04600.ファミリーのレストラン
魔法の開発で重要なのは、イメージ。
実際は『術式』だったり『取引』だったり、色々大事なものはある。
だが今回は、そのあたりを置いておいて、とにかく想像し続ける。
レストランの奥にある一番大きな席。
そこに座るのは、六人の同級生。
全員が小学校低学年程、まだ無邪気で争うことを知らない(重要)。
同じ小学校に通う僕たちは、放課後いつも一緒に遊ぶ仲だった。
今日みたいに、休日には朝から集まることもある。ファミレスの隅っこをフリードリンクの注文で占拠したりして、長々とお喋りしすぎてお腹が空いてしまったりもして、最後には食事を食べ始めたりして――
小さいラスティアラが一人用のあつあつ鍋を、ふーふーしながら頬張ったり。
小さいマリアは礼儀作法を気にしながら、焼き魚定食とゆっくり格闘したり。
小さいスノウは大好きなステーキを切り分けることもなく、我武者羅に噛み付いたり。
小さいディアはリーパーと一緒に、どでかいパフェを食事代わりに楽しんでいたり。
――凍り付いていた幼少期への憧れだろうか。そんな小学生の友人たちに囲まれている自分を、僕は強く想像していた。
そのイメージは魔法として固めやすかった。
魔法の『術式』も作りやすい。要は姿だけ、時間がずれればいいのだから。
それは張りぼての『作りもの』かもしれない。
ありもしないのに懐かしい幼少期かもしれない。
しかし、構わない。
精神にも干渉させて、『世界』にも協力して貰おう。そうすれば、一時的に夢のような状況を再現することができる。それは例えば、「203■年に設立。国際化が完全浸透した世界情勢に合わせて、国が主導して作られた学校――」なんてふざけた設定の『学園世界』さえも可能に――
「――なんか、さっきからカナミが変な顔で固まってるな」
と、そのトリップめいた脳内魔法開発の途中に、ディアの声が聞こえた。
みんなの純真無垢な子供時代を想像しているだけなので、気にしないで食事を楽しんで欲しい。そう思ったが、スノウ、ラスティアラ、リーパーは容赦なく突いて、僕の変な暴走を止めてくれる。
「たぶん、さっきの姿を変える魔法を、魔法研究者として構想してるんだと思うよ?」
「いいや、これは違うねっ。私には分かるよ。これはやばい妄想を変な方向に、むくむくと膨らませてる顔だ。……んー。たぶん、『世界そのものを幼少期に染める魔法』あたり? すーぐカナミはラスボス的な方向に逸れるよね!」
「あっ、マリアお姉ちゃんも妄想で固まってる? ラスティアラお姉ちゃんが、変な魔法を希望するからだよー」
そこまで指摘されて、僕は目を開けて、意識を『現在』に戻す。
そして、僕と同じく妄想していたマリアと視線を交わす。
お互い、先ほど会話に出た『外見年齢を変える魔法』が気になりすぎて、数分ほどトリップしていたようだ。
マリアと僕は首を小刻みに振りながら、色々否定していく。
「……も、妄想じゃありませんよ? ただ、面白そうな魔法だなあと思っただけで。ねえ、カナミさん」
「あ、ああ。いまの僕でも『外見年齢を変える魔法』程度なら開発できそうだなあって思って、ちょっと夢中になっちゃっただけだ」
「私もそんな感じです。ちなみに私は、炎の温度差を利用して、蜃気楼を生む方向性の『術式』を考えましたが……」
「いいね。蜃気楼を纏うのはいいアイディアだ。幻覚系魔法に繋がるイメージもしやすい。そう、つまり……、僕たちは幼き日の幻影を視続けてるんだ……。あの淡く橙色に引き延ばされた時間には、雨上がりの土と空の匂いがいつも満ちている……」
「いや、カナミさん。もう『詠唱』は考えなくていいんですからね?」
「いまのは、ただの趣味だから。でも、いい感じだったから、あとでメモっておこう」
「……そういう行為自体が、なにか変な『代償』を生みそうで怖いんですが」
「大丈夫、大丈夫。もし使うときは『詠唱』にならないように、上手く詠唱するから。そこはプロだから、任せといて」
「いや、何の意味もなく詠唱するのは、ただの変な人なので止めて頂きたいって話ですよ」
「いやいや、詠唱って本来こういうものなんだよ? 『代償』とか『取引』とかは外道で、魔法の前にバーンと心置きなく叫べて気持ちいいってのが、本当の詠唱の在り方なんだから!」
「何を馬鹿なことを……と言いたいところですが、カナミさんは『詠唱』を広めた千年前の始祖でもあるので、色々と言い返しづらいのが困りものですね。はぁ……」
と軽く談笑して、お互い妄想はなかったことにして、手元にある食事に手を付けていく。
