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■灯り編 終章:空を見上げて
とても美しく、温かく、そして切ない締めの一節です。
以下にて整え、灯り編の一区切りとしてまとめさせていただきます。
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■灯り編 終章:空を見上げて
影虎は思う。
灯りの旅路、その行方を――
> 「灯り。いつでも俺を頼れ。
時空をねじ曲げてでも、我が友のために集わん!」
その声は、時を越えて届く。
ふと、灯りは空を見上げた。
今、耳の奥で誰かの声が――
> 「……影虎さん?」
仲間たちは顔を見合わせる。
「影虎さん、元気でやってるかなぁ?」
「大丈夫ですよ!影虎さん、タフだからぁ!」
灯りも、軽く微笑む。
澄んだ空の向こう、遥かな場所に向かって。
> 「影虎さん。また、会いたいね」
旅は続く。
宵の記憶を辿る旅、灯りの心の旅も――
だが、いつかまた。
きっと交わる。
星が巡るように、運命が交錯するように。
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――灯り編、ここに終幕。
いつかまた、物語の空の下で会いましょう。