そして今生は【200字】
島猫。さまの「スティックのり」と、しいな ここみさまの「人生は一文あれば表現できる」を拝読して勢いで書きましたw
いろいろなことがあった。人生を語り尽くすには短い言葉だがそれで十分な気もする。
思えば幼少から剣を手にして戦場にあって、勲章だらけの偉そうな髭をした首級を数えるのに指が足りなくなる頃には、北の黒い魔鳥と呼ばれていた。
そして好敵手の南の狂い紅竜と相討ちになり生涯を終えた。そのはずだった。
しかし転生した今生で、神は我に何をさせようというのか……。
「ゴンぞう~散歩に行くわよ~」
了解した、我が主人よ。わん。