マリアは器用に箸を使って焼き魚の定食を、僕はフォークでパスタを絡め取っていって、それぞれ口の中に放り込んでいく。
美味しかった。
僕とマリアはニコニコと笑い合う――のだが、ラスティアラは先ほどの妄想行為を見なかったことにしてくれない。
手元のお子様ランチを突きつつ、首を傾げながら話を続ける。
「――ぶっちゃけ、カナミってロリコン気味っぽい? いまみたいに幼少期への憧れが異常だったり、あの幼児体型なティアラお母様に惚れちゃったりしてるし」
きっつい指摘だった。
確かに、思い当たる節はなくもない。
先ほどの「『外見年齢を変える魔法』が欲しい」という話は、いま恋人であるラスティアラの精神年齢が子供に当たることが根本であり、始まりだからだ。
だが、それでも明確に、僕は「違う」と言える。
いまならば、逃げることなく自分の深層心理とも向き合える。
「それは違うよ、ラスティアラ。ただ、ずっと僕の恋愛感覚が、湖凪ちゃんの死んだ小学生あたりでストップしていただけで……。いまのラスティアラの大人な見た目も、凄く大好きだよ」
と僕からも色々ぶっちゃけ返すと、ラスティアラは困惑しながら少し照れる。
「そ、そう? それなら、嬉しいかなあ? いや、それよりも『死』が心を止めるって言い方が、なんかドラマチックで格好いいね……! この中だとディアとスノウも、そういうところあるよね?」
そして、その動揺からか、性癖全開の反応をしてしまう。
褒めているつもりだろうが、ディアとスノウのデリケートなところに容赦なく触れていたが……そのデリカシーのなさには、もう二人とも慣れている。
「ラスティアラ、おまえなあ。いまの流れで、そういう話を笑って振ってくるから、みんなから怖いって言われるんだぞ?」
「こういうところが、ラスティアラ『様』って言いたくなる所以だよね……」
その呆れた返答に、ラスティアラは「えっ!? いまの怖かった?」と不安げになる。が、すぐにディアは苦笑して、自分よりも幼いと知ったラスティアラにお姉ちゃんぶっていく。
「いや、俺はもう怖くないから、大丈夫だ。むしろ、そこがおまえの可愛らしいところだと思ってる……。で、確かにおまえの言うとおり、俺の幼少期は色々止まってたな。使徒の仕事に『私』が押し潰されて……、ははっ、ちょっと懐かしい」
「私も小さい頃は碌なもんじゃなかったなあ……。大切な人が死んじゃうと、確かに色々とストップするよねー。本当はストップしちゃいけなかったんだけどさ」
ディアとスノウは、それぞれ『私』と『親友』の『死』に遭っている。
しかし、だからと言って立ち止まってはいけないとも分かっている。
むしろ、楽しく飛翔んでいくことが大事だと、ステーキを食べきったスノウは強欲にも横からディアのパフェを奪おうとして「やめろ、馬鹿!」と怒られて「私は食らってでも生きていく!」と返しては、一緒に笑い合っていく。
ただ、その『死』について話しつつも朗らかすぎる空気は流石に変だと、まともな神経と常識でリーパーが忠告する。
「ディアお姉ちゃん、スノウお姉ちゃん。二人とも間違いなく、お兄ちゃんやラスティアラお姉ちゃんの性格に毒されてきてるよね……。本当は、そういう暗い話を笑いながらするのは、精神的に良くないからね?」
そして、その忠告には、仲間の中で最も良識を保っているマリアがすぐさま乗って、別の話題をあげていく。
「ですね。なので、ここは健全に、もっとレストランの話をしましょうか。……というより、本当に美味しいんですよね、ここの料理。このレベルのものを、ずっとカナミさんは子供の頃から食べていたんですか?」
「え……? ああ、うん。……いや、ちょっと違うかな。余りファミレスには連れて来て貰えなかったんだ。だから、こうやってみんなとここで食べられるのは本当に嬉しいよ」
「へえ。そう言えば、カナミさんは上流階級に近いと言ってましたね。もっとランクの高いものを常日頃から食べていたということですか?」
「かなり裕福な家庭だったからね。と言っても、手作りで何かを食べさせて貰ったことはないけど」
「つまり、外食の高級料理ばかりだったと……。どちらにせよ、カナミさんは下地からして『料理』のレベルが私とは違ったんですね」
「いや、異世界料理の分、『料理』の知識に幅があっただけで……。間違いなく、マリアの『料理』のほうが上だよ。スキルの数値も、それを証明してる」
「そう言ってもらえるのは嬉しいですが、この『異世界』では間違いなくカナミさんのほうが上ですよ。……ちなみに、この焼き魚の味付けは醤油でいいのですか?」
「うん、それは醤油がベースで……向こうにも、醤油あったよね?」
