれど、ランキングを見たらそんな単純な話ではなかった ~

掲載日:2026/06/17

本作品はAI直接使用作品です☆ このエッセイが伸びたらAI表記は読者に評価を忌避させるものではないという反例になります♡

 どうも、相手を正論でぶん殴るのが大好きなメスガキ系美少女JK作家の九十九BARRACUDAちゃんです☆ 


 6月9日。小説家になろうで、作品ごとのAI利用状況が表示されるようになりました。


 これによって、AIの利用状況が可視化され、AIを利用した作品は読者に避けられ、ランキングから減っていくのではないか。そう考えていた人も多かったのではないかと思います。


 私も、ある程度はそうなるのではないかと思っていました。実際、過去のエッセイ「AI表示がきた! 〜AI作品か、人間作品か。なろう内戦ルートもあるよ☆〜」では訪れる未来をAからDルートに分けて予想しました。結構耳が痛い事も言ったから、大してポイント入らないだろ~とか油断してたらランキングトップ10入りしてビビったやつです。


 具体的な予想はこの4ルート。


 AI使用作品が忌避されるAルート


 間接・補助使用作品であれば受け入れられるBルート


 人間が書いた作品と、AI使用作品が拮抗するCルート


 AI作品がランキングを制圧するDルート。


 この中で、私は過去エッセイではBルート。すなわち直接使用作品は避けられるが、間接・補助利用作品はある程度受け入れられるのではないかと予想しました。


 ところが、実際にランキングを見ていると、どうもそこまで単純な話ではなさそうです。


 今回は、日間ランキングにおけるAI直接使用作品の数を集計してみました。すると興味深い観測結果を得ることが出来ました。


 観測を行ったのは、アップデートから2日経ち、仕様が周知されてきた頃である6月11日から1週間目の6月16日の19時ごろ更新のランキング。観測対象はなろうの花形ジャンルの、異世界恋愛、現実恋愛、ハイファンタジー、ローファンタジーの各部門です。読者から見えるキーワード上で「AI直接使用」と表示されている作品が、各部門の上位50位にどの程度入っているかをカウントしました。


 また、短編、完結済、連載中は分けて記録します。総合ランキングには、既存の大型人気作や長期連載作品が継続的に入ることがあり、新規投稿作品やAI直接使用作品の初動を見るうえではノイズになりやすいからです。


 短編は新作の初速、タイトル・あらすじ・読者報酬の強さを見るのに向いている。一方、長編は作者の信頼、更新頻度、固定読者、継続的な評価を測るのに向いている。そのため、AI利用表示の影響を観測するには、短編ランキングと長編ランキングを分けて見る必要があるわけです。


 私の仮説が正しければ、AI直接使用の作品はほぼランキング内には入らないはずです。


 なお、表記詐称については疑わしきは罰せずの原則に基づき、考慮しません。悪魔の証明になる上、いくらでも陰謀論めいた話に膨らませる事が出来るからです。


 で、これが具体的な観測結果。


 異世界恋愛部門

 6月11日 短編0 完結2 連載0

 6月12日 短編0 完結1 連載0

 6月13日 短編0 完結3 連載0

 6月14日 短編0 完結3 連載0

 6月15日 短編0 完結5 連載0

 6月16日 短編0 完結6 連載0


 現実恋愛部門

 6月11日 短編0 完結0 連載0

 6月12日 短編0 完結0 連載1

 6月13日 短編0 完結0 連載1

 6月14日 短編0 完結0 連載1

 6月15日 短編0 完結0 連載0

 6月16日 短編0 完結0 連載0


 ハイファンタジー部門

 6月11日 短編0 完結2  連載1

 6月12日 短編3 完結4 連載2

 6月13日 短編4 完結5 連載2

 6月14日 短編3 完結4 連載2

 6月15日 短編2 完結5 連載2

 6月16日 短編2 完結4 連載2


 ローファンタジー部門

 6月11日 短編1 完結2 連載0

 6月12日 短編0 完結1 連載2

 6月13日 短編3 完結1 連載1

 6月14日 短編2 完結3 連載0

 6月15日 短編1 完結1 連載0

 6月16日 短編1 完結2 連載1


 ここから見えるのはAI直接使用作品がランキングを埋め尽くしているわけではないという事です。少なくとも私が見た範囲では、多数派とは言いにくいです。上のルート分岐だとBよりのCって感じでしょうか。


