夜職の昼の顔
ここに書いてるエピソードは、事実であーる。
3年前、バツ2になったのをキッカケに、やりたかった事をやってみようと、オーガニックランチと挽きたてコーヒーを売りとして繁華街から少し離れたマンションの多い一角で喫茶店を経営し始めた。
旧姓の足立千佳子として再スタート。
自然派ランチの店だし、ナチュラルメイクの美意識高いお姉様、奥様方が美しさ維持のために来てくれるだう、、、。
が、しかし、そんな期待はアッサリと裏切られる。
ここは風俗街から自転車で10分。
ラブホテルが風俗店と提携して、ホテルの前にお客さんが来て、女の子は風俗店が送迎とか、マンションの何室かを風俗店が借りて女の子待機とか、さまざまな形態で処理が行われる。
処理と言っては失礼かな?
うちの喫茶店の常連さんは、、、、、、
処理のお手伝いをする、お姉様方。
ここから出勤していき、休日は、ここを自分のリビングのようにして時間をつぶす。
コーヒーを注文してから、コインランドリーに洗濯物を入れに行き洗濯終ると取りにいき、ここへ戻ってくる。
「千佳子ママっ、このパンツめっちゃかわいいやろー。」
店の中で普通に広げる。
こんな素の彼女達を見てると、喘ぎ声やイッた顔など想像できない。
とても可愛く、無邪気な笑顔。
私が彼女達のお母さんぐらいの年代だからか、彼女の働く場所から近くもない距離だからなのか。お客様というより家族に近い。
彼女達との時間を私は風化させてしまいたくない。
この出会いで、私も変われたのだから。
彼女達と私の記録を残しておこう。