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小宇宙の作り方

作者: 西都

 俺は毎日ウソをついている。嘘の町のウソの人間ミニチュア俺が失敗してしまったのは、町の規模が大きくしてしまったことだ。

 

 地球がどうやって誕生したのか。宇宙がつくったのか。創造主が何とか…とか。生まれる前から聞かされて来たから、と思う。

 僕の小宇宙には三つの星がある。理解されなくて平気だし僕も君に興味がわくことはないし。

 一番色鮮やかで綺麗な星がミニチュアの星なんだ。

 この小宇宙の大半を占めている。規模が大きくなってしまったから。僕なんて消されてしまうのだろうな。一瞬で。

 二番目の星は五つあるのだけれど、海に島が出来たようだ。自然の力ってすごいよね。緑いっぱいの森には未確認生物や植物が呼吸をしているのかな。

 青空だよ。

 ぷかぷかと浮かんでる。緑が生えている。

 三番目の宇宙が3畳くらいかな。十分なんだ。出来るから。

 ミニチュアの大都市が騒がしくなった。地震…でもないし火事が発生しているわけでもない。人々が大混乱を起こしている。動かない、消えない影。塗ったと言ったら、消されてしまうのか。救助が必要か。大混乱が一刻も早く収まることを祈るしかない。

 誰だ君は。今、君に相手をしている暇はないのだ。事態の解明を求める。会見を待とう。僕は人々の声を聞いていないじゃないか。一体何があったのですか?


 ミニチュアは大都市で電車の数も多い。毎分おきだった。高層ビル。老舗のショッピングセンター。人、車の交通量が多い。道路に物語がある。俺は、僕にこういうのだ。目があった瞬間にそれぞれの物語りが枝分かれする、のだと。

 あれは、ペットボトルだ。5本横に並べたのは僕の性格で、水の量は遊び心で10ccとか。一番多くて250ccだ。

青空はペットボトルのキャップである。ぷかぷか浮かんでい緑や島は苔かヘドロのようなものである。


 ウソをつくことで俺は生きてきた。

 ウソに、いかされてきた。ウソに従っているのではなく、ウソをつくことでしか俺は生きれないのだ。ハマってしまったことに納得がいく。ミニチュアハウスに。

 

 星は二つで規律が保たられるはしい。僕の3畳の星が消される。これは、戦争なのか。


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