 ですが一方で、AI利用表示があるからといって、読者に完全に避けられているとも言えません。


 特にハイファンタジーでは、短編・完結済み・連載のいずれにもAI直接使用表記の作品が確認できました。ローファンタジーでも、他の3部門に比べれば過疎気味のジャンルである点は考慮する必要がありますが、同じくAI直接使用表記の作品が確認できます。一方で、異世界恋愛や現実恋愛ではかなり少なく、特に短編では上位に入りにくいようにも見えました。


 つまり、現時点で見えているのは、「AI表記があれば必ず沈む」でもなければ、「AIを使えば簡単にランキングに入れる」でもない、ということです。


 ジャンルや内容によってかなり差がある。そして、少なくとも一部の読者は、AI利用表記だけで一律に評価を避けているわけではなさそう。 重要なのは、AI利用かどうかだけではなく、ジャンル・区分・読者報酬・完結済みかどうかなどの差ではないか。私は、今のところそう見ています。


 最近、エッセイジャンルでは「AI作品がランキングに入っているのはおかしい」「読者はちゃんと読んでいるのか」という意見もちらほら見かけます。


 その気持ちは分かります。AI作品には、文章が薄い、展開が似ている、作者の癖が見えにくい、と感じるものもあります。私自身、そう感じる作品がないわけではありません。ですが、そこで「読者はちゃんと読んでいないのではないか」と考えるのは、少し論理の飛躍ではないかと思います。


 読者は、必ずしも文章の技巧だけを見て評価しているわけではありません。


 分かりやすいタイトル。


 すぐに入れる導入。


 期待した展開。


 ざまぁ、成り上がり、溺愛、笑い、安心できる結末。


 そういった「読者が欲しかったもの」があれば、AI利用表記があっても評価する読者はいるのだと思います。


 つまり、注目すべきは「読者がちゃんと読んでいない」ことではなく、「AI利用表記があっても、読者報酬があれば評価される場合がある」ということではないでしょうか。ここを見誤ると、AI作品がなぜランキングに残っているのかを正しく捉えられない気がします。


 AI作品を批判すること自体が悪いとは思いません。AI文体の薄さや、似たような展開への違和感を語ることにも意味はあると思います。ただ、もし本当にAI作品の動向を考えるなら、「今あるAI作品が薄い」という話だけで止まるのは危ういのではないでしょうか。


 本気で上を目指す作者は、読者の反応を見ます。


 ランキングの分析もします。


 批判も読みます。


 そして次の作品で直してくるかもしれません。


 AIは勝手にランキングを学習するわけではありません。ですが、AIを使う作者は学習します。


 この点を見落とすと、「今は薄いから大丈夫」「AI表記があれば読者は避けるはずだ」という予想は、外れる可能性があります。あえて厳しい言い方をするなら、現在のAI作品を見て、「AI作家など敵にあらず!」などと思うのは相手を過小評価し過ぎだと言わざるをえません。それは相手が一切レベルアップしない前提で、ものを考えていませんか?


 AI利用表示によって、AI作品がどう動くのか。AIの進化自体もまだ始まったばかりで、簡単に結論を出せる段階ではないと思います。少なくとも現時点では、AI直接使用作品はランキングから消えていません。一方でどのジャンルでも強いわけでもありません。


 だからこそ、読者やAI使用者を責めるよりも、まずはランキング上で何が起きているのかを冷静に分析した方がいいのではないか。私はそう思います。


 AIに賛成するにせよ、反対するにせよ、印象だけで語るには状況が複雑になってきています。 長々語ってきましたが、要するに何が言いたいのかというと、


 勉強しなさい


 研究しなさい


 孫子に曰く、「彼を知り、己を知れば百戦危うからず」ですよ。

引き続き、BARRACUDAちゃん製エッセイの感想欄には言論の自由はありません☆ 喧嘩腰なコメントや礼儀のなっていないコメントは削除します☆  AIの話題は燃えやすいからね。仕方ないね。


ちなみに初回投稿時、寝ぼけて童話ジャンルに投下していました。こちらは再投稿版になります。

童話村の皆様には大変申し訳ありませんでした。なんだよ……人間よりAIの方が賢いって自分で証明しちまってるじゃねぇか……。

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