「あります。疑似的な醤油が、色々と。たぶん、カナミさんが千年前に広めたやつです」
「上手く魔法《ニュー・リーディング》は機能してるね。あとは、酒と砂糖をちょっと足してる。そこまで、向こうと変わらないと思うよ。ただ、順番と焼き方が大事で――」
と互いの大切なスキル『料理』に繋がって、焼き方の話まで続いていく。
そのとき、いま出てきた単語に、リーパーが大げさに反応していた。
「――そうっ、シュガー! つまり、砂糖! アタシ、ほんと砂糖がお気に入りだなー! 甘くて美味しいからっ!」
それに隣のディアも、一心不乱にパフェを食べ続けながら同意していく。
「ああ、甘い……。甘い美味い、甘い美味い、甘い美味い……!」
「ディアお姉ちゃんもハマってるし、砂糖の大量生産が向こうでも望まれるなあ」
パフェを食べるのはいいが、ちょっとディアが狂気的だ。
なのでリーパーが、きちんと「ただ、食べ過ぎは太るから、気をつけようね」と忠告して、軽くストップをかけてくれる。
さらに「甘いもの以外も食べるから際立つんだよー。ということで、次は何食べる?」と続けていたので、ディアのことは安心してリーパーに任せられそうだ。
パフェ二人組は、真っ当に甘いものを好いているようだ。
以前、クウネルは「甘過ぎる」と苦手にしていたが、あれは単純に年のせいだったかもしれない。
と、ちょっと失礼なことを考えていると、注文したステーキを三皿平らげたスノウが呟いて、ラスティアラが加わる。
「ほんと美味しいね。でも私的には、ちょっと量が少ないかも……」
「私も、量がなー。最初、せっかくお鍋を頼んだのに、なんか思ったよりちっさかったし」
最初に頼んだ一人用お鍋に、ラスティアラは文句を付けていた。が、いま目の前にあるお子様ランチの旗を指先でくるくると回すことで、ご機嫌でもある。
その様子を見ながら、僕は懐からスマートフォンを取り出す。
「ここは、みんなの好き嫌いを確かめるのがメインだったからね。……でも、みんな食べられないものはないって確認できたから、次は食べ放題のお店にでも行こうか。近くに色々とあるみたいだ」
そのまま、軽くお店を調べていく。
すると隣に座っていたラスティアラが、横から覗き込んで聞く。
「あっ、それ……。えーっと、なんだっけ、すまーとふぉん? 私たちの世界で偶に弄ってたけど、こっちだと本格的に使ってるね」
「充電の心配が完全になくなって、もう使いたい放題だからね」
「それ何やってるの? 前みたいに、時間の測定とか明かりとかに使ってる感じじゃなさそう。《ディメンション》みたいなことができてる?」
「んー……。スノウの振動魔法の通信みたいに、遠くにある情報を受信してる感じかな? でも振動だけじゃなくて、こうやって映像も受け取れる」
「んんー? つまり、それは魔法の波動みたいなものを集めるキカイで、その波動に乗った記憶がそこに映ってる……ってこと?」
「……勘が良すぎてびっくりだけど、そのイメージでいいよ。正直、そこまで難しい仕組みじゃないからね。魔石と魔法を使えば、向こうでも再現できると思う。電線の模倣が『魔石線』だったから、電波塔は『魔石塔』とかになるのかな?」
もし再現するならば、人体に悪影響のない魔法の電磁波が必要に――いや、電磁波や振動にこだわらなくてもいいだろう。単純に情報の詰まった魔力を遠くまで飛ばせれば、それでいい。ただ、その方向性で技術を突き詰めると、結局は例の『糸』の劣化版になるかもしれない……。
躍起になって魔法で科学を模倣するのはいいが、本来の魔法の良さを消すだけのパターンになりそうだ。
それを確認したところで、手頃な食べ放題のお店を見つける。
その詳細をホームページで眺めていると、そこに映った写真にラスティアラは驚き、目を輝かせた。
「うわっ、お鍋でかっ。これだよ、これっ。こういうのが一番いい!」
「うん。それじゃあ今日は色々と買い物してから、最後にここへ寄って――」
「これを、お家でしたい!」
言い切る前に、ラスティアラは希望した。
今日のエスコートの予定が崩れるのを感じつつ、僕は確認を取る。
「え、あの家で食べるの?」
「うん。あの家で」
「綺麗に掃除はしたけど……、狭くない?」
「狭いのがいいんだよ!」
「ああ……、そういえばそういう感じだった。僕も、そういうの嫌いじゃないけど。んー……」
「みんなで材料一杯買って、あの狭いキッチンでたくさん作るのって、きっと楽しいと思うよ? あと、ここで食べてて思ったけど、こっちのお店ってなんか騒ぎにくい!」
「一応、連合国の酒場みたいに騒ぐ前提のところもあるにはあるよ?」
