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健康・メンタルの鍛練編

シオヤマ琴先生のアドバイス「とりあえず書き始めること」について

作者: 中将

筆者:

 ご覧いただきありがとうございます。僕はどちらかというと、思ったことを直ちにやらないと忘れちゃうタイプです(笑)。

 最速で1分前に会話したことでも忘れてます(笑)。



質問者:

(それって若年性アルツハイマーじゃ……)



筆者:

 今回は創作者向けの内容として、


 第149回シオヤマ琴先生は、商業化をするための(評価が乏しい下民への)アドバイスとして「とりあえず書き始めること」と「運」が重要だとおっしゃっています。


 今回は僕なりの見解を追加せていただきたいと思います。


 僕は実績は無いんですけど、幅広く色々な分野に興味があるので多角的に分析してみたいと思います。


 質問者さんは考えたこと・思ったことをすぐにやるタイプですか? 後回しにするタイプですか?



質問者:

 私はどちらかというと後回し派ですね……。

 しっかりと考えてから物事に取り組んでできるだけ100%に近いものを出したいですね。



筆者:

 おぉ~真面目ですね~。


 今日は、茂木健一郎先生の『「すぐやる脳」のつくりかた』を参考に解説していきたいんですけど、それは非常に「日本人的」だということの様です。


『日本人が、すぐに決断し行動に移せないのは、「きっちり集団の決まりを守る」という教育の結果である。この決まりを守る文化が、脳の抑制となり、行動にブレーキをかけている。


 決まり=ルールによって、行動が大幅に制限されるようになった。結果として、誰かの指示を待つことで、自分の決断や行動にストップをかける癖が付いている。』


とあります。



質問者:

 やっぱり決まりを守らないとダメですからね。



筆者:

 そうですね。


 ただ、茂木先生は『行動 → 気付き → 受容 → 行動』のサイクルを繰り返すことによって人・物・金などに巡り合うチャンスに行き当たるとしています。


 僕の持論ではシオヤマ琴先生のお便りのように、

文章に関して言うと誰かを誹謗中傷したり傷つけたりするものでない限りにおいてはドンドン書いて出しちゃっていいと思うんですよ。



質問者:

 え~。そんなんで大丈夫なんですか?



筆者:

 僕は比較的時事問題をメインに考察しているわけなんで特に痛感するんですが、

 タイミングを見計らいすぎて、


「旬が過ぎちゃった」


 っていうことがあるんですよ。『没ネタ』としてデータとして存在しているだけのフォルダがありますね(笑)。


 時事問題エッセイ以外においても、やはり流行り廃りというのがありますからね。

 流行りに乗っかっていって一気にコミカライズ化ということもあると思うんです。



質問者:

 うーん、でもやっぱり売れているのはそれなりに

 シナリオとかちゃんと練り込んだほうが良いような……。



筆者:

 僕は一番練り込むところは物語背景と人物設定と大体の流れを決めることかなと思います。


 まぁ、僕は人物設定がヘタなんですけどね(笑)。


 エッセイですら、書いていて調べたりしているうちに“これを重視するのに方向転換しよう”ということがあります。


 つまり、書いているうちに“こっちのほうが良い”と方向転換することがあると思うんです。


 シオヤマ琴先生の返信の中でも、


 『書き始めると意外とキャラが勝手に動き出してくれることも多々あります。』


 とあるのを読んで個人的には凄く納得しました。


 書いているうちに、当初の予定と比べて「キャラ変」が勝手に起きてるんですね(笑)。

 そうなると、ある程度のラインで妥協して書き始めたほうが良いと僕は思うんですよね。


 これは作品を作り出し公開する「アクセル」と練り込んでからやろうとする「ブレーキ」の「バランス感覚」が大事なんだと思います。



質問者:

 なるほど……。



筆者:

 またシオヤマ琴先生は「運」も大事だとおっしゃっています。


 ヒットするかどうか正直書いている段階では分からないのは、書き手の誰しも持っている不安だと思うんです。


 ただ、「運」を掴むためには「打席数」というのも大事になると思うんですよ。


 株にしろ競馬にしろパチンコにしろギャンブルで勝っている人々は1発で宛てまくっているわけでは無く、「研究をしつつ、試行回数を重ねている」んですね。


 僕の周りに株のセミプロみたいな人がいるんですが、元手を何億か使ってそれを分けて何百回もやってようやく2割儲かるみたいな感じのようです――僕はその元手がありませんが(笑)



