俺は彼女に恐怖の選択をさせられる、”仕事と私とどっちか選んで!”
俺は彼女に恐怖の選択をさせられる、”仕事と私とどっちか選んで!”
ここ何年か、彼女をほったらかしにして仕事をずっと優先してきた。
・・・だからなのか?
”彼女も僕の答え次第では別れる覚悟も決めているのかもしれない。”
勿論! 迷う事は一切ないはずなのだが、俺は彼女の前で少し迷って
しまった!
それを見た彼女が俺に別れ話をはじめる。
『”布之が仕事を選ぶなら、もう別れようと思う!”』
『ち、違うって! 俺は杏奈を選ぶよ、仕事はもうほどほどに、』
『ごめん! もう限界みたい。』
『頼む! もう一度! 俺を信じてほしい! もう杏奈を悲しませる
ような事はしないと誓うから!』
『・・・本当に信じていい?』
『勿論だよ。』
『”分かった、もう一度だけチャンスをあげる!”』
『あ、ありがとう!』
こうして泣きの一回、”もう一度だけ俺を信じて彼女はやり直してくれた。”
それなのに、半年もすると、、、?
俺はまた彼女をほったらかしにして、仕事にのめり込んでいく。
彼女もそんな俺に気づいて、今度は何も言わずに俺から去って行ってしまう。
俺は彼女が去って行ったのも、直ぐに気づかず、、、。
”ダメな彼氏だよな。”
彼女も俺に呆れて去って行ったのだろう。
コイツとは、”結婚は考えられないと悟ったんだと思う。”
*
・・・彼女が俺の元から去って1年。
彼女は他の男と結婚した!
結婚式で彼女は真っ白なウエディングドレスを着た写真を
俺に送ってきてくれたんだ。
”彼女の隣にはステキな彼が彼女と笑って写っている。”
その写真を見て! 俺はやっと気づいたんだ!
”俺はまだ彼女を愛してたんだと、”
涙がとめどなく流れてきた。
何度涙をぬぐっても、次から次へと涙が込み上げてくる。
どうしてあの時、俺は仕事より彼女を選らばなかったのか?
彼女は俺にチャンスもくれたのに、なぜまた俺は仕事を選んだのか?
結局、彼女が俺の元から去った後、俺は彼女より仕事を選んだくせに
仕事で大失敗をして俺は会社をクビになってしまう。
”だから今は無職だ!”
毎日のように時間を持て余してるから、散歩を何時間もするんだよ。
今だったら? 彼女を俺は間違いなく選ぶだろう。
仕事なんか適当にやって、彼女と一緒に居る時間を俺はもっと大事に
すると思う。
でも、もう何もかも遅いんだよな。
”彼女は別の男と結婚をした。”
凄く幸せそうな顔で隣に居た彼を見ていた!
失って気づく事って? 本当にあるんだなって思う。
もうあんなステキな彼女とは二度と出会えないだろう。
別れて気づくなんて......。
・・・だけど? それだけ俺が好きになった彼女だから、
絶対に幸せになってほしい!
相手が俺じゃなくても君には幸せに、そうなってほしんだよ。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。