19歳の壁
お嬢様が二十歳になりました。
猫界には『十九歳の壁』というものがあるらしい。
越えた。越えました。
腎臓も肝臓もちょっとだけ数値は高いけれど元気。
甲状腺機能亢進症なので元気すぎるくらいだ。
甲状腺機能亢進症は活動量が多くなるので、食べても体重が減ってしまう病気。
元々食が細いお嬢様は、食欲増進剤のお世話にならないとならない。
体重はほんのちょっと盛り返した。
シニアになって食事の際に気をつけているのは、フードの粒の大きさ。
フードの粒が大きいと飲み込めない。
実はお嬢様はウェットフードが上手く食べられない。
おそらく、子供の頃からあまり食べさせなかったからだと思う。
舐めて舐めて、舌で奥に追いやってしまう。
カリカリをお湯でふやかしてみたりもしたが、お気に召さなかったようで食べなかった。
ならば、と猫が大喜びなスティック状のパッケージのあれをあげるも、半分も食べない。
だが、最近上記のものよりもっと粘度の低い商品を発見。
やっと気に入ってもらえて、ホッとした。
⋯⋯勿論、一度では食べられないが。
そして食事のテーブルの高さも重要。
床に直置きだと前傾姿勢で飲み込みづらく、吐きやすい。
お嬢様は左前脚に関節液が溜まってしまっているので、前脚を折るのが苦痛なようだ。
何度か高さの調整をしてお嬢様に食べていただく。
ゆっくり、ひと粒ずつ口に運ぶ。
その間は邪魔をしないようにこちらは身動きしない。
食べてくれるだけで有り難い。
食事で気にしていることと言えば、温い水。
お嬢様はあまり関係なさそうだが、キジトラは歯と歯茎が弱かったので冷たい水は嫌いだった。
他には食器洗い用洗剤。
赤ちゃんも安心な洗剤でお皿を洗っている。
(猫用ブランケットなどは、無香料の洗剤と柔軟剤を使用)
スポンジも人用とは分けている。
先日、動物病院で「体重も良し、血圧も高くない。うるさいくらい元気でいいんです」そう言われた。
全くもってその通り。
寝不足だっていいんです。
元気でいてくれれば。