「あと、お酒の問題。さっき話した変身魔法でもない限り、リーパーとかにお酒呑ませれないよね。こっちだとさ」
「……そうだね。堂々とリーパーに呑ませてると問題がある」
「だから、家がいいんだよ。やっぱり、家がさ!」
家、猛プッシュである。
しかし、それはラスティアラ一人の趣味の話じゃないかと、僕は周囲を見回した。
だが、仲間たちも特に不満はなさそうだった。むしろ、「家が落ち着く」「人目が気にならないからね」「安全性もいい」と賛同している。
それでも、僕は食い下がっていく。
「でも、あの家って借り物だし、お隣さんもいて……」
「防音の魔法を常時かけてたら大丈夫! 宿とかで使ってたアレ!」
「ま、魔法を使っていいって言っても、乱用は……」
「こっちの『世界』さんも、あの《コネクション》がある場所ならいいでしょ? ねっ?」
見回していたラスティアラは、最後に適当な空中を見てから、軽くお願いした。
すると、一瞬で返ってくる『元の世界』からの反応。
慣れている僕だけには、はっきりと分かった。
ラスティアラに死ぬほど甘く、「あの家には門の魔法が元々あるし、そこでの魔法の使用はいくらでも」といった感じの反応をしていた。
魔法の勉強をしたいという『元の世界』の願望もあるだろうが、これは……。前から薄々と思っていたけど、彼は僕以外にかなり優しい。正確には『理を盗むもの』に厳しい? が、正しいのかもしれない……。
とにかく、僕は世界の法を犯した前科ありみたいな扱いをされているようだ。
偏見の目が酷い。純粋な『異世界』ちゃんとは真逆だと思いつつ、その偏見の塊の彼の見解をラスティアラに伝える。
「…………。静かに遊ぶための防音魔法なら、いくらでも使っていいって反応してるね」
「よーし、おっけー! それじゃあ、みんなで『料理』しよう! こっちの材料を使って、何の先入観もなく!」
その提案にマリア、スノウ、ディアが答えていく。
「私はラスティアラさんに賛成です。また一緒に『料理』がしたいです」
「私はたくさん食べられるならどこでも……いや、みんな楽しいのが一番かなー?」
「俺は甘いデザートがあれば、オーケーだな」
ただ、内二人が『料理』に積極的ではなかったので、提案者のラスティアラは先んじて釘を刺しておく。
「駄目だよ! 食べるだけの専門業は許されない! みんなで作って、みんなで食べ合うんだからね!」
「マジか。それだと、俺とスノウあたりが酷いことになりそうだが……」
「もし変に残っても、責任持って食べるから大丈夫! 主にスノウが!」
「えぇえ……」
僕を置いて、次々と話は進んでいく。
しかし、もう僕一人が抵抗しても無駄なようなので、僕は観念するしかなかった。
――そして、次の予定が決まったところで、みんなの食事は終わる。
急ぐようにみんなは席を立ち、会計は僕が終わらせていく。
レストランの外に出て、ラスティアラはお子様ランチの旗を手に、マリアと一緒に当てもなく歩き出す。
「食材集めの旅だ! 初めての『異世界』で、美味しいものを探せ!」
「いいですね。私は調味料を買い漁りたいところです」
場所は『異世界』。
しかし、本当に気軽な目的の旅だった。
その先導には、スノウとディアも続いていく。
「食材かー……。あそこに飛んでる鳥とか、捕まえてもいいの?」
「駄目に決まってるだろ。何言ってんだ、スノウ」
「それじゃあ……、海? 久しぶりに潜ってみようかな」
「いや、色々法律があるって、こっちへ来る前に学んだろう……。って、おまえ。みんながいるからって、話を碌に聞いてなかったな」
「えへへ……。ディア、ちゃんと私を見張っててね」
その一行の最後方では、リーパーが僕に聞く。
「お兄ちゃん、いいの? 本当は、みんなともっと別の場所に今日は行きたかったんじゃない?」
「ああ。まずは、みんなの服とか買いたかったけど……」
クウネルのときと同じ流れを予定していた。
これから電車に乗り、服を買って、ゲームを紹介して――しかし、同じ流れにはなってくれないらしい。
その流れの変化を、僕は歓迎する。
やっと心から歓迎できるようになっていた。
「また今度にしよう。今日はこれで……、これがいい」
「そっか。なら、今日は食べ物で始まって、食べ物で終わりそうだねー。楽しみっ」
そして、ゆっくりと僕たちは歩いて行く。
穏やかな気持ちで、懐かしい匂いを嗅ぎながら。
僕の故郷を、仲間たちと一緒に。
短くてすみません!
副反応大変だった!
あと、このくらいで一旦「後日談の日常という甘いデザート」にストップをかけたいと思います。
ちょっとシリアスで苦い「両親編」を少し……。