質問者:

 「運」を掴むためにも回数をこなしていく必要があるんですね……。



筆者:

 宝くじを当てたい人でも1回の抽選につき1枚しか買わないケースは少ないと思うんです。

 それと同じ感覚ですね。


 また、読者の反応を見ていると、


「こうしたほうが反応が良いのかも?」

「これについては書かないほうが良いかもなぁ」


 というのが分かってくるんですね。

 これはある程度公開しなくては分からないことです。

 

 僕はちなみにエッセイを書きまくって行間を開けると読みやすい事に途中から気が付きました。

 そんな訳で、初期の頃と比べて格段に意味段落で行間を開けるようにしましたね。

 そしたら僕の中の作品では数字もPTも上がるようになってきました。



質問者:

 ですが、作りたい作品が長編ばかりの場合はどうしたらいいんでしょうか?



筆者:

 先ほどの茂木先生の本にも『リスクを考慮するからすぐに動けない』ということがあります。


 文章で言うのであれば、アマチュア作家はかけた投資(時間)に対するリターン(評価・お金)が無いとガッカリしてしまうわけです。


 ですから僕的なお勧めは「書きたい長編」を書きつつ「訓練のための短編」を完成させることが大事かなと思います。


 長編と言えど、結局は短い物語の集合体であることが多いと思うんで短編を作るスキルは無駄にはならないと思いますね。



質問者:

 なるほど……。長編小説の中にも小話はありますからね。



筆者:

 行動することや作品を完成させることで「自分だけではコントロールできない要素」というものがプラスに働く可能性があります。


 そういった要素は周りからのサポートやタイミングといったことですね。


 こうした偶然の巡り合いを引き寄せる力を『セレンディピティ』というようです。


 また作品を「完成した自信」というのも大事になってくるんですね。

 ある程度の成功体験が無いと「何を書いたらいいのか分からなくなったり」してしまいますからね。


 とりあえず何でもいいので「思い立ったが吉日」でドンドン作品を創り上げることが大事だと思います。



質問者:

 プロの作家になろうという方についてはやはり作品を沢山作って公開することが大事なんでしょうかね?



筆者:

 そうだと思います。

 まぁ、そもそもプロになろうと思うのなら文章を書くのが苦痛ならやっていけないと思いますけどね……。


 ただ、社会人の方やもうすぐ就職される方に関しては創作一辺倒というよりも“収入や生活の安定”を第一に考えたほうが良いですね。


 必ずしも創作で継続的収益を上げられるとは限らないので、それ以外の「手に職」が必要になってくると思います。


 僕もまぁ、そこそこ働きながら「何でもいいから1日3000字」を目標にやっているという感じですね。

 社会人の方は生活基盤が他にあって「当たったらラッキー」ぐらいの気持ちでいたほうが良いと思います。



質問者:

 筆者さんいつも気楽そうですもんね……。



筆者:

 まぁ、数字を出していない僕が何を言っても説得力はない気がしますが、

 「分析」をすることだけは好きなんで、この考察がある程度皆さんの参考になっていただければ幸いですね。


 僕もエッセイ以外の作品を何か完成させなくちゃなぁ。

 構想はあるんですけどキャラ付けが苦手で(笑)。


 

質問者:

 (アンタ自身が一番独特だよ……)



筆者:

 ということで、ここまで読んでいただきありがとうございました。

 このように話題になっていることや、時事問題、政治・経済、マスコミの問題について個人的な考察を書いてまいりますのでどうぞよろしくお願いします。


 今後も創作活動を頑張っていきましょう!

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― 新着の感想 ―
[良い点] 新作を書く上でのポイントが体系的に言語化されててありがたい。 [一言] まず本文を書きだしちゃうというのは本当に大事だと思います。 私の場合は、キャラ付けも本文を書く上で初めて決まってくる…
[良い点] 私などよりよほど分析された上での文章で、読み応えがありました。 [一言] トップページには1日ほどしか掲載されていなかったので、誰も読んでなどいないのではと思っていました